【2/12】 ダンゲロスSS(109)スカーレットVS榎本レン

榎本レン

エピソードの総文字数=2,740文字

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他の人は書き込んではいけませんよ!

面白かった……まさか、時を止め返すなんて……
彼女の名前は心石 花火!相撲の勉強のために、漫画を参考にしている! いわゆる、ジョ○○女子である!

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眠い……そろそろ寝よう。
花火は、重たくなった目蓋をこすりながら、ベットにいるハムスターに話しかける。

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僕に人生を楽しむ権利なんてないのかもしれない…… けれど、良い明日を目指そうと思う 頑張ろうね。夢太郎
へけっ!くしくし
おやすみなさい
* * *

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う……うーん、あれ、ここは……

花火はみたこともない、森の中を歩いていた。

一体、ここはどこだろう。身体が勝手に動く。

花火は木々の隙間から漏れる白い光に向かって歩いていく。


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あ、これ夢か、そうだよね 僕、ベッドで寝ていたはずだし。
白い光の先には広場があった。そこ一体だけ小さな草原のようになっている。

そこに兎のマスクを被った、人間がいた。もしゃもしゃと何かを食べている。

花火はその光景に思わず、口を手で覆った。

――口からはみ出る人間の指が、みえたからだ。

――自殺した親友の顔が……フラッシュバックした。

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あらあら~、夢の世界に迷い込んできましたか……

ときどきいるんですよね 夢が混線して、入り込んでくる人間が……まだ食べたりていなかったところです さて、あなたの魂も、美味しいですかねぇ~

背筋に悪寒が走るッ!――ただの夢ではない……これは……違う!――

花火の魔人としての直感がそう告げていた……

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何をしている! これはただの夢じゃない! いじめていた奴と同じような顔、快楽に走った……くっ人間を食べたのか!


ほう、夢の世界に適応するのが早い……これは、さぞかし、面白い人生を送ってきたのでしょうねぇ ――そう、ここは私の妄想が形を成した夢の世界!魂の檻! あなたの魂はこの世界に囚われました! そしてこれから……私、無現  得夢が! あなたの魂、人生をいただきます!
そんなこと、させるもんか!

無現が手を振ると、周りにある木々が枝をこちらに向かって伸ばし襲いかかってきた!

――夢の世界、なんでもありってことか――、花火は心の中でごちた。


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どうする、いや……こんなとき、漫画ならッ!(そう、眠る直前に読んだあの漫画なら!)

 (妄想しろ!あの漫画のように! スタン○のように夢の世界に能力をもちこめるのだと!、魔人能力が使えるのだと!なぜなら!ここは妄想を形にした世界!そして僕の夢でもあるのだから!)

――魔人能力発動! 花火八十二手!

花火は身体を大きく捻り、四方八方から襲いかかる木々たちを張り手により、噴出した炎で焼き払う!


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おおッ! あなた、魔人でしたか! 素晴らしいッ! 私の夢の中で能力を使えるとは!


 魔人と戦うのは初めてです あなたの人生を体験するのが楽しみになってきました! 

それでは~!これならばどうですか……

世界よ!我が妄想を形とし、その姿を変えよッ! 

――アクアッ!

無現が叫ぶと、世界が歪んだ。小さな草原だった場所は湖となった。花火はたちまち、湖の中へ沈んでいく。

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(くっ!)

はははははッ! 水の中では火は意味を成さないでしょう? さて、回収して魂を味わい――馬鹿なッ!


無現は驚愕した。湖の水が湖の底まで真っ二つに割れていたのだ……。

それはいかなる原理なのか……花火は、割れた湖の底から水を操りながら、水を足場として無現のいる上空まで登ってくる!

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ええい!何をしているッ!水よ! 奴を攻撃せよ!
湖の水の一部が、花火に襲い……かからない! すべて、寸前で花火の身体から逸れていく……

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おまえ、自身の能力を完全に把握できていないようだな

おまえ自身が言ったじゃないか ここは妄想が形を成した夢の世界だって……なら——魔人である僕が相手だと何が起こると思う?

魔人……妄想……、まさか私より、妄想力が高いから攻撃が通らないのか?……

ふざけるなよ?!この世界を作って維持しているのは私なんだぞッ!私は夢の世界の主なんだ! 

僕の妄想力は53万だ。――なんちゃって……
おまえの能力によって妄想力が世界ルールを支配すると決定づけられたならば、妄想力の高い方が勝つのは道理!

三度のご飯より妄想が得意とする魔人とは相性が悪かったな!

まあ、夢から抜け出せるのはどうやらおまえだけの特権みたいだけどね
クッまだだ、まだ終わらんよ!

妄想力の差が、決定的な勝敗に結びつくものではないということを教えてやる!

いや、終わりだ ……なぜなら—―
何を……ぐああああああ?!

花火は自らの足場にしていた、水をジェット噴射のようにし、一瞬で無現の目の前へ移動した! 張り手!張り手!張り手! 水を頼りに前後左右上下様々なところへ移動し、張り手による炎を無現にくらわせる!


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さあ、もう降参しろ……おまえに勝ち目はない 僕を解放しないと、この炎で次は顔を炎上させる

……ふふふひ、あはははははははははッ!

素晴らしいッ!私の能力を逆手に取り、自身の能力と組み合わせるとは!


やはり、無意味な現実とは違い、夢の世界は最高ゥーだああああああ……あひゃひゃひゃひゃァーッ!


(笑っているだと……?) 何を言っているんだ?……
刺激的な最高のッ! 戦いでしたッ!貴方ならばッ!私に刺激的なッ!「意味のある死」をッ!与えてくれることでしょうッ!

さぁ!どうぞッ! 私を殺してくださいッ!

あひゃひゃひゃひゃひゃァッー!

(……ゾクッ?! 狂ってる!)

——おやァ? 動揺して妄想力が弱まりましたねぇ?
その動揺が命取りとなった。 無現が指を鳴らす前に花火は攻撃できなかったのだ。

パチンという音とともに、花火の視界が歪んでいく。

そして、花火は全身の痛みと吐き気に襲われ始めた!

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何をした……!

賢い貴方ならば現実に戻ればすぐに理解しますよ さようなら炎の魔人 刺激的な戦いでしたよ


待ッ——
もう一度無現が、指を鳴らすと、その場から花火は消えた。

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魂を沢山喰らっていなければ、私も◯◯し、魂が劣化していましたねえ


夢の中で実体化した魂は肉体と同じように劣化する……

魂が劣化すれば現実の肉体にも……


この方法、劣化が進みすぎた魂は腐って食べられなくなってしまうのですよ できれば、使いたくなかったのです


……さて、新しい魂を補充しなければねえ あひゃひゃひゃひゃァッー!
(僕は理解した。あいつが何をしたのかを……)


時間を進めたのか……


(結果、僕は急速に老化し、魂が劣化した。)


……ああ、溶ける!溶ける!身体が溶ける!魂の劣化に肉体が引っ張られる! 耐えられない!やめて!やめ……


(親友の名前を僕は半狂乱になりながら叫ぶプツ——僕の意識はそこで途切れた。)

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主人はもういない。夢太郎の孤独な慟哭が家の中に響き渡った。

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完。

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そこまでです!!

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