【2/1】 異世界ダンゲロスSS(100)如月真琴VS脳内☆ロリロリ楽園幻想

如月真琴

エピソードの総文字数=4,474文字

勇者(如月真琴)の執筆スペースはこちらになります!

他の人は書き込んではいけませんよ!

魔王城、エントランスにて――。

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ついに追い詰めましたよ、魔王!!

あなたがやってきた悪事、全て許してあげるので降伏しなさい!!


今なら指三本詰めるだけで済ませます。

わちき……何も悪いこと、してない……。

友達に薦められてやっただけなの! ほんと、信じて……!

他人のせいにして逃げるなんて、なんて狡猾な魔王でしょう!

でも何か見た目が可愛いから愛しちゃう!! さぁかかってきなさい!!

うぬぬ……こうなりゃ自棄っぱちの窮鼠よ!!

アリス様に楯突こうなんて考えの勇者気取りぐらい、わちきが倒してあげる!



奇跡よ、この世に調停と闇をもたらし給え――!!

アリス様万歳ああああああい!!

そう言うなり、可愛い見た目の魔王は一丁の拳銃を引き抜いた。

その銃口を――私、ではなく自分のこめかみへ。実に素早い行動だった。

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――バァン!

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な、何をしているのですっ……!?

自らの命を粗末にするなど――なんたる愚行!

は、はは……わちきに血を流させたこと、あとで後悔するがいい……!

わちきの血脈は光巫女のそれ! どんな奇跡だって起こしてみせる!



そう――いくら無敵の貴女だって、

いずれ地獄に堕ちるでしょう!!

まさか……あなた、ザッハトルテ!?

数年前から行方不明になっていたとは聞いていたけど……。

まさか魔王になっているなんてね。

いや、だから、わちき魔王では無いのだけれど……。
とりあえず、アリス様に栄光あれ――!!



グハッ

そう言うなり、小さく可愛らしい魔王は自らの城の玄関で命を引き取った。

こうして――世界に平和は訪れるのだった。



あぁ、あと一歩「愛する」のが遅かったら――。

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まぁ私も貴女も、無傷なんですけどね。
……なんか面倒くさそうな人だったから、

再生するのは後にしておきましょうか。


さて――あとは魔王城の財宝とお酒を根こそぎ頂いて、

みんなで宴会しておっしまーい! ザ・エンドってね!

◇ ◇ ◇

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魔王城、最下層――。

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クククWWWザッハトルテがやられたようだなWWW
彼女は魔王四天王の中でも最弱……ですわ♪
女神ごときに負けるとは四天王の面汚しよのうwww

なんっつってwww一度言ってみたかったんだよねwww

……それで、どうしますの?

あの無敵と名高い女神様がついに私たちのアジトまで足を踏み入れてしまったわね。命知らずさん。どうやって処分して差し上げましょうか。

ちょwww言葉選び自重www

確かに私たちのアジトだけど、もっと雰囲気大事にしてwww


ここはマスターと私の愛の宿屋だぞ。
君は何を言っているのかね(真顔)
はぁ……相変わらず貴方たちは仲が良いこと。

じゃあ私が追い返してくるわ。行きましょう、コウちゃん。

御意。
◇ ◇ ◇

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魔王城、台所――。

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ふんふんふーん、おっさけー♪ おっさけー♪


あ、最高級ビアだー! しかも100年ものじゃん!

流石だよ魔王ちゃん、愛してるぅ!!

あなた、本当に勇者ですか。

ただのコソ泥ではありませんの?

へへへ……私の世界ではこういうのを「勇者行為」なんて呼ぶんだよ。

鬼ヶ島に行った桃太郎は、鬼を倒したついでに溜め込んであった金銀財宝を人々に分け与える、なんて逸話もあるぐらいだしね。合法、善意!

――ってお姉さん、どちらさま?
こんにちは、魔王です♪
あ、あれれっ……?

魔王は確かっ……私が愛の力で倒したはずではっ……!?



まさか――愛の届かないところで悪しき魔法の影響を受けているッ!?

いや、彼女は本当に魔王でも何でもないのだけど……。
ええい、人々を惑わせていたのはお前かッ!

女神の裁きを受けなさーい!!


ラブリー殺法・感謝の百発ミサイル!!

説明しようッ! 感謝の百発ミサイルとは、

彼女の愛の力で生成されるオーバーテクノロジーなのだ!

機動戦士も真っ青のMAP兵器である!!

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ふっふっふ……この力によって、この城の台所はボロボロになる。

しかし、私とお酒は無傷! ノーリスク!


何故なら私は彼らを愛しているからッ!

ず、随分と自分勝手な愛なのねぇ……。

聞いていた話とだいぶ違うのだけれど。

げぇっ、何故生きている!?
コウちゃんが居なければ即死だったわ。貴女、すごい力なのね。
『お前と過ごした時間、楽しかったぜ――』
コウちゃん、再起不能――。

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あぁ、なんていうこと! 私が愛する前に死んでしまうなんて!

こんな可愛い生き物を肉壁にするなんて、なんたる外道! サディスト!! 


やはり貴女が真の魔王で間違い無いようですね……!!

私だって大切なペットを痛めつけられて、

何も感じていないわけじゃないのよ。



胎内魔王城、開門――!
彼女がそう言うと、辺り一面に影が広がり、無数の魔物が姿を現す――。

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これは……一つの村と勇者を滅ぼしたという、禁忌の力!

まさか貴女は――魔王メタリカですか!!

あらあら、今更気付いてしまったのね……知らなくても良かったことを。

そう、私はこの世界の魔王に呼ばれて、異世界から召喚された魔王なのよ。


世界は私の胎内で、再び一つになるでしょう――。

あなたは指を咥えて見ていなさい。本当の愛とは何か、教えてあげる。

うわあああああ、メタリカ様だ! 本物だ!

まさかこんなところで会えるなんて光栄ですよ!!

えっ

いやぁ、まさか実在するなんて思ってませんでした!

私、あなたに憧れて愛を布教することに決めたんですよ!

そ、それでいいのかしら女神様……。

この世界では創作みたいなものでしょうけど、

一応曲がりなりにも魔王よ? 私。

こまけぇこたぁいいんですよ!

酒瓶にサインしてください、サイン!!


それで今日のところは帰りますから!

う、ううん……?

まぁ利害は一致してるっぽいし、それでいいのかしら。

これにサインすればいいのね? これ?

ありがとうございます!!

一生大事にします!!

◇ ◇ ◇

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で、帰らせちゃったんだ。
流石に戦うのが辛くなったのよ。
急展開ってレベルじゃねーぞWWW
なんか母性に目覚めちゃってね。

思い返せば、あれがジルちゃん様の本領だったのかしら。


いや、でもアレ……演技には見えなかったわよ?

クソがWWW台所が大惨事なんだがWWW

大切にしてたお酒も持ってかれたし、ちょっと世界滅ぼしてくるわWWW

何それカッコいいwww
◇ ◇ ◇

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みなさーん、魔王と和解してサインもらっちゃいましたー!

今日は平和を祝してたくさん飲んじゃいましょー!!!

うおおー、ジルちゃん様万歳!!

俺たちはやってくれるって信じていたぞお!!

いやぁ、私ってば愛の女神ですから。

そんなに褒めても10年ものの最高級ビアしか出ませんよぉ。

ははは、今日は女神様の帰還を祝して乾杯じゃあ――!!
あ、あそこに見えるのは何だ!

一頭の龍がすごい勢いでこちらに接近してくるぞ!

青年が指差す先には――巨大かつ真っ赤な飛龍の影があった!

それはあっという間に大きくなると、村の広場に落下する!

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おいWWW女神どこだぁWWW

お酒返しやがれWWWWW

うわぁ、コイツは火山の支配者、伝説のバハムートじゃないか!!

ジルちゃん様、脅威はまだ残ってます! 愛の力でやっつけてください!!

むむぅ……お酒が欲しいのですか、あげませんよ!!
それ、ワイの蔵酒なのWWWほんと返してWWW
あ、貴女よく見るととてもフェチズムな姿してますね!

きっと作者の愛がたくさん詰まっているのでしょう!!



そんな貴女を――私は愛します!

え、えぇ……?

確かにマスターが愛してくれた身体だけどさぁ……。

って、はぐらかされるかぁ!

バハムート・ブレス・オブ・ゴッド!!

はい、無傷です。
そ、そんな……村も、人々も、お前も焼き払ったはず……!
ふふふ……ここには私の愛するものばかりですからね。

誰一人、愛する貴女には焼かせませんよ!!

今日来たばかりの旅人が焦げているぞぉ!!
無念でござる……。
ああっ、よく知らない人が死んだぁ!

今からでも間に合いますかね!?


近々書籍化するんですか貴方! すごいです、愛しちゃいます!!

おい。
やっほ^^
うわぁ、真の魔王が現れたぞ!
いやぁ、やっぱり私が出ないとダメかぁwww

一時間半にも及ぶ茶番、みんなお疲れ様www

観客の皆様も私の出番が来るのを今か今かって待ちわびてたよねwww


だって、私が主役のSSなんだよ?

マスター、相手は何らかの手段を用いて一切の攻撃が通じないらしい!

私の能力でも歯が立たなかった……でも、マスターの能力なら!

そうだねwwwプロテインだねwww
おやおや、ようやく真打ちのお出ましってわけですか。

これまでの魔王は弱かったですもんね。やっぱり黒幕が居ましたか。

言いたいことは山ほどあるけどwww

まぁどんな能力でも、私の能力で一発なんですけどねwww

だって私は神殺しの魔王だからwww
説明しよう! ロリロリさんが誇る常在の最終兵器、その名はアリス嬢!

その能力をまとめると「相手の能力を改変します・相手の能力の影響を受けません」というものッ! すなわち――ジルちゃん様では太刀打ちできない相手なのである!

素直に敗北を認めよう!!

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すごい衣装が凝ってる!! すごく可愛い魔王なんですね!!

私は貴方みたいな魔王とお酒が飲めるのを待っていたんです!!



さぁ――私がたっぷり「愛」しちゃいますから、

みんなでハッピーエンドを迎えましょう!!

お前さぁ……結局、誰の味方なの?
え? そりゃあ、みんなのお友達ですよ?
そりゃあ美少女が媚び売って、「愛してます」なんて言ってれば、誰もお前に敵対するはずが無いだろう。ゆえにお前は無敵の女神だった。


その行為、ずっと見てきたさ。

でもさぁ――お前は、甘いよ。

このまま2時間逃げ切れば無条件で勝てるなんて思ったら、

大間違いなんだよなぁwwwそんなの甘いよwww


私の能力に溺れて、未完のまま死ねばいい!!

こんな世界、滅びてしまえ!!

アリスが放った一撃は、無敵のアイ・シールドを打ちやぶって世界を貫いた。

ここは――異世界。普段アリスたちが戦っている世界とは、別世界のダンゲロスだった。


あの世界には、魔法使いが至る所に居た。

あの世界には、魔人なんて必要無い。

ゆえに――我々が居るべき世界は、ここじゃない。

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きっと――2人に争う理由なんて無かった。

初めから平和だったはずのSSがなんだ。


みんなでお酒を飲んで、それでおしまい。

それが本来――誰もが望んだSSのはずだった。

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うーん……私は一体どこに……。
おはよwwwジルちゃんwww

もう闘う必要なんて無いんだよ。勝負は私が終わらせたからね。


もう演技はいいでしょう?

ここからは本来の私たちに戻って、

たくさんおしゃべりして、お酒飲んで、平和に暮らそうね。

あはは、私ったら、ちょっとキャラ崩壊しすぎちゃいましたね。

でも、最後は貴方に勝ちたかったなぁ……せっかく、主役だったのに。

能力が伝わらなくても、私に愛は伝わったよ。

ジルちゃんの世界は、ジルちゃんの中で広げていくべきだ。

ん、んん……?

結局私が勝ったんでしょうか? いや、そもそも平和を望んでいたし……。



まぁ、いいや。私はアリスさんとお酒飲みたかったんですよ。

かんぱーい!!

未完の狭間に、乾杯。
おしまい。

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そこまで!

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