アストロン~他人を操れる四駆マシンで自由を手に

自由への羽ばたき ガールズカップ開催! 

エピソードの総文字数=6,450文字

夕日が空をオレンジに染める頃。

半田秀仁は河川敷付近を歩いていた。

そこで市販型アストロンを走らせて遊んでいる男児たちを発見する。

2018/01/03 19:34
「おや? あれは市販型のアストロンですか。もう発売されていたのですね」
2018/01/03 19:35
「盛況なようですわね」
2018/01/03 19:36
秀仁、近くに止まっているタクシーに気付く。

そのタクシーから更雪が降りて来て、声を掛けて来た。

2018/01/03 19:39
「意外ですわね。最近の子供らはカードゲームとかの方をやっているイメージですのに」
2018/01/03 19:40
「男玩のブームなんて意外と一周回って一昔流行ったものが再熱したりすることもありますからね。なんら珍しいことはありませんよ」
2018/01/03 19:41
「あら? そうですの」
2018/01/03 19:44
「……ところで、何故僕の所に? 急ぎの用がないのなら別に構わないのですが」
2018/01/03 19:45
「偶然見かけたから声を掛けただけですわよ。あと、ついでに報告がありますの。わたくし、今度のアストロンレースに参戦することが決まりましたわ。初陣ですの」
2018/01/03 19:46
「おぉ。それはめでたい。ぜひ、楽しんで来て下さい」
2018/01/03 19:48
「もちろんですわ。今までなかなか遊べなかった分まで堪能しますわよ」
2018/01/03 19:49
「今までなかなか遊べなかった? それはどういう意味でしょうか?」
2018/01/03 19:50
「タカミグループ……。この会社の名前を知らない日本人はいないハズ。あなたのような聡明な方なら尚更……」
2018/01/03 19:50
「タカミ? (ハッとなり)君の名字と同じ! まさか!」
2018/01/03 19:52
「では本日はこの辺りで。わたくしのデビュー戦、見に来て下さいまし。ごきげんよう」
2018/01/03 19:53
 更雪はスカートの両端を掴み、行儀よく一礼。(カーテーシーと呼称される所作である)待機させているタクシーへと戻った。すぐさまタクシーは再出発をした。
2018/01/03 19:54
「(顎をつまみ、)……ふむ。彼女の言動から推察するに、不自由なお嬢様生活から脱却をした。……水瓶座のアストロンを使用して。といったところでしょうか? ふん、恵まれた存在・金持ちは気に入りませんが、金持ち生まれでも幸せではないパターンがあるのなら、同情ぐらいは出来ますね。ほんのちょっとの同情ですが……」
2018/01/03 19:57
幾日経過し、麗羽と更雪の記念すべきデビュー戦・ガールズカップの開催日となった。

出場選手は桜華・麗羽・更雪の3名。

3人共かなりの美少女なためか、結構な集客を魅せていた。

今回参加はしない勝獅と馬慧は関係者特別席にて、観戦をする。

2人はレース開始を待っていた。

2018/01/03 20:45
「けっ。うだうだ言っていた割に結局、こっちに来やがったな。あの乙女座女」
2018/01/03 20:49
「ま、今までの生活にウンザリするような切っ掛けがあったのだろう」
2018/01/03 20:50
「……んで、もう一人の奴は……俺たちの知らねぇ奴だなぁ。水瓶座の高水更雪って名前だっけ?」
2018/01/03 20:51
「らしいな。綾辻桜華が言うには北条麗羽がこの前のレース観戦の時に出会ったらしい、で、北条麗羽を経由して綾辻桜華も水瓶座のレーサー・高水更雪と知り合ったそうだ」
2018/01/03 20:52
「桜華や乙女座女よりチビっちぃから、数歳年下ってとこかぁ? そんなお嬢さんにアストロンレースが出来るモンかねぇ?」
2018/01/03 20:54
「さぁな。まぁ、すぐに分かる事さ……」
2018/01/03 20:56
「それでは女子レーサーのみで行われる、ガールズカップの開催だぁ! それでは新参レーサーの紹介といこう。まずはこの子、勝利の女神は自分自身か? 乙女座のレーサー北条麗羽選手。使用マシンはアストレイフェザー。続いてもう一人。その宝瓶にあるのは勝利の美酒か? 水瓶座のレーサー・高水更雪選手! マシンはヴァーサードウィザーラマだ」
2018/01/03 20:57
「……って、あたしの紹介はなしかーい!」
2018/01/04 00:35
「まぁ、前にも出たから……ね」
2018/01/04 00:36
「では今から実況さんを操って、訂正させます?」
2018/01/04 00:36
「いいよもう。メンド臭いし。気を取り直して集中しますか」
2018/01/04 00:37
「それでは選手諸君、マシンのスイッチを入れてくれ」
2018/01/04 00:37
3人はシャーシ裏にあるスイッチをオフからオンに。
2018/01/04 00:38
「では行くぞっ! レディーッ? ゴーッ!」
2018/01/04 00:39
 牡羊座・乙女座・水瓶座のマシンは一斉にスタートを切った。
2018/01/04 18:48
「今回は球六円遊園地とのコラボ企画、遊園地内コースが舞台だ。まずはアトラクションエリアへと続くコースレーン内を疾走。なだらかなコーナーが続くぞ」
2018/01/04 18:49
「コーナーなら十八番だっての!」
2018/01/04 18:52
Cスプリンガーがトップに立つ。……が、氷の架け橋が真上に形成されていく。
2018/01/04 18:52
「ん?」
2018/01/04 18:53

Wウィザーラマのフロントダクトから水を放出し、その水が氷の橋へとなっていくではないか。地平を走るのなら、真っ直ぐは走れない個所をこのマシンは氷のアーチで堂々と直進をしていたのだ。

2018/01/04 18:53
「うふふっ。中々のものでしょ? これぞサダルメリクブリザード。Wウィザーラマの必殺走法でしてよ……」
2018/01/04 18:56
「スゴイ……。コースをショートカット出来るなんて!」
2018/01/05 20:52
「へぇやるじゃん。必殺技は本番まで秘密ってことになっていたけど、こんな技だったとはね。でも、次は直線。小細工なしの真剣勝負だよ?」
2018/01/05 20:53
「……そうですわね。給水タンクがもったいないので、一旦地上に戻るとしますか」
2018/01/05 20:56
 Wウィザーラマの作る氷の架け橋=サダルメリクブリザードは下方修正。ストレートコースへと続くよう、下り道が作られた。するりと、下降し、Wウィザーラマは本選に復帰。その後ろにCスプリンガー、アストレイFが続いている。

 ストレートセクションに入り、最後尾に甘んじていたアストレイFがじりじりと追い上げて来る。

2018/01/05 20:57
「よーし、あたしだって! いっけー!」
2018/01/05 21:00
「おっと! ここでアストレイF、先行する2台をごぼう抜きぃ! 一気にトップへと躍り出た。どうやら、アストレイFは高速型マシンのようだぞ」
2018/01/05 21:01
「俺のバリスターダに比べりゃまだまだだが、中々なカッ飛びじゃねぇの」
2018/01/05 21:02
「アストレイF、Wウィザーラマ。それぞれの特性が分かって来たな」
2018/01/05 21:03
しかし、意外な事か勝獅はモニターを見るのをやめ、VIP観戦室から出ようとする。
2018/01/06 18:58
「おっ? もう行くのか?」
2018/01/06 18:59
「あぁ。今回の試合を見に、残るアストロンレーサーのうち何人かが来ているハズだからな。北条麗羽と高水更雪が知り合った半田秀仁は来ている可能性は高い。まずはそいつをモニタールームで探す」
2018/01/06 19:00
「天秤座で、メガネ掛けたにーちゃんだっけか。そいつは打ち合わせ通り、お前に任せて俺は園内を走り回って、他を探して見らぁ。残る牡牛座・双子座・蟹座・蠍座・山羊座・魚座のどれかがいるかもだからな」
2018/01/06 19:02
「あぁ頼む。これはアストロンを持つ者しか探せないからな。ファーストコンタクトでマシン同士が光り、共鳴するのを利用しない手はない」
2018/01/06 19:04
「おう。じゃあ、早速行って来るぜ」
2018/01/06 22:14
「ああ」
2018/01/06 22:38
 勝獅と馬慧、2人は駆け出した。

 馬慧は渋い顔をして遊園地内を散策しているが、バリスターダが光り輝くことはない。

2018/01/06 22:39
「流石に都合よくさくっと見つかりはしねぇか。……って、ん?」
2018/01/06 22:40
馬慧が右手に握る射手座のアストロン・Tバリスターダが光った。

……が、すぐに消えた。

2018/01/06 22:41
「近くにいたけど、離れて行った? んだーくそ! どこ探せばイイのか分からねぇ! とりあえず、こっちだ!」
2018/01/06 22:46
やたらめったに走り出した馬慧を遠くから眺める視線。

土産品コーナーの建物の壁に隠れている謎の忍者からのモノであった。

2018/01/06 22:47
「いやぁ、危のぉゴザった……。射手座殿、悪いがまだ拙者はお主らと顔を合わせるワケにはいかぬ。情報収集がまだ足りぬのでなぁ。カッカッカ……」
2018/01/06 22:49
一方、レース本編。

高速コーナーが差し迫り、2番手のCスプリンガーがトップのアストレイFからリードを徐々に縮めていく。

2018/01/06 22:51
「! させない! エンジェリックストーム!」
2018/01/06 22:56
アストレイFの天使の翼のような大型ウイングが後ろ斜めへフレキシブルに稼働。

そのウイングから小さな風を吹き起こす。

その風はCスプリンガーへと向かい、空気抵抗という壁となって、前を阻んだ。

2018/01/06 22:57
「んななっ!? ……へぇ、妨害とかやってくれるじゃん」
2018/01/06 22:59
「あら? 意外とイジワルさんなのですのね。乙女座ならぬ、ゲスの極み乙女。ですの?」
2018/01/06 23:00
「ゲスって……(汗)。まぁ、別にイイよ。だってもうあたし、良い子辞めたんだもん」
2018/01/06 23:01
麗羽は一旦深呼吸し、小悪魔めいた笑顔を浮かべた。
2018/01/06 23:03
「あたしは親の言いなりでもなければ、社会の使い捨て歯車でもないんだもん。だから……誰の顔色も窺わないよ。一番カワイイのはあたし自身だから」
2018/01/06 23:04
麗羽が語っている隙にWウィザーラマがアストレイFに並ぶ。ちゃっかりと。
2018/01/06 23:06
「奇遇ですわね。まぁ、たいていの人は嫌なことを嫌々していきていく運命なのでしょうけど。でも、抗いたくもなりますわよね」
2018/01/06 23:08
更雪の脳裏では彼女の今までの事が思い起こされていく。

大企業令嬢に生まれ、様々な習い事をさせられた経験……。

フィギアスケートなど、中には楽しく思えたものもあったが、それで結果を出しても結局は親の自慢の道具にされているに過ぎない。

そう思ってしまうと儚いものがあった。

だけど、家出して自由の代わりに貧乏になる覚悟も出来ず、ずっと親から与えられたものの中で生きていくしかなかった……。

水瓶の中に閉じ込められている水のようであった。


そんなある日、父の書斎にあった外国車の模型が水瓶座のアストロン・Wウィザーラマへと変貌。それを偶然なのか運命なのかパジャマ姿の更雪は一番に発見。触れてみた。

そして――。


2018/01/06 23:09
「さぁて、このまま追い抜きますわよーっ!」
2018/01/07 15:45
「そうはいかないよ。エンジェリックストーム」
2018/01/07 15:46
「そうはいきませんわ。フローズンシールド!」
2018/01/07 15:46
氷の盾をWウィザーラマが発生させ、風攻撃=エンジェリックストームの風をいなす。

するりとウィザーラマがアストレイをかわし、トップへと飛躍した。

2018/01/07 15:47
「お見事! シールドを使って、風の流れをいなすようにした!」
2018/01/07 15:48
「おーほほほ。やりましたわーっ!」
2018/01/07 15:49
「むぅ~っ……」
2018/01/07 15:50
時を同じくして、勝獅はモニタールームを凝視していた。警備員と共に。
2018/01/07 15:50
(アストロンが実際、いくつあるかは分からない。だが、少なくとも黄道十二宮。すなわち12台存在していると推測できる。残りのレーサーが話の通じる奴で、共にレースを楽しんだり、世の中の邪魔な因子を除去をする人間であればなおの事良し。……だが、そうでない場合は戦うこともあるだろう。だからこそ、一人でも多くアストロンレーサーを見つけておかないとな……)
2018/01/07 15:51
警備員「見つけました。アストロンらしきものを持っているメガネの青年です」
2018/01/07 15:55
「む? こいつか……。よし、行ってみるか」
2018/01/07 17:23
レース本編。ジェットコースターのコースと同じコースレイアウトになっているトイモードアストロン用コースを3台は疾走していた。流石に危険なのでレーサーたちは並走しない。
2018/01/07 17:23
「ジェットコースター内コースを駆け巡るマシンたち。1周を終えたら、また平地へと戻るぞ。現在、トップはWウィザーラマ、2位にCスプリンガー、テクニカルなコースが苦手な為、最後尾となっているのがアストレイFだ」
2018/01/07 17:26
「でも、ここからはアップヒル。しばらく直線だからここで決めなきゃ!」
2018/01/07 17:28
アストレイFのエンジェルウイング2つが真後ろへと進展。その2つの翼の間に渦が……小さな竜巻が形成されていき……。
2018/01/07 17:30
「よし今だ! エンジェリックトルネード!」
2018/01/07 17:32
「んなななっ!?」
2018/01/07 17:32
アストレイF、後方へと竜巻を巻き起こし、その反動で大加速。流星のように駆けていき、すぐさまCスプリンガーとWウィザーラマを追い抜いた。
2018/01/07 17:33
「やった! (小さくガッツポーズ)」
2018/01/07 17:34
「疾風怒涛の大逆転! アストレイF、勝利の風を巻き起こした!」
2018/01/07 17:34
しかし、ここに来て強風が。現在のアストレイFはウイングを空力調整にではなく、加速につなげる竜巻起こし=エンジェリックトルネードに使っている。

なので、残念ながらエアロ効果で風を凌ぐ手段がない。

その為、強風に晒されて吹っ飛んでしまった。

2018/01/07 17:37
「ああっ! しまった!」
2018/01/07 17:39
万事休す。コンクリート上へと落下か? 

……否。アストレイFは掌の上に落ちた。綾辻桜華の掌の上に。

2018/01/07 17:39
「ふぅ。危ない、危ない」
2018/01/07 17:40
「桜華ちゃん? 敵なのにどうして?」
2018/01/07 17:40
「アクシデントからのマグレ勝ちなんてつまんないじゃーん? 正々堂々とやらなきゃ。正々堂々とさ」
2018/01/07 17:41
桜華、アストレイFの電源を一旦切って麗羽に歩み寄り、彼女の愛機を手渡す。

麗羽は無意識的に受け取った。

2018/01/07 17:42
「桜華ちゃん……。そうだよね。楽しくやればいいんだよね。小狡く勝つために汚い事やる必要なんかないんだよね……」
2018/01/07 17:43
「ぼさっとしている間にビリですわよー」
2018/01/07 17:45
「スポーツマンシップは持つにしても、情けは無用ってことでお先にね~」
2018/01/07 17:45
いつの間にかジェットコースター内コースを終えたウィザーラマ&スプリンガーを更雪&桜華は追って行った。

ポツン。麗羽は一瞬、呆然となる。

2018/01/07 17:48
「あ……。(ハッとなり、)そうだ。レースに戻らなきゃ」

 あたしはマシンのスイッチを入れ、再スタートを切りました。またビリからのやり直しです。でも、悔しいというよりは何故か面白かったのです。

双六をやっているかのような……。また逆転するのが楽しみでならないというか……。

2018/01/07 17:51
様々なデッドヒートが繰り広げられ、舞台は最終局面。

観覧車前にあるゴールフラッグ。つまり、観覧車前がゴールとなっている。そこまでの道のりのオフロードを牡羊座・乙女座・水瓶座のマシンは走っている。


ただ、真っ平なオンロードと違い、オフロードは土の上。砂利やら草やらがあり、オンロードの時のように気持ちの良い走りは出来ない。悪戦苦闘していた。

2018/01/07 17:53
「むむぅ。走り難いですわね。ならば、ウィザーラマ、サダルメリクブリザードでしてよ」
2018/01/07 18:00
ウィザーラマはエアインテークより水を放出し、その水が氷のコースとなる。

オフロードから離脱して、氷上をすいすいと走り出す。

2018/01/07 18:01
「うわ、ズッル!」
2018/01/07 18:02
「オーホホホ。これはマシン特性。個性でしてよ。こ・せ・いっ!」
2018/01/07 18:02
「再びトップに躍り出たWウィザーラマ。このままウィザーラマの独壇場か? んんん? いや……」
2018/01/07 18:03
ウィザーラマの水の放出が突如、止まる。

新たに氷のコースが作られなくなり、ウィザーラマはまたオフロードの上にタイヤの摩擦を与えるのだった。

2018/01/07 18:03
「えっ?」
2018/01/07 18:05
「……どうやら、給水タンク切れですの。テヘッ」
2018/01/07 18:05
桜華・麗羽「ズゴーッ!」
2018/01/07 18:06
「おっと! ここに来てエネルギー切れのようだ。ここからはオフロードを走るしかなくなったぞ。Wウィザーラマ、先程稼いだリードを守って、ゴールなるか?」
2018/01/07 18:06
「(周辺の木々の存在を確認し、)……いけるかも。よっし、ラストスパート掛けますか。スプリンガー、シープエフェクト発動! リズミックバウンド!」
2018/01/07 18:09
シープエフェクトを纏ったCスプリンガーはボヨ~ンと飛び出す。近くの木へ目掛けて。
2018/01/07 18:10
「自滅する気ですの?」
2018/01/07 18:11
「ふふ~ん。どうかなぁ~?」
2018/01/07 18:12
案の定、スプリンガーは気にぶつかる。が、クラッシュはせず、むしろ逆に跳ね返った。
2018/01/07 18:12
「そっか! それが狙いだったんだ!」
2018/01/07 18:13
スプリンガーは木と木の間をピンボールの様に跳ねていく。

これにより、オフロードを地道に走らずして、ゴールまでの距離を縮めていくのだった。

瞬く間にウィザーラマをかわし、先頭へ出た。

2018/01/07 18:13
「おみそれですわ。でもわたくし、最後まで諦めませんの。逆境。実にゲキアツでしてよ。ウィザーラマ、最後まで力いっぱい走って下さいな!」
2018/01/07 18:15
ウィザーラマ、残りの電力を振り絞り、加速。スプリンガーへと迫る。
2018/01/07 18:16
「こっちだって! エンジェリックトルネード!」
2018/01/07 18:17
「3台共、全力を振り絞り、ラストスパートに出る。さぁ、ゴールまで後わずか。勝敗は如何に……?」
2018/01/07 18:17
「いっけー!」
2018/01/07 18:18
「ウォオオオッ! ですわーっ!」
2018/01/07 18:19
「頑張れーっ!」
2018/01/07 18:20

熱いレースも終わったその瞬間は極端な静寂……それが凍り付くように発生する。

ゴールラインを真っ先に踏み越えたのは……。



2018/01/07 18:20
「ンゴール! 栄光の一位は最後の戦術が身を奏したCスプリンガー。2位はストレートで大活躍を魅せたアストレイF。3位はペース配分ミスか? Wウィザーラマとなった。皆、可憐ながらも厚いレースだったぞ! さぁ観客の皆さん、彼女たちに拍手喝さいを! 」
2018/01/07 18:22

拍手や興奮・謝辞の嵐を起こす観客たち。

その様子を観て、麗羽はほっこりとした表情に。

2018/01/07 18:25
「気持ちのいいものですわね」
2018/01/07 18:27
「そうねぇ~。皆楽しければそれでよし……ってね」
2018/01/07 18:27
「(満面な笑み)うん……。趣味を持つことって……こんなに熱く盛り上がれることなんだね……」
2018/01/07 18:27

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