変態魔法を極めたうちの妹はチートだった

第43話「一人50万ならまだ解るけど、三人で50万!?」

エピソードの総文字数=7,127文字

 北区の高級住宅街、姫宮家のリビングにて。

 以前の姉とのやり取りを思い出し、姫宮エリカはにんまり笑う。

(数字が下がってない――)
(やっぱり彼と『付き合う』と決めたのは正解だったのよ……)
 姫宮母娘には、“(同性)の【守護値】が視える“という、遺伝的な特殊能力がある。
 【守護値】というのは、その女を支える他者の力を数値化したもの――
 これを確認出来る姫宮家のサッキュバスたちは、「喧嘩を売ってもいい女」と「喧嘩を売ってはいけない女」を判別することが出来る。


 サッキュバスは極めてかよわく、(異性)に護ってもらうことでしか生きていけない。
 そのため自身の魅力を伸ばし、他の女(ライバル)を陥れ、少しでも能力の高い男を味方につけることが求められる。
 守護値を高く保つのは、姫宮母娘にとって何より大切なことだ。

「でも、あなたも気を付けなさい? 油断してると数字はあっという間に下がっていくわ」
「そうよ、男はすぐにヨレヨレになるの。ウィトンのバッグと違って長持ちしないのよ」
「…………」
「今の男が使えなくなった時のことを考えて、常に他の男をキープしておかないと」
「ええ、キープを増やせば、その分数字も上がるわけだし」
「解ってるわよ、それくらい。私だって、今の彼が使えなくなったらどうするかくらいちゃんと考えてるわ」
 今の彼氏に利用価値がなくなる日が来ることを、エリカはちゃんと理解している。
(彼にうまく言って、なるべく早く瀧兵衛七郎を紹介してもらわないと……)
 エリカの彼氏は華の里の中忍で、その兄貴分と云われているのが、現在、華の里の里頭を務めている瀧兵衛七郎である。
 彼は劇団【華組】の座長でもある歌舞伎役者――
 エリカには梨園のことなどさっぱりだが、それでも彼がマスコミに大注目されている有名人(スター)であることに変わりはない。
 同じクラスに彼の名を知らない女子はいないだろうし、里頭だということもあって名声も武力も財力も申し分ない。
 自分の横に置いて連れ歩くことを考えれば、『最高』の部類に入る男の一人である。
(もし乗り換えるなら、やっぱり瀧兵衛七郎よ……)
 そう考え、下心が透けないように気を付けつつ、彼にはさり気なく「瀧兵衛七郎に会ってみたーい!」とアピールを続けているのだが……
 残念ながら、彼はエリカと瀧兵衛七郎を引き合わせることに対して消極的だ。
 きっぱり断られたわけではないが、その話になるとさっと話題を逸らされたりする。
(まぁ、男の考えていることなんてお見通しだけど……)

 兄貴分に自分の彼女を紹介すれば、兄貴分は自分の彼女に興味を持つかもしれない。

 彼は兄貴分にエリカを寝取られることを危惧しており、それでなかなか二人を引き合わせようとしないのだ。

(ああ、めんどくさい……)
(ウッザイのよね、男のそういうところ……)
(いいからとっとと紹介してよね……)
(たとえ向こうに乗り換えるにしても、今すぐってわけじゃないんだから別にいいじゃない……)
 心の中で溜め息を吐く。
 煩わしさにエリカの気分が萎えたところで、母が話題を変えてきた。
「そう言えば昨日、この近所に引っ越してきたとか言って挨拶に来た人たちがいたわ。その中に男の子がいてね――そうねぇ、年齢的にはエリカより少し上くらいかしら? 結構"いい匂い"のする子だったわよ」
「そりゃ、この近所に引っ越してきたのなら"いい匂い"もするでしょうけど」

 サッキュバスには出来の良い男が"匂い"で判る。

 上質の男が発する幽香を嗅ぐと、酩酊するような心地良さを覚えるのがサッキュバスだ。


(この北区金町(セレブ街)に越してきたのなら、間違いなく資産家の御曹司よね……)
 必ずしもというわけではないが、財力のある男は大抵"いい匂い"がするものだ。 
「どう、エリカ? キープにしてみたら?」
「…………」
(私、ただの"金持ちのボンボン"には興味ないのよね……)
 エリカにとって、最も好ましい男性は『人気者』――芸能人(スター)である。
(――って言っても……)
(まぁ、ただのキープまで芸能人である必要はないか……)

 とはいえ、一般人でもルックスの良さだけは最低限必要だ。

 最も重要なのは、並んで歩いた時に同性からの羨望を浴びること――

 そのためには、男のルックスに妥協をしたくない。

(うーん……)
(でも、ママとお姉ちゃんはあんまりルックスに拘りがないのよね……)
 そんな母のお勧めである。
 さほど期待は出来ないと、気乗りしないままエリカは言う。
「でも、春樹(ハルキ)ほど"いい匂い"ってわけじゃないんでしょう?」
「そりゃそうよ。あの子は特別だわ」

 姫宮家の向かいの邸宅に住む男の名を挙げれば、母は肩を竦める。

 彼のことを思い出し、姉はうっとりした顔をした。

「あの子と初めて会った時のこと、今でも覚えてるわ。クラクラするくらい"いい匂い"だった……」

 姉の言葉にエリカも深く頷く。

 彼はエリカが知る限り最も"いい匂い"の男であり、今の俳優彼氏ごとき足元にも及ばない。

 残念ながら彼は芸能人(スター)ではないが、もし芸能界デビューすれば瞬く間に売れっ子となるはずだ。

(ルックスは上の上……)
(演技が出来るかはわからないけど、歌はかなり上手かった……)
 彼には友人とバンド活動をしていた時期があり、エリカもライブを観に行ったことがある。
 彼はベース担当だったが、一曲だけ彼がボーカルを務める曲があり、その際に歌声を確認したのだ。
(片手間にモデル業をやりつつ、歌手活動をメインでやればいいのよね……)
(ああ、でも……)
(春樹は運動神経が良いからきっとダンスも出来るだろうし、愛想も良い……)
(いっそアイドルになるってのもいいかもしれないわ……)
(いや、でも……)
(アイドルに恋愛はご法度だから、彼氏として自慢出来なくなるか……)

 "優れた男"を見分けることにかけて、サッキュバスの嗅覚は極めて優秀である。

 その上、『人気』という点にとりわけ拘りの強いエリカの直感なので、男性芸能人の「売れる・売れない」予想は100%に近い的中率を誇る。

 そんなエリカが「売れる!」と確信する彼が、売れないはずがない。


 デビューさえすれば、絶対に大スターとなるに違いない彼。

 そして、そんな彼を独り占めし、町中の女たちに見せびらかすエリカ。

(ふふ、いいわね……)

 もし実現すれば、一体どれほどの羨望と嫉妬の目が自分に向けられることだろう。

 想像すると、とても楽しく、とても気持ちが良い。


 だが……

 残念ながら、エリカは――いや、姫宮母娘はこの稀代の"獲物"に手出しすることが許されないのだ。

 何故なら、その彼が第四世界人だからである。

(ああ、もったいない……)
(もし第四世界人じゃなければ、絶対に春樹を落とすのに!)

 エリカの父が頭取を務める羽音神警察は、立ち上げから今に至るまで一貫して幕府派の組織だ。

 そして、幕府は第四世界人のことを蛇蝎の如く嫌っている。

(警視総監の娘が第四世界人と付き合う――)
(あの殿が絶対に認めるわけないわ……)

 羽音神幕府・三十七代目将軍――

 殿は、姫宮家が北区に引っ越すことにも反対していた。

 北区は市長派の粕谷家が管理している土地だからである。

 父の必死の説得があって、殿は渋々これを認めたが……これ以上殿の顰蹙を買えば、父の立場もさすがに危うくなるだろう。

 それは、エリカたちの豊かな生活が危うくなるのと同義だ。

「解ってるとは思うけど……あの子に手を出すのは駄目よ」
「ええ、もちろん」
「解ってるわよ」
「もし手を出すなら、私がパパと離婚してからにしてちょうだい」
「えっ!?」
 姫宮家は五家の一つではあるが、幕府派という立場を変えるわけにはいかない。
 今の幕府は評判も悪く、今の羽音神市における上流階級(ハイソサエティ)の三分の二は市長派の人間……
 彼らは第四世界製の便利な道具に囲まれ、最先端の豊かで洗練された暮らしを送っている。
 そして、幕府派の人間のことを「今どき幕府派とかw」「時代錯誤w」「古臭いw」と見下し、陰で笑っている。
  
 そういった侮蔑に耐えきれず、母が以前から他の市長派の男への鞍替えを画策していたのはエリカたちもよく知ることだ。
 警視総監の肩書を持つ父だが、姫宮家の資産は減りゆく一方で、母の数字も下がる一方――
 しかし、こうもはっきりと離婚について言及されたのは初めてなので、エリカは驚く。
「ママ、ついに離婚するの?」
「ふん、そりゃするでしょうよ。ねぇ、エリカ、あなた知ってる?」
「? なに?」
「パパったらひどいのよ! 今度の魔族祭用のドレス、三人分合わせて50万円以内に抑えるようにってママに言ったらしいわ」
「ハアッ、なにそれ!? 一人50万ならまだ解るけど、三人で50万!?」
「ええ、そうよ」
「そんなんじゃロクなドレスが用意出来ないじゃない!」
「本当よ、よくもそんなことが言えたものだわ!」
「あいつは人間だから、魔族祭がどれだけ重要なイベントなのか解ってないのよ」
「ハァッ!? 何それ、意味わかんない! バカなんじゃないの!?」
「バカよ、何も解ってないんだから! 使えない男!」
「ええ、まったくよ。魔族祭には竹沢家が来るっていうのに……下手な格好で行けるわけないじゃない」
 この羽音神市には、二門のサッキュバス血統者がいる。
 一門がこの【姫宮家】で、もう一門が中央区西町に住む【竹沢家】である。
 サッキュバスは基本的に氏族間の仲が非常に悪く、姫宮家の女たちと竹沢家の女たちは犬猿の仲だ。

 (異性)に護ってもらうことでしか生きていけないサッキュバス――
 特にこの羽音神市に住むサッキュバスにとって、同族である魔族市民に庇護されることは非常に重要である。
 魔族は人間をはるかに上回る魔力・身体能力を保有しており、下級魔族であったとしても人間の十倍強いと云われている。
 姫宮家寄りの魔族をより強く自分たちに惹きつけ、竹沢家寄りの魔族をこちら側に惹き込んで寝返らせる――市内の魔族が集まる魔族祭はそれにうってつけのイベントだ。
(魔族祭か……)

 昨年の魔族祭を思い出して、三人は眉を顰める。



…………


……



「準備はいい?」
「ええ、バッチリよ」
「私も完璧だわ」

 一着100万円以上するドレスを身に纏い、億に届く宝飾品を着け――

 完璧な装いで開宴の一時間前に会場を訪れた姫宮母娘は、開宴前から集まってきた魔族市民たちに笑顔を振り撒きながら挨拶していく。

「やぁ、久しぶり、マリカさん!」
「うふふ、お久しぶり」
「今日も綺麗だね、リリカちゃん!」
「うふふ、ありがとう!」
「エリカちゃん、ますます大人っぽくなったね!」
「うふふ、そう? 嬉しいわ」
 男性魔族から向けられる好情の視線と、女性魔族から向けられると嫉妬の視線。
 みんなの注目を浴びて、姫宮母娘の美しさはますます艶を増す。
「ねぇ、マリカさん、今度デートしてよ?」
「あら、どこに連れて行ってくれるの?」
「リリカちゃん、旦那と別れてオレと結婚しない?」
「えー、そんなこと言われたら本気にしちゃうわよ?」
「エリカちゃんってさ、彼氏いるの?」
「うふふ、どうしてそんなこと訊くの?」

 三人の笑顔と甘言とボディタッチに、男魔族たちの目が次々にハートになっていく。


 しかし、開宴五分前――

「! 来たぞ! 留美子さんだ!」
「マジかよ! 留美子さんか!」
「やった、留美子さああああぁぁぁぁぁん!!」
 姫宮母娘と談笑中だった者たちも含め、会場中の男たち全員の目が来場した竹沢家の長女に向く。
「うおおっ! 留美子さん!」
「留美子さん、留美子さんだぞ!!」
「うおおおぉぉっ! 留美子さああぁぁぁん!!」
 竹沢留美子に近付こうと男たちが我先にと駆け出していく。
 会場の警備員を務める忍者たちが慌てて制止の声を声を上げるが、それは男たちの耳には届かない。
 高い身体能力をフル活用し、男魔族たちはあっという間に竹沢留美子を取り囲んだ。
「あらあら、まあ……皆さん、ごきげんよう」
 竹沢留美子の優雅なカーテシーに、
「留美子! 留美子! 留美子!」
「留美子! 留美子! 留美子!」
「留美子! 留美子! 留美子!」
 男魔族たちから、熱狂的な『留美子コール』と、割れんばかりの拍手が湧き上がる。
「…………」
「…………」
「…………」
 周囲から一人の(獲物)もいなくなり、姫宮母娘は竹沢留美子の方を睨みつける。
「…………」
 特に、竹沢留美子と年が近く、何かと比較されることの多い姉・リリカの視線が一際厳しい。
 しかし、どんなに睨んでも、群衆の層が厚すぎて留美子本人の姿はチラつく程度にしか見えない。


 男たちが興奮に騒ぐ中、市長がステージに上がって開宴の挨拶をする。
 それをまともに聞いている男魔族は、片手で数えられるほどしかいないだろう。
 それでも祭りは無事に開宴を迎え、竹沢留美子に近付けなかったあぶれ者たちがすごすごと引き返してくる。

(チッ、カス男しかいないわね……)
 ゲンナリしつつも、その中から少しでもマシそうな男たちを選ぶ。
「ねぇ、こちらで一緒に飲みませんこと?」
「このワイン、とっても美味しいのよ」
 すかさず彼らに声を掛け、自分たちの側に引き寄せて笑顔で歓待する姫宮母娘。
 男のくだらない話に大げさに反応しつつ、ボディタッチを織り交ぜながら褒めそやしていく。
 彼らの鼻の下はみるみる伸びていき、母娘は「落とした」手応えに心中でほくそ笑んだ。

 一方――
「ご無沙汰しています、芙美子様」
「相変わらずお美しいですね、芙美子様」
「芙美子様、お酒はいかがですか?」

 若くて元気な男魔族たちが依然として竹沢留美子を取り囲む中、少し落ち着きのある壮年の男魔族たちはほどほどのところで騒ぎを抜け出し、竹沢家の家長・芙美子の元に挨拶にやって来る。

 竹沢家が来場する前まで自分と話していた男たちの態度の変わりようを見て、男たちにお酌をしていた母・マリカの表情が強張る。

「なんなの、あいつら……魔族のくせに敬語なんか使っちゃって……」
 一部の者がキャラを立てるために好んで使っているくらいで、魔族には基本的に敬語を使う習慣がない。
 自分たちの王である魔王に対しても、タメ口をきくのは普通のことだ。
「酒か、いいねぇ。高そうなのをボトルごと持って来ておくれ」
「はっ、かしこまりました!」
 恭しく一礼し、男たちは我先にと駆け出して酒を取りに行った。
 やがてそれぞれがボトルを持ち帰り、それらのラベルを眺めて竹沢芙美子が唸る。
「うーん……どれも美味そうだね。でも、まずはコレかな」
「よっしゃああぁぁ!!」
 自分のボトルが選ばれ、独りの男魔族がガッツポーズを取る。
「じゃあ、酌はあんたがしておくれ」
 選んだボトルを持ってきた男に、竹沢芙美子がグラスを向ける。
「あ、有り難き幸せですます!! ヒャッホゥ!!」
「早く注ぎな」
 慣れない敬語を怪しくしながら歓喜に跳ねる男を、竹沢芙美子が急かす。
 男はその場に跪いて、やたら低い位置から竹沢芙美子の手元のグラスに酒を注いだ。
「くっ、羨ましい! 俺も芙美子様にお酌がしたい!」
「芙美子様、何か料理をお持ちしましょうか?」
「あっ! オレが! オレが持ってきます!!」
「んーそうだねぇ、メインが出てくる前に軽くオードブルでも摘まんでおくか」
 竹沢芙美子のその言葉に、男たちがまた駆け出していく。
「…………」
「…………」
「…………」
 竹沢留美子の周りからは一時も男の波が引かない。
 厚い男の壁のせいで、もはや彼女が彼らと何を喋っているのかさえもわからない。

 一方、母の竹沢芙美子は男に身の回りの世話をさせつつ、途中からはむしろ女性魔族とばかり話している。
「あれ以降、調子はどうだい?」
「おかげ様で、もう全然痛みもなく。先生に診てもらって、すっかり良くなりました」
「そうかい、そりゃ良かったよ」
「あの、先生、ちょっと相談があるんですが……」
「ん? なんだい?」
「その、私たち、そろそろ子供が欲しいなって話してて……」
 開宴から一時間が経ち、二時間が経ち……
 それでも相変わらず、姫宮母子の元にやって来るのはあぶれものばかりである。
 しかも時間が経つにつれ、酒が回ってきたせいでどんどん男たちの態度が悪くなっていくのが鬱陶しい。
「ねぇねぇ、もったいぶらずにヤラせてよ、マリカさん」
「うふふ、そんな誘い方じゃOK出来ないわね」
「ぐへへ、リリカちゃんのおっぱい柔らけー」
「やぁん、触っちゃダメよ~」
「ねぇ、エリカちゃんって現役女子高生だよね? いくら出したらヤラせてくれる?」
「えー、そういうのはお金じゃないわ」
 笑顔でセクハラを躱しつつも、さすがに疲れてきた姫宮母娘……
 とはいえ、努力の甲斐あって、新顔の中級魔族数人とも連絡先交換が出来たし、そこそこの収穫はあったと言える。
 宴も終盤になったところでタイミングを見計らい、竹沢母娘に近付いて挨拶をする。
「あーら、芙美子さん。いらしてたの? 今日はいつもにも増して地味で質素な格好をされてるから気付かなかったわ」
「ああ、あんたかい。そっちは相変わらず媚びの無料配布で忙しいみたいだね。虚しくならないかい?」
「…………」
「留美子さんもごきげんよう。結婚されても変わらず、殿方におモテになるようで羨ましいわ」
「まあ、ありがとう。でも、私はリリカさんのように静かに過ごせる方が羨ましいわ。今日も私のせいで大騒ぎになって、イベントスタッフさんにたくさん迷惑を掛けてしまったから申し訳なくて……」
「…………」

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