トーク作品詳細

無名の殉教者・脱出編(天之巻)

 デウスの御助けと共にまいりましょう。 たとえ誰か一人であっても、彼の地に赴き、デウスの教えを説き伝えてくれれば、それだけで良いのです。

38|歴史|連載中|2話|1,214文字

キリシタン, 殉教, 逃避行

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 弾圧を逃れて津軽を目指す切支丹一行を、途中の山中で拾われ同行することになった老人の目を通して物語りは進む。

もくじ

登場人物紹介

三浦珠(みうらたま)
 三浦半島を勢力下に置く三浦一族の老婆。珠女(たまじょ)、珠子(たまこ)と記録されることもある。洗礼名はマルタなので、皆からマルタ様と呼ばれる。

 フランシスコ会が三浦半島に設立した教会の信徒だったが、弾圧を逃れて江戸に出た。一時、浅草教会に身を寄せていたが、徳川秀忠の命令によって、教会、修道院、病院の一切の施設を破壊されると、善造を補佐役にして津軽を目指して逃避行を始める。

 逃避行の途中で友蔵を拾い、津軽まで連れて行く。本人は、岩木山が見えるところまで来て、死んでしまう。墓は丸田森と呼ばれ、切支丹の祈りの場となった。

 出エジプト記モーセに相当する。

友蔵(ともぞう)
 息子に山に捨てられたと言っているが、実は独り者の老人。人をだましては、調子の良いことばかりを言う。足腰が立たないと言っていたが、津軽に到着して途端、すたすた歩く。

 弘前に至っては、築城工事や河川改修工事の賄い方(炊事係)の手伝いに従事する。娘か孫ほど年の離れた地元の女と夫婦になる。七人の子供に恵まれ、最期は大往生となる。

 第1部の重要な語り部。

大和の薬師:大和屋パウロ善造(まやとやぱうろぜんぞう)
 モーセの跡を継ぐヨシュアに相当する。

 第1部と第2部を通じて登場する。第1部では、南蛮医学を学び医学,調剤に長け、ヨーロッパの科学技術を身につけた切支丹。浅草教会の取り壊しに遭い、弾圧を避けて津軽に逃げ込む。

 第2部では、切支丹信徒の代表者である。病院建設,孤児院の運営,河川の改修工事,治水工事,新田開発等の事業を成し遂げた大人物で藩からも一目置かれていた。

信州の浪人:丹下文吾(たんげぶんご)
 第1部と第2部を通じて登場する。第1部では、浅草の旅籠で仇として追ってきた笹川兼六の妻おせんとその娘を惨殺して逃亡する途中、浅草教会の取り壊しに遭遇し、津軽を目指して逃げる切支丹と行動を共にした。

 第2部では、切支丹の一斉検挙で捕縛されるが、正体を明かしたところ笹川兼六の次の娘に討たれる。

 第2部における重要な語り部。

小説情報

無名の殉教者・脱出編(天之巻)

@deacon

執筆状況
連載中
エピソード
2話
種類
トーク作品
ジャンル
歴史
タグ
キリシタン, 殉教, 逃避行
総文字数
1,214文字
公開日
2018年01月07日 12:39
最終更新日
2018年01月14日 11:20
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