無名地帯

デモプレイ:突然のオアシス

エピソードの総文字数=10,084文字

混沌の権化たるこの場所は、お世辞にも住みよい土地とは言えない。

水没を起こす程に雨が降り続く事もあるし、干ばつを引き起こす程の太陽光が昼夜問わず照り続ける事だってある。食料どころか水を求めて争う事すらありふれているここで、とんでもないモノが流れ着いた。

潤沢な水と、生い茂る植林。
オアシスである。

僕らが目指したシャングリラ、僕には毒だよインフェルノ。まるで炎に向かう蛾のように吸い寄せられる住民たち。各々が今日も好き勝手に思いを巡らす事だろう。
独り占めしたい。分かち合いたい。商品にしたい。焼き尽くしたい。
突如出現した有限の資源を前にして、"無名地帯"は飽きずに混沌へと突き進む!

rivevevever

オアシスのイメージは、砂漠地帯に点在するそれです。荒れ果てた無名地帯では、その瑞々しさはとても新鮮に映る事でしょう。

しかし、その環境こそがオアシスたる由縁であるとするならば、特性はそこにあると言えます。
つまり、このオアシス内では、キャラ毎の最善なコンディション維持が困難となります。人間にとってはまさに楽園でしょうが、多種族がそうとも限りません。その価値観の差こそが、今回の出来事がどう転ぶかの重要な焦点になっていく事でしょう。

行動方針:オアシスをどうしたいか?

rivevevever


不人気の為、この回は私のみによるデモプレイとして挙げておきます。
やはり例もなしに他者を巻き込むべきではなかった(反省)。ラフには行かないですね。

なので、ここからは登場キャラクター設定を羅列する。

rivevevever

名前:ジェフ
種族:人間/36歳
性別:男
特徴:立派な髭・銃の名手
方針:オアシスの維持

名前:ポリョヌ
種族:ネミュルレムネックェ星人/成体
性別:女寄り
特徴:地球環境への不適応・好奇心旺盛
方針:オアシスの調査・査定

名前:リーヴェ
種族:両生リザードマン/成体
性別:オス
特徴:硬い鱗・おつむが弱い
方針:オアシスの独占

名前:ローレンス
種族:吸血鬼/186歳
性別:男
特徴:レトロな吸血鬼・一人称が「吾輩」
方針:オアシスの破壊

この4人(?)としたのは、環境適応能力に差があるからです。

無名地帯では、致命的な環境不適応は発生しませんが、このオアシスの中でのみ、そのオートコンディション維持が機能していません。
ジェフにとってはまさに天国でしょう。
ポリョヌにとっては興味の対象ではありますが、生きるにはとても過酷な環境です。
リーヴェにとっても楽園ですが、彼は少々がめついし、頭がアレ。
ローレンスにとっては日光遮断が解除される厄介な場所が出来てしまった訳です。

その種族差によって方針が異なり、そこから衝突と協力を得て、まだ見ぬ結末へと至る訳です。

では、オアシスの出現という「起」を得て、各々のリアクションである「承」を始めます。

rivevevever

…………何だこれは

この得体の知れない場所に行き着いて随分と経つが、こんなものを見たのは久しぶり……いや、ここに来てからは初めてだった。


青々と生い茂る木々。透き通った水。気管を洗い流さんばかりの新鮮な空気。

さしずめ、オアシスだった。

rivevevever

素晴しい! こんな場所が、ここにあるだなんてッ!!

柔らかな草木を踏みしめる感触にすら感動して、思わず涙が溢れてくる。

ここは地獄だと思っていた。しかし、楽園とは地獄の中にあったのだ。
仰向けに寝転ぶ。植物の青臭い香りに包まれながら、いつもよりも遥かに明るく、そして温かく感じる太陽をその身に浴びた。

この楽園は、守護らねばならない。

訳のわからない連中で溢れ返るここの事だ、きっと害そうとする輩が現れる筈だ。
右の腰にぶら下げたホルスターに収まるピースメーカーのグリップを掌で確かめながら、毛先一本に至る全身の全てに、守護の決意を漲らせた。

ジェフ・一巡目・終了

rivevevever

この土地には、様々なものが流れ着く。

生物に限らず、物体まで。あるいは形すら持たぬモノまで。
初めは途方に暮れるばかりであったが、これ程に多彩なものに触れられる場所はそうあるものではないだろう。
新しい発見をする度に、ここに流されて来て良かった、そう思う。
今日も新しい発見があった。流されて来たものは生物、と言うよりも、環境そのものだった。

rivevevever

これは一体何だ!?

その一帯だけが、明らかに周囲と異なっていた。

粉っぽい大地は小さな生物の群れに覆われ、聳え立つような似て異なる生物たちが、向こうの景色を隠してしまっていた。
ここでそんな事があるとすれば、瓦礫以外になかった。こんな風に生き生きとした隠蔽の風景など見た事がない。だから私は、この一帯をひとつの生物とは捉えず、一括りの「環境」として認識したのだ。

rivevevever

いい……凄くいい! 堪らないな!

その環境の方へと足を進めていくと、空気までもが変わっていくのが感じ取れた。

肌を撫でる感触が違う。こんな体験は初めてだ。
何度味わっても飽きの来ない、未知との遭遇!
一層に足を速めていく。興奮は高まり、自然と前のめりになってしまう。

突如出現したその環境を目前にしても、私は一切気にかけなかった。
きっと今まで通り、当たり前に、何事もなく、息が出来ると思っていたから。

rivevevever

――!!?

初めに感じたのは、全身を上から押し潰すような高重力。次に感じたのは、肌を焼き焦がさんばかりの強烈な紫外線。次は、呼吸が出来ない事からなる耐え難い息苦しさ。


半ば弾け飛ぶように身を翻したおかげで、その環境から脱出する事が出来た。
そこで初めて、自分の認識を再確認する。

「環境」。それがそのままこっちに流れ着いてきた。
なれば、その星の正常な環境が、あの一帯でのみ保たれているという事になる。

rivevevever

こっ、これは……これは参ったな

目の前に広がる未知。しかし馴染まぬ我が身体。

好奇心と生物的危機感がせめぎ合う。
私はどうしたものかと、「環境」を前に立ち尽くしてしまった。

ポリョヌ・一巡目・終了

rivevevever

スゲェ! スゲェー!

大声で怒鳴る事には事欠かなかったが、こういった、喜びの意味で叫ぶ事は初めてだった。


ここの環境は荒んでいる。食い物は疎らだし、水にも乏しい。
必死こいて駆けずり回ってカスみたいな量の収獲に泣くよりも、誰かから奪うか、あるいはその誰かそのものを食料にしてしまう方がずっと楽だと、ここにいる誰もが気付いている筈だ。
だから、この目の前にある活気溢れる植物たちを見て真っ先に思った事は、ここを自分だけのものにしなければならない、という事だった。

俺のように考える奴らがいるのであれば、簒奪が始まるのは目に見えている。そうならないように力で以て示し、邪魔者共を排除しなければならないだろう。

rivevevever

あ゛はァ~、太陽が温けぇ~……

この決意は揺るがない。

が、まだ忙しくない今だけは、この太陽の恵みに身を浸していたかった。

リーヴェ・一巡目・終了

rivevevever

ほう。植物ではないか。それも随分と瑞々しい……久しく見なかったものだな

気ままに根城の周囲を歩いていると、植林と、水たまりが見えた。しかしいつも目に入るような淀み、濁ったものではなく、清潔な、生命力ある空間だった。


ここでは珍しい。たとえ植物が流れて来たところで、次の日を待たずとも枯れてしまうのが常だ。しかしあれ程の状態で、しかもそれなりの規模でというのであれば、あるいはあそこ一帯に根を張るやも知れない。

そんなこの場所"らしくない"風景を前に、ひとつの懸念が浮かび上がった。
まさか、と思ったが、しかし確かめずにはいられない。多少の危険を冒そうとも、無視した事で後に更なる危険が生じるかもしれなかったからだ。

rivevevever

やはりな……

頭から引き抜いた数本の頭髪を手に持ち、ゆっくりと一帯へと近付けていくと、植物を境として、一帯へと入った頭髪は瞬時に灰と化した。


この一帯だけ、日光を遮断出来ていない。
ここに来てからというもの、何故だか日中だろうと平然と行動出来た。ここがそういう環境なのだと理解したつもりだった。
だからこそ、ここには不釣り合いなこの一帯は、もしかすると勝手が違うのではないかと推測したのだ。
結果は当たり。そして、そこから続く結末も、おそらく予想通りとなるだろう。

この土地に根付いた一帯は、増殖し、範囲を拡大していく。
そしてその果てに、この土地を人間しか生きられない場所へと変えてしまうだろう。

rivevevever

させぬ……させぬよ

それは直に、吾輩の活動域の縮小へと繋がる。

そんな真似はさせぬ。ここを吾輩の領地などと言うつもりはないが、かと言って、これ以上住み辛くなるのは御免だ。

この一帯、消さねばらなぬ。
両手で髪を撫でつけながら、一帯を睨みつけた。

ローレンス・一巡目・終了

rivevevever

「承」ではキャラクター毎の方針を決定付けるアクションを想定しています。

この際、無名地帯延いては出来事への理解差が予想されます。それはキャラクター毎の認識差な訳ですが、そこに差がない場合だと、この出来事では物語は展開されにくいかもしれませんね。

この出来事が不人気だったのは、その趣旨を伝えてなかったからでしょうね。オートコンディション無効なんて設定教えてませんでしたし。

キャラ毎の方針確定が終わりました次は、キャラ同士の接触となります。方針に従って行動し、協力か敵対かのアクションが行われます。
会話が発生するので、順番が入り乱れるでしょう。ので、他者に伝わり易いように、「誰に何をした」かの明記をお願いします。

rivevevever

ん? おい、そこの……お前だ、お前! 何をしている!



日向ぼっこするリーヴェに近付く

あはぁ~……あっ、テメェ! 俺の庭で何してやがる! 出てけ!



ジェフへと威嚇

ん? 「俺の」? ここはお前の土地なのか?

あぁそうさ! 今さっきから俺の土地だ! 文句があるなら相手になるぜ! ここは誰にも渡さねぇ、俺だけのものだ!



ジェフへ攻撃体勢を取る

お前、こんな美しい土地を独占する気か?

私にとってここは楽園だ。何が何でも守護らねばならぬ場所なんだ。もしお前がここを占領し、好き放題に荒らしまわると言うのであれば、容赦はしない


腰のホルスターに手をかける

ここで戦闘状態に陥りそうです。しかし、その場合、ジェフかリーヴェのどちらかがローレンスとも戦闘をしなければならなくなります。それは不利なので(そして私自身敵対が嫌いなので)、リーヴェが協力する方針へとシフトします。

初めからそれを想定した配役ですが、本来ならばそこは参加者次第ですね。リーヴェにとって重要なものとは環境か独占か、どちらに設定するかで結果は変化します。

rivevevever

"荒らしまわる"だぁ? ふざけんなよテメェ、誰がそんな事するか! こんな素晴らしい空間、維持する為に尽力するに決まってるだろうが! むしろテメェらみたいな人間の方が手前勝手に環境変えてよそ様に迷惑かけてんだろうが!

そうか、そうか! 維持する為に尽力するのか! それは素晴らしいじゃないか! 是非とも私にも手伝わせてくれ!

いやぁ、環境破壊は人の業、実に耳の痛くなる説教だったよ。きっと君のいた世界の人間も、私たちと同じように振る舞っていたのだろうね。
だからこそ、私は君に示さなくてはならなくなった! 人間にだって、節度ある自然との向き合い方があるのだと!
逞しい君。どうか、私にそれを示す機会を与えては貰えないだろうか!


ホルスターから手を離し、敵意がない事をアピール

え? あ、はぁ。そうか……そうなのか?



矢継ぎ早に捲し立てられて混乱状態に陥り、戦闘態勢を解く

そ う だ よ (アメリカンスマイル)

私はジェフと言うんだ。さぁ、君の名前は何と言うんだい? 私に教えてはくれないか?

リ、リーヴェ……

よろしくゥ、リーヴェ! この素晴らしきオアシス維持の為に、共に手を取り合って協力しようではないか!



無理矢理握手に持ち込む

お、おう



されるがまま握手に応じる

ジェフ・二巡目・終了

rivevevever

こうしてジェフとリーヴェは協力関係にシフトしました。

これでいいのでしょうか? いいのです。
ジェフの流れに絡め取られたリーヴェは、何か違うと思いながらも、協力関係に収まってしまいました。この違和感が噴出するとすれば、敵対勢力との戦闘が終了した後の事になるでしょう。

次は敵対勢力側の協力関係構築となります。こちらも共通の脅威を持っている為、スムーズにまとまる事でしょう。

rivevevever

いいなぁ……どんな感じなんだろうなぁ

「環境」の中で、2匹の異なる種族が手を取り合って戯れている。つい先程まで険悪な雰囲気であった筈なのだが、今ではすっかり治まってしまったようだ。

未知の環境への興味。しかし不適応への恐怖。
煮え切らない心持ちでいると、遠くに1匹、「環境」を睨みつけているのを見つけた。
ひょっとすると、私と同じなのかもしれない。
そう思い、話しかけてみる事にした。

rivevevever

あのぅ、すみません。ひょっとして、あなたもあの「環境」に適応出来ないんですか?

"あなたも"? という事は、貴様も同じだと? とても同族には見えぬが

同族ではないでしょう。ですが私は、動きが鈍り、肌が焼かれ、呼吸が出来ない状態に陥ってしまうんです。

あなたはどうなんですか?

ほう。吾輩の場合は全身が灰になる。奇怪な外見の割に、共通の弱点を持つとは、なかなか面白いではないか

全身が灰に。それはまた興味深い……いえ、失礼。ところで、あなたはあの「環境」、どうするおつもりですか? 私はあそこに存在する生物群に大変興味がありまして、是非とも調査をしてみたいと思っているのですが……

この場から消す。そうだな、全て焼いてしまえばいいのではないかな?

はっ、え、焼く!? そんな、止めてくださいよ! 私まだ調べてないんですから!

今にそんな呑気な事も言ってられなくなるぞ。吾輩の見立てでは、あの一帯は拡大する。ゆっくりとだが、確実に、ここを覆っていく事だろう。そうなった場合、吾輩たちは生きていられなくなるやも知れんぞ?

えっ、拡大するんですか? それは困る……でも調べたい、でも……でも……

あそこに生える植物だけならば、個別に流れ着くかもな。調査はその時にでもすればよかろう。それよりも先に、目先に迫るあの脅威を排除せねばなるまいて。

う、うぅむ。そう、ですね。いくら調査の為とは言え、流石に命には代えがたい。

わかりました。そうと決まれば、やっちゃいましょう

ポリョヌ・二巡目・終了

rivevevever

これで敵対勢力の協力関係は構築されました。

彼ら自身の持つ「共通の弱点」を接点に接触し、協力関係に漕ぎつけました。
とは言え、これは互いにその気があった場合です。片方にその気がなかった場合は、口八丁で言いくるめなければならなくなるでしょう。それに、接触した相手ではなく、された相手の方から協力をもちかけた構図なので、違和感が生じるところですね。

また、行動順を 守護→破壊→守護→破壊 の順で組みましたのでいい流れとなっていますが、守護あるいは破壊が連続して続いた場合は、二巡連続で行動している事と同じになってしまいます。その場合は、破壊に行動権を譲り、連続行動を防ぐ必要が出て来るでしょう。

協力関係を結んだので、行動は同時に行われる筈です。
ので、リーヴェの行動中にジェフが顔を覗かせる場合が出てきます。その場合は、あくまでリアクションを振られた場合のみとし、メインは順番のキャラであるリーヴェに譲りましょう。

ここから、オアシスを巡って、2つの勢力が衝突します。ので、「転」と呼べる部分ですかね。

rivevevever

よォーし。えっと、ジェフ、だったか? まずは見回りだ。ここのクソみたいな住民の事だ。誰もが俺やアンタみたいにこの「楽園」を維持しようとは思わない筈だ。きっとそういう魂胆のヤツらが、ここをブチ壊そうと考えてやがるに決まってる。その為にも、見つけ次第ブッ叩くんだ。加減はいらねぇ、「楽園」を守る為だ。ふたりで成し遂げようぜ



ジェフに覚悟を確認する

あぁ、もちろんだとも。ただし、敵意のない者には手を上げないからな。あくまで「楽園」を脅かす者だけだ。さぁ行こうリーヴェ、共に「楽園」を守護るんだ!

おう! じゃあ早速見回りを……っと、何だ? あからさまに怪しい奴らがこっちを見てるぞ? おい、そこのお前ら、何者だ! ここに何か用か!?



ポリョヌとローレンスに問いかける

用、と言いましょうか……まぁ、用は有りますかね?



ローレンスの方を見る

うむ。用ならある。その「環境」は我々にとって邪魔だ。なので、焼き払う事にした。死にたくなければそこをどけ

あぁ!? 焼き払うだと? おい聞いたかよ、ジェフ。焼き払うってよ! 早速来やがったぜ、敵ってヤツだ! ブン殴るぞ!



ジェフに問いかけ、臨戦態勢に入る

本当にいるのだな、こんな素晴らしい「楽園」を破壊しようとする者が! この「楽園」は、例えこの手を宇宙人の血に染めたって守護らねばならないんだ! 悪く思わないでくれよ!



ピースメーカーをホルスターから引き抜き、相手の反応を待つ

うわっ! どうするんです、あの方達? 守護るとか言ってますけど……

無論、蹴散らす。戦えぬなら下がっていろ



正面の2人を見据えて構える

行くぞァ!



ローレンスへ全力突撃からの鉤爪引っ掻き

無駄だ



身体を霧状に変化させて回避

何だコイツ、霧状になりやがった! テメェ一体何者だ!?

なに、誇り高き吸血鬼のひとりだ。そういう貴様こそ何者だ? トカゲの化け物か?

あぁ!? 俺はリーヴェだ! トカゲなんぞ知らん! そもそも吸血鬼なんてのも知らん! 何だそりゃ? 知ってるか、ジェフ?



ジェフに問う

吸血鬼……空想上の存在と言われていたが、まぁリーヴェに後ろに引っ込んだ宇宙人もいるここじゃあ、別に驚くようなものでもないかな。

吸血鬼はね、血を食料とする妖怪の類の事さ。身体を様々に変化させたり出来るんだ。でも、通説なら日光が苦手の筈なんだけどなぁ


ローレンスの反応を伺う

空想だと? 馬鹿め、吾輩はここにおるではないか。妖怪なんぞと同列に並べおって、不愉快な。ここでは日光を気にする事もなかったが、その「楽園」とやらの中では、どうも駄目らしくてな。根付き広がる前に焼かせて貰う

させるかッ、テメェ殴り飛ばしてやる!



再びローレンスへ攻撃を仕掛けようとする

待て、リーヴェ! この吸血鬼と話がしたい。時間をくれないか。それに、先程の行動で無駄だと分かった筈だ。この場合は、別の手段が必要になるだろう。頼む。



リーヴェの反応を待つ

あぁ、わかったよ。でも、あまり期待はしてないぜ。気を付けろよ。言葉は通じても、話が通じる相手じゃないかもしれないからよ。



ジェフの行動を容認

行動が容認された為、ジェフの語りが始まります。終わるまでリーヴェは口出ししないでしょう(余りにも内容が気に入らなかったら遮ってもいいかも。つまりローレンスだけでなくリーヴェにも納得出来るような言いくるめが必要になる)。

rivevevever

誇り高き吸血鬼君。君は、あの「楽園」の中では生きられないそうだね? そしてこの「楽園」は徐々に広がる可能性がある、これが事実だね?

相違ない。故に吾輩は焼かねばならぬ

それは少し軽率過ぎやしないかい? ここを見逃す事は、君にとってもプラスになると思うのだが

有り得ぬ。害しかない。貴様、粗雑な戯言で吾輩を騙しおおせると思うてか

君は生物から血を吸うのだろう? なら、ここに来てから吸った血は美味しかったかい? 栄養不足の生物から吸った血は

……何が言いたい

ここはオアシスだ! この中であれば、今までとは比べ物にならない生活が出来る! そして、そんな生活をした生物の血は、さぞや美味なものになるだろうさ

ほう……つまり貴様は、「楽園」で生きる生物の血を吾輩に生贄として収める事で、焼き討ちを撤回しろと言うのか?

そうだ! それに、オアシスの拡大が懸念されているのならば、そこに手を加えればいい。人は自然と向き合い、その中で壊しもしたが育てもした。多くの生物が住む為の最低限の範囲だけを維持し、拡大はこちらで管理、阻止する。どうだ、これは完璧なWin-Winだと思うのだが

流石は人間……貴様らこそ鬼ではないか。自身の血を吾輩に寄越すつもりでもあるまいて

こんな暑苦しい男の血よりも、麗しい美女の血の方が好みだろう?

よかろう……その条件、飲んでやる。ただしこちらへの生贄が途切れた場合は、わかっているだろうな?

もちろん、わかっているさ。 交渉成立だ! 早速、分割線の交渉に入ろうじゃないか!

今の場所の確認と、そこからどの方角への拡大を許可するのかを一緒に考えよう!


ローレンスの背中へと手を回し、オアシスの方へ誘導する

この近辺には吾輩の根城があるのでな。そこから遠ざけるようにしてもらおうか。ただし、拡大範囲もこちらで指定させてもらう。無尽蔵など許す気はないぞ



馴れ馴れしいとは思いながらも、誘導に従って動く

よし、ここがオアシスの手前だな! まずはここに分割線を引くとして……









今だぁっ!!!!


オアシスに向かってローレンスを突き飛ばす

何ぃ!? ぐおぉおおぉぉお!!!!



咄嗟の凶行に反応出来ず、オアシスに全身が入ってしまう

暗黒の世界に戻れ、吸血鬼!



ピースメーカーを素早く抜き放ち、ローレンスの頭部に1発撃ち込む

に、人間とは……



日光と弾丸に直撃し、消滅

やったぞッー!! マリア(嫁の名前)ーー!!!!



全力のガッツポーズ

ジ、ジェフ……お前……

あぁ、リーヴェ! 見てくれ、「楽園」を脅かす吸血鬼を退治したぞ! これで誰も……いや、次は宇宙人かな? 何でも構わないか、我々の邪魔をするものは皆死ねばいい!

……やっぱり人間は信用ならねぇ。お前は敵だ! あの吸血鬼だかよりも遥かに悪い奴だ! 「楽園」の為にも、生かしちゃおけねぇ!



ジェフへと戦闘態勢

……どうしても、やるのかい? 素手で?



リーヴェへと向き直り、問いかける

素手だろうと関係ねぇ……お前の首をへし折って、ここから最も遠い場所に打ち捨ててやる!

残念だよ



ピースメーカー早撃ちファニングショット

ぎゃあ!!



胸部、腹部に直撃。オアシス方向へ倒れる

あぁ、リーヴェ。我が友よ。私は君のように酷な事は言わないよ。せめて、「楽園」に包まれて、逝ってくれ



涙を流しながら十字を切る

あ、あれ? おかしい、な……太陽が、温かく、ねぇ。身体が……冷たいや…………




リーヴェ、ジェフの撃ったピースメーカーの凶弾により死亡

さて、次は……



遠くでこちらを伺うポリョヌを見据える

ひっ、こっち見てる!? 止めて、撃たないでください! 私なにもしてませんし、これからも何もしませんから! ただそのー、その「環境」にいます生物をサンプルとして数匹お譲り頂けたらうれしいなーと……



低姿勢で図々しくねだる

それならお安い御用だよ。ほら、美しい花をあげよう。大事に愛でてくれたまえよ



手頃な花を数本、オアシスから毟り取り、ポリョヌへと投げる

わぁい! 本当にくれたー! ありがとうございます、大切にしますので! では!



ダッシュで逃げる

……ふぅ。


結局、私ひとりか。そうだな、ほっとしているよ。今は……


灰と化したローレンスと、眠るリーヴェの間に仰向けになり、太陽を浴びながらひとり呟く

「結」エンディング


突如出現したオアシスは、ジェフただひとりのものとなった。しかし、この麗しの楽園に引き寄せられて、また別の者が現れる事だろう。その時、ジェフは再び選択を迫られる。果たして、この楽園を守護り通す事が出来るのだろうか……?

ちなみに、流れ着いたものは、突如として消滅したりもします。不安定なこの無名地帯では、移り変わらぬものなど存在しないのです。
よって、このオアシスが消滅するまで、残りあと――


突然のオアシス・

rivevevever

如何でしたでしょうか? こんな流れを予想しておりました。
出来事に対して、価値基準から評価・判断し、行動方針に沿ったアクションをする。それが私の考える無名地帯の理想像でした。

しかし、こうして書き終えた後、恐らくこんな結末を迎えるのは無理だろうと判断しました。
何故ならば、参加者全員がキャラに対して思い入れがあるので、リーヴェやローレンスのように非業の死を遂げる結末に納得しないからです。
上手い感じに戦闘を回避し、望みまで叶えたポリョヌは、しかし最も目立たないキャラでした。
ジェフはまさに独り勝ち。最も忌み嫌われる立ち位置でしょう。しかし彼のように物語を良い意味でかき回す存在がいなければならないのもまた事実です。
だからこそ、その為の引き立て役となるキャラが必要不可欠であり、その役を自キャラにやらせたい人などいる筈がないのです。
物語を結末あるものとして完成させる為の役割分担は、自発的に収まっていくより他になく、故に誰もがしわ寄せを食らわない為に主張する筈です。
そして各々が譲り合わず、好き勝手に噛み合わず、着地点どころか本初の目的すら見失う、話にならない物語が出来上がってしまうでしょう。

まぁ、所詮は理想です。他者が見れば「思ってたんと違う」と感じたりもするでしょう。
だからこそ、そうだったのかと気付いてもらう為に、これを公開しました。
やはり理想は大事だよ。他者を巻き込むのならば尚更に。
初期実験とこの理想像を兼ねて、この無名地帯自体の結末を決める事とします。

rivevevever

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