オンライン女性作家座談会 『小説を書いたことないけど作家デビューしたい!』

オンライン座談会 会場 Part8

エピソードの総文字数=14,457文字

そろそろ日数的にも折り返し地点を過ぎて。
カオスな座談会だからこそ「まとめ」を意識して話し合いたいところです。

ところで、ここまでのあいだで「質問したいけど勇気がでない」「質問したいけどスピード早いので、質問を入れるタイミングがわからなくて、そのまま」「そもそも早すぎて、読むのに追いついてない」という方もいらっしゃるかもしれません。

ですので、

明日、14日19時から15日の午前10時まで、私たちバネリストは沈黙タイムに入らせていただきます。
沈黙タイムに、いままでで質問しそびれていた方がいらっしゃるようでしたら、「これを聞きたい」「わからなかったので別な説明を聞きたい」などのご質問を置いていってくださいませ。


私たちの会話がないので質問は置き放題です。

上記時間を過ぎても誰からも質問がないときは「私たちの話は聞き返されることなく読んだ人たちすべてに理解され、届いたのだ。我らの勝利!!」と、三人で祝杯をあげるので「質問ないのはかわいそうかも」という理由で、わざわざ質問を作って書かなくてもいいですからね!!

あと、ついでに、もしかして「第二回女性オンライン座談会」があるとしたら「こういうの聞きたい」みたいなテーマがある人は、上記沈黙タイムに置いていってくださると嬉しいです。
楽しかったので二回目あるといいなと思って。
でも話すことないのに雑談だけするのもなんだしね!!

2017/04/13 19:16

>この作品、発売予定が決まっていたらタイトル等お聞かせください。
たしかに、いかにもな小説を書こうというと筆が止まってしまうけれど、「会話の応酬」でなら書き進められるタイプの人はいて、


こちらの作品です。

出版社から正式な依頼となり、いったん更新は中断していますが、今後の出版社さんとの話し合いによって、再開するかもしれません。

本作は、実はトークメーカーに投稿された作品のなかの第一号目です。
ファンタジーの世界観を少し使わせてもらったのは、ぼくには初めてでした。これも自分としてはビジネス書でして、20代くらいの方々を想定した政治経済社会モノです。
出版などが正式化する前の自分の構想としては、この武器屋が色々な苦難を乗り越えつつ、大規模事業化し、巨大金融機関に発展し、情報機関を有したり、また各国政府や教皇庁や魔王軍などとの合従連衡を繰り広げ、世界を巻き込んだ大戦争へと向かいつつ、やがては(ちょっと伏せておきます)といった展開になる予定として書き始めました。ラストあたりまでの、ノウハウ・知識などの配置表も、最初の時点でまとめてあります。

だから自分としては、出版うんぬんはともかく、自分が書きたいと思っていた方向性であり、いずれにせよ最後まで書き上げるつもりでおりました。おおよそ50万字前後でまとまるのかなぁと漠然と考えていた次第です。

2017/04/13 20:58

あと、ついでながら良い機会なので、自分なりに、「小説家になろう」以外での、書籍化や商業化の簡単な考えも書き記しておきます。

上述「勇者の武器屋」にお声が掛かったのは、この時点ですでに10万字を越えていましたし、出版予定原稿は15万字程度ですけれども、10万字過ぎくらいまで来るとコンテンツの内容次第では声が掛かるチャンスはあると想定します。

先だって開催されたWEB作家座談会『WEB小説を書籍化する方法 ~成功のためにやるべきこと~』においては、小説家になろうさんという確立された場所での書籍出版攻略法が話し合われました。それは小説家になろうさんという飽和状態の一つのシステムにおける完成された攻略法でして、非常に有用な資料には違いないです。ぼくも驚きを以てパネリストの方々のお話を拝読しましたし、非常に興味深い資料になってくれました。


ただ補足すべきことは、小説家になろうさんは飽和状態で文化として確立しきってしまっただけに、それが同じく他の投稿サイトでも通用するわけではありません。
トークメーカーやカクヨムなど他のサイトにおいてはまた違ったものになるのは自然なことでしょう。

とくにトークメーカーは、まだリリースして3ヶ月半ですから、文化は形成されておりません。一方で、アクセス数はそこそこ出ており、業界関係者の出入りもある状況において、それはまた別の戦略があるものと思われます。

色々ある要素のなかで、自分がトークメーカー作品を出版化に繋げる方向で押さえなくてはならないことを挙げるとしたら、(続けます)

2017/04/13 21:02

(続きです)

①コンテンツに強めの色(編集者が目に留める作家性)があること。
ココ補足します。作家性はWEB作家座談会において完全否定されましたし、それにぼくも異論はなく、学ぶべきことも多いです。ただし、なろうさんは直接民主主義の文化であって、カクヨムやトークメーカーはそれは違うでしょう。言わば編集者の独裁が通用する場所です。ただし残念なことにカクヨムさんは、もしかしたら理想像を小説家になろうさんに見出していて、直接民主制を採り入れることを望んでいるのかもしれない。大局的な戦略の誤りだとぼくは思います。


②この書き手なら大丈夫という安心感があること。
つまり、ちゃんと1冊分にあたる12~15万字は書けること。特にプロの実績がない人ほど、数万字ではわからない。


細かいことはまだまだありますが、また別の一冊になったりしかねないので、上記2つが特に重要だと判断して載せておきます。


さらに最後に付け加えて言いますと、もしウェブ小説で純粋に出版化だけを至上命題にするとしたら、先のWEB作家座談会のパネリストの方々が語った提言を真摯に受け止め、


この2冊を購入し、何度も読み直して自分なりに分析し、採り入れて、小説家になろうさんの直接民主制の文化に飛び込んで勝負すべきだとも強くお伝えしておきます。自分の作家性を抹消し、攻略法に則り、淡々と原稿を書き進めるゲームに参加しましょう。
2017年4月現時点では、かなりの程度まで確立された、洗練された書籍化の攻略法であることは間違いなく、ぼくも強力にオススメする次第です。

別にこの2冊を売りたいがために書いているのではないですよ。このくらいの印税は求めているわけじゃありません。皆さんに伝えたいノウハウだと思い、真摯にまとめました。本当に良い攻略本になっていると思います。

2017/04/13 21:12

>至道さん

至道さんの小説をまだほんの数冊しか読んでいないのですが読むと「私も起業できるかもしれない」という気になるから、凄いなあって思います。
「勇者の武器屋」の刊行も楽しみにしております。

①コンテンツに強めの色(編集者が目に留める作家性)があること。
②この書き手なら大丈夫という安心感があること。

この二点、自分がもし生徒さんを教えてこちらで展開させていただく機会を得ましたら、肝に銘じて指導していこうと思います。アドバイスありがとうございます。

ところで一点、私は、至道さんとは違う感じ方をしている部分がありまして。

>自分の作家性を抹消し、攻略法に則り、淡々と原稿を書き進めるゲームに参加しましょう。

私は「なろう小説」は、現在の音楽関係のトラックメイカーやクラブDJと同じだと思っているんですね。
既存の音楽を持ってきて、つぎはぎして、まとめて、クラブで流して、みんなで踊る。
DJのほとんどは自分で曲を作っていないし、もともとある音楽を切り貼りして、そこにアレンジを加えているだけですが、その「アレンジ」にトラックメーカー・DJの個性が出ます。
web座談会を読んだときに「あー、音楽と同じだなー」と思ったんです。
トラックメーカー・DJは作らなくても「個性」「作家性」はあるのです。
聞いていたらちゃんとあるのです。

そして私は、同じ感じに、web作家の皆さんの作家性は抹消などされていないと感じています。アレンジと、つないでいくノウハウと、上書きをしていく小説の流れのなかで、やはりどうしても個性というか作家性は残っているのだと私は思って読んでいます。
書いている方たちや、私以外の読者さんたちが、「作家性などない」と、もしおっしゃるのだとしても、読んでいて私は「でも、やっばり個性は滲んでいると思うよ」と。
抹消しようと思っても消えやしないのが個性なんじゃないですかね。
とはいえそんなのは「感じ方の違い」のただ一点でしかなく、そこのところ以外はだいたい至道さんのおっしゃることと同じように感じています。
さらにそこがどうであっても、抹消しようが、してなかろうが、どーでもいーっちゃ、どーでもいいことですねー。

実際、こちらのweb座談会はとてもおもしろかった!!

私はその淡々と原稿を書き進めるゲームにはあまり楽しみを感じないので(なんでかは、これから考えていきます。私はゲームも、努力も、なにかの目標を定めて攻略しようと考えることも好きなのに。だいいちの問題が「アレンジセンスがない」からかなあ)、さてどうしたもんかなー。

どーしますかねー。

至道さんの言葉がわりと強めなので「あれー」ってなって、他の人が書き込めないときのための緩衝材に文章を入れておきますねー。ぼよよん。ぼよよん。
でもそれでこそ至道先生ですね!!





2017/04/13 21:30

トークメーカーでは、ただいま、大物ブロガーのお一人であるヨスさんに、自分の創作・執筆スキルをどのように集客に結びつけるかの座談会が同時進行で開催されています。

第六回オンライン座談会【集客に繋がる創作・執筆術】

文章を書くスキルを活かして別ななにかをする方法を男性作家さんたちがかなり真剣に聞き入っています。勉強になりますが、私にはときどき「なにいってんだかわかんねーなー」ってのもある。ワードプレステンブレートってなんだろう。検索しろということだな!!
こちら、いままでの座談会全体、内容もさることながら、私としては、架神さんの前のめりの「!」になぜだかわからぬ癒しを感じています。
ブロガーになりたい方も、集客について知りたい方も、架神さんの「!」ににっこりしてしまう私も、みんなで見ましょう。


2017/04/13 22:16

>至道さんの言葉がわりと強めなので


自分は、男のなかでも、もっとも性格が男方面によったタイプだと自認していまして、かなりの野蛮人です(笑
ほぼ9割がたビジネスの人間で、即断即決、論理優先、主義主張には一切のこだわりなしといった感じでビジネスチックに進めてしまいますので、その辺も差し引いてお付き合い頂けましたら幸いです。

作家性に関しては、佐々木先生の受け止め方も正しいと思いますよ。
作家性というモノに関しては、各人各様の定義があると思いますし、攻略本のパネリストの方々も「作家性を叩いて叩いて消して、それでも残るものがある」という根幹については触れているので、まったくのゼロ%になるということではないとぼくも思っています。

スタートラインが、「書籍化することだけに特化」するのか、「作家として自分の想いを多くの人に伝えたい」というところにあるのかによって変わってくる部分かと思われます。

小説家になろうという独特の空気感のある場所においては、日々のデータをリアルタイムで分析し、傾向を追いかけ、適切なライティングを提供するというデイトレーダーのような姿勢が求められるため、昔ながらの作家に対する憧れのようなニュアンスの部分は抹消する心意気で挑まなくてはならない現場であると思います。こういう部分も含めて、作家性を抹消するという表現をしましたが、小説家になろうという場所であれば、その姿勢を以て勝負すべきだとぼくも思います。

そしてぼく自身は戦場をこれからもトークメーカーに置いていきます。ぼくや、架神さんのような独特な書き手がウェブで勝負するならトークメーカーが今のところ悪くない選択肢になると思うし、まずは書籍化ということでしたら小説家になろうを強くオススメしますし(※ただし全面的に攻略法に沿ってください)、その中間で書籍化もしたいし作家への憧れもあるしということでしたらカクヨムなどの選択肢なのかなと感じます。
作家を目指す方々の人生観が、どういう戦略を採っていくべきかに直結していると考えています。

2017/04/13 22:42

もちろん、出版社が主催する小説新人賞もまだありますしね。


ただし、この業界も変化の時を迎えているので、既存の状況は数年で覆るかもしれません。小説家になろうバブルも分かりませんし、新人小説賞が有名無実化しているかもしれませんし、最終的には自分の実力を磨き上げるということに尽きるのかなと感じます。

2017/04/13 22:55

さて、語彙についても話したところで、次に、文章と個性について考えたことを語ります。

私の普段の文章のメールなどの文の特徴は「~と思います」「のような気がします」という断定しない言い方が多いです。「私は思ってるんだけど、断言ししないし、あなたの判断によっては、あなたは違うことを思ってたりするだろうなー」という内心があるからでしょう。自己分析。
あとは「~ですね」「なのですね」みたいに妙に「ね」をつけたがります。これ、自分としては声を発する会話のときに、疑問系にならない程度の語尾をちょっと上げて、相手の確認を取りつつ、会話の相手に少し「なにか」を預けてる感覚なのかなと思ってます。
さらに「そして」「とはいっても」「とりあえず」などのなにかしらの言葉が文章の前にくっつくことが多い。ゆえに長い。
で、至道さんのこういう座談会での、なにか強めな、ちょっと人によって、受け手の感性と考え方によって衝撃が高いのかもしれんなーっていう発言て、私の文章と同じで「と思います」「気がします」「考えています」なんですよね。「そして」「もちろん」「ただし」なども頭にくっついてることが多い気がします。← しかし、私も「気がします」が多い「ね」。

一方、ご自身がいない場で名前を出されつづけていて申し訳ないのですが、架神さんは、長考したり悩んだりしているときの文章は長くなるものの、わりと文末が断定で「思う」とか「考える」とかなしで「!」って言い切る。ときどき「……」が入る。イケダハヤトさんとの座談会ですと【あの人どうやって食ってんの?」と思われていた、かつての自分を取り戻したいんだ……!】とか。
読んだ私は「取り戻したいんだ!? ……そうなの?? がんばれ」みたいな気持ちになる。

戦略を持って文体が作られているのか、性格なのか、いろいろと考えるものがあります。

で、なにを言いたいかというと「最後まで書けないでいる人が書くために」のテーマを私はずっと手をかえ品をかえ話し続けているわけで。

こういう座談会での文体とか、トーンとか、ひとりの人のセリフに応じた文章の変化などを、皆さん、どうぞ観察し、考えてくださいね。「これはどうしてこう書いてるのかな。効果なのかな。素なのかな」「なにを強く訴えたくてこの文章は成り立ってるのかな」。
受け手として過ごすならばなにも考えないで読んでていいの。
でも商業化されない趣味の範囲であったとしても「物語を書く」「小説を書く」と思って突き詰めるのだとしたら、自分が受け取る情報のなかに、自分の書くものを磨いていけるヒントはないかなと、ひとつひとつ、受け取って、考えて、「もしかしてこれは」と思うものは引き入れて、その手にした情報やヒントを磨いてみてください。磨いてもその「気づき」はガラクタかもしれないし、磨いたら珠になるかも。ここ、うまく伝わるかわかんないなあ……。伝わるかなあ。
そして自キャラが物語りのなかで、どういうタイミングで、その言葉遣いをするかについての応用にもしてくださいね。

でもこれも、そういうことを考えるのが楽しめない人は、無理にしなくてもいい方法のひとつです。あなたのお好みで。

2017/04/14 07:51

>作家を目指す方々の人生観が、どういう戦略を採っていくべきかに直結していると考えています。
>最終的には自分の実力を磨き上げるということに尽きるのかなと感じます。

この二点、全面同意です。
同意ですということを強く言いたいので拾いあげて太文字にしました。

この座談会は「書けない人が書けるようになるため」のテーマなのですが、書く前から上記二点について考えながら、ご自身にとって最善の方向に舵を切って進んでください。
舵とりが間違ったとしても、途中で方向転換もできるしね~。

2017/04/14 08:11

あ、私がときどき言葉を間違ってたりカタカナが弱かったりタイプミスが多くてしかもそれを放置したりするのは全部、素です。特になにも狙ってないです。この座談会を昨日、最初から通して読み直していろいろと言葉の間違いに気づいた。でもそんなダメさについてよりもっと強く自覚した部分が!
「私は休肝日を作るべきではないだろうか!?」
この座談会を通じて、冷静に見返して自分を見つめ、得たことのひとつである。
でも十六日までは酒を飲み続けます。

2017/04/14 08:54

>ご自身にとって最善の方向に舵を切って進んでください。


ぼくも最初の座談会のときから、執筆に向き合うためには、個人の人生観が一番重要なことだから、まずはそこに原点回帰してみてくださいと言い続けてはきたのですね。自分としては結構真摯に伝えてきたつもりだったのですが、でも、あんまりウケが良い話でもなかったみたいです。
たぶん多くのユーザーさんが聞きたいのは魔法の言葉のほうで、もちろん「楽だ、簡単だ、美味しいよ、頑張ればこうなるよ」と優しくお伝えしたほうが受け入れてもらえるのは分かっちゃいるのですけれども、どうしても性格上、自分の言葉とはしたくなかったんです。人様のゴーストなら割り切れるのですけどね。
でも、この辺りのニュアンスが、佐々木さんとすごく合致していることがわかって、ぼくは一人勝手に嬉しがっていますよ。

2017/04/14 10:48

大雑把に整理させてもらうと、こんな風に分類できるかもしれません。

(1)小説を読む機会はない。
(2)メディアで話題になったような小説は時々買う。
(3)小説を読むのが好きだ。
(4)小説を書き上げたことがないけれども書いてみたい。
(5)小説創作が好きで、ずっと続けていきたい。
(6)小説家になりたい、本を出したい。
(7)商業で何冊か本を出した経験がある。
(8)小説家として継続して本を出せる環境にあり、暮らしていける。

たぶん(1)の層のボリュームは7割以上あるのではないかと想定され、(1)(2)(3)を合わせて90%代後半くらいの割合になりそうです。
(4)から上になっていくほどどんどん数は狭まってきて、(8)とかになると普通の人はまず生涯で一度も会うことはないでしょうね。そりゃぼくら作家陣は周りに作家ばかりですけれども。

今回の座談会の中心は、赤字で示した(4)(5)あたりの層のサポートをしていきたいということなのだと思います。
ぼくが上で書いたような内容や、WEB作家座談会などで語られた内容は、そこからさらに進んだ(6)あたりの方々向けだと思われますので、もしかしたら話題の傾向とは違ったお話を出してしまったかもしれません。とはいえ、(4)(5)(6)は被ってもいるので、まったくの無駄というわけでもなく、そういう世界もあるのかくらいにネタとして見てもらうくらいでいいかもです。

2017/04/14 10:58

漫画家belneさんから、この座談会へアドバイスをいただきました。

belneさんのご許可をいただきましたのでご紹介いたします。

別立てにします。

2017/04/14 11:11

漫画家belneさんからのメッセージ 1



マンガ教室に文藝の短編作品をお持ちになる方が結構いらっしゃるのですが、若い作家さんの典型的なものとしては、「会話」がない。というよりも、佐々木さんが提示された「プロット」状のものを、「小説」と勘違いしている作家さんが多く見受けられます。

「エピソードのディテール」や「キャラクターへの潜航」などがなくて、書きたい「ソノコト」だけがぽとんと書かれているコトが多いです。
BLですとそこにそこはかとない、「粘性」のある「色っぽい場面を書きたいリビドー」みたいなものがあって、読むのもほほえましいですが。

いずれにしても小説初心者が小説のつもりでプロットを書いてしまったり、さわりを書いてしまったり、予告を書いてしまったりからの脱却させてあげたいなと常日頃思っています。

2017/04/14 11:22

riutot

漫画家belneさんからのメッセージ 2


マンガの場合は、エピソードをもっと「手元に手繰って」描写にリアリティを出し(もっといろいろ言葉を重ねます)ストーリーラインを「描き出したいこと、読ませたいこと」でつないで、キャラクターに深くダイビングしてみて…とか言えるのですが。
絵というのは一目で「何が描かれていないのか」が判るので楽ちんなんです。

小説は全部読まないと「書かれているもの」は判っても「何が書かれていないのか」が判らない。そこが難しいですね。

2017/04/14 11:23

riutot

漫画家belneさんからのメッセージ  3


りうとさんの脳の話で、シド・フィールドが
「脚本を書き出すと、何故かふとコーヒーを淹れたくなる。机から離れたくなったり、ともかく目の前の脚本を中断しようとしてしまう」
「悪質なのは「おお今書いているより遥かに面白くなりそうなお話を思いついた(様な気がするぞ)というのまで…これすべて、現在書こうとしている脚本を脳が中断させようとするトリックスターで…」
というようなことを書いていて、なにこれ、私にだけ起きている現象じゃないんだ!と思ったことがあります。脳メ!!

2017/04/14 11:26

riutot

漫画家belneさんからのメッセージ 4


佐々木さん男前

2017/04/14 11:29

riutot

漫画家belneさん


(著名な漫画家さんですが、トークメーカーには今のところ参加されておられませんので、ツイッターのご本人のプロフィールをご紹介)

belne

★ 隙間マンガ家 belneの公式ツイッター。 NEMUKI+はないろ語り拾遺帖連載中! Kindleストアにて旧作販売中。 精華大学ストーリーマンガコース非常勤でマンガの先生もやってます。 アートファクトリィ公式 https://twitter.com/info_artfactory 



kanzi888.blog24.fc2.com



2017/04/14 11:30

riutot

以上、belneさんからのメッセージでした。


2017/04/14 11:39

コピペで意味不明の文字列が多出。その都度訂正して更新するのが非効率的。

これを防止する方法があればご教授願いたい…

2017/04/14 11:39

ドヤ顔の猫(男前)
素の私とはまったく違うキャラがどんどん形成されていく……。

belneさん、りうとさん、ありがとうございます。

>小説は全部読まないと「書かれているもの」は判っても「何が書かれていないのか」が判らない。そこが難しいですね。

これ、私にはとてもヒントになる言葉です。ありがたい。

2017/04/14 11:44

至道さんの交通整理とてもありがたい! わかりやすい!!

この座談会とてもカオスなんですがタイトルが「小説を書いたことがないけど作家になりたい」なんですね。

このタイトルって「なにも売るものがないのに開店だけしちゃった店屋の悩み」に近いと思うんです。
でも私から見て「そういう人」はけっこう多い気がするの。

店を開いてみたけど、店先にはなにもなくて、「仕方ないし、とりあえずなんか並べてみよう」と手近にあるもの雑多に広げて、そのうえで店主は「おっかしいなー。なんでお客さんこないのかなー」って困ってしまっている。
開店してから「ここ路面店だからそれでいーやって開店したけど、店の前歩いてる人、並べた品物を買ってく客層じゃなかったなー。だけど、うちではこの客層にあう品物の仕入れるーとないし、うちんなかにもないし、どっしよっかなー」って。
そもそもそれすら気づかないというか、店の前を歩いている客の年齢とか性別とか様子とかすら見てない店主もいる。

だったら、開店前に「なにを売りたいか」「うちが仕入れルートを持ってる品物はこれだから、この客層にあった場所に開店しようー」とか「うちは小商いしかできないから、ちっちゃくやってってー」とか、考えてから開店しようよという提案を、ただ長々やっている座談会です。
そうすると「困ったなー」「客こないなー」「売りたい品物がないんだけど、どうしようかなー」という部分がかなり解決すると思うの……。

その「作家になりたい」に関しては、すでにトークメーカーさんでは座談会でためになるものがいくつもあるわけで。

私たちが伝えたいのは「小説を書いたことがないけど作家になりたい」と思う人の、そのカオスに気づいて欲しい……という部分でもあるんです。

……すっごいカオスすぎて、私ひとりではうまく整理できなくて、至道さん本当に感謝です。

2017/04/14 11:46

で、まず「品物を作ろう。売りたい品物を」というところで
(4)小説を書き上げたことがないけれども書いてみたい。

(5)小説創作が好きで、ずっと続けていきたい。
です。

そこから先のデビューについてはまず品物を仕入れないことにはどうしようもないじゃないですか。
どういう店になりたいか。大型店にして全国規模で売りたいのか。ちっちゃいけど趣味のあう人たちと共に過ごすコツコツとした黒字だけで回すカフェにしたいのか。

カオスだけど折り返してきてまとまってきたぞー。私が言い続けていることが伝わるだろうか。

2017/04/14 11:56

「作家になりたい」が目的ならばまず「小説を書きましょう」で。
「小説を書きましょう」を「書いたことがない人がやる手伝い」を私たちはいろんな方法で伝えようと努力していて。
「とにかく書くためにはたぶん【自分がどんな品物の仕入れルートを持っているのか】があったほうが絶対にいいと私は思っているので」
まずそこを考えたうえで「それでもうまく書けない人」には「こういう方法もありますけど、どうでしょう」と提案しています……。

一度として家を建てたことがないけど家を建ててみたいので大工に弟子入りする人がいるんだから、一度として小説を書いたことがないけど作家になりたい人がいて作家デビューの本をたくさん読んでるのはおかしくない。
でもたいていの作家デビューに向けての本は「一度として小説を書いたことのない」人には難しすぎる気がします。
なので本っ当に、これは「初歩の初歩」「前段階の」座談会です。

この座談会でみんなが言ってることを理解できたら、たぶん小説を書くことはできるのではないかなと私は思っているんですが、どうでしょうね?



2017/04/14 12:00

>たけうちさん
よくあるご質問の、こちらでどうでしょう?

2017/04/14 12:48

belneさん、とても為になるお話に感謝です。

もし気分が向きましたらお気軽に顔を出してみてください。

2017/04/14 12:49

>でもたいていの作家デビューに向けての本は「一度として小説を書いたことのない」人には難しすぎる気がします。


そう思います。
実用書としては、作家になるための本とか、文章作法の本とかは沢山ありますよね。でも「小説を書いたことはないけど書いてみたい」というコンセプトの本は、あまりないような気がします。目的に具体性が足りないからですかね? 高齢者が趣味で小説を書きましょうみたいな方向性なら見ましたけれども、若い創作者向けのそういう本があってもいいような気がします。

2017/04/14 12:52

「映像を想像する力・連想させる力」について


取材のところで話題にしましたが、読者側にも映像や知識の蓄積があります。

なので、移動の手段として「バス」と一語書けば、現代物ならそれ以上の描写は必要ない。

古い時代なら「ボンネットバス」 くらいでもまあ、大丈夫。

けれども、このバスが


異世界へ向かうバスだったり、

床がスケルトンで、走行中の道路が見えるとか、

床下に何かがくっついていてそれが怖いとか、可笑しいとか、

これからのエピソードにとって大事だとか


…ということになると、「バス」だけではだめだよね。

なんとかして台詞か文章に描写を押し込まないと。です。

同様に、読者の知識や予備映像の補填が期待できない世界、たとえば


植物の導管の中

絶対零度の環境下の生物

五十億年前に飛んできた彗星に付着してきた分子不明の物体

しかもそこがストーリーの主たる舞台


しかも主人公の

「怖がってる」

「面白いと思ってる」

「見てるけど関心ないし他人事」

等々の心理を、くみ取ってもらいつつ


「やさしく、わかりやすく、でも説明調にならず」

かつ、

「面白い話なんだよ」と感じてもらわないといけない。です。



(書いていて自分でも「ない。むり」ってちょっと思ってる、今)


2017/04/14 13:45

ファンタジー、異世界、タイムスリップなど、アニメやゲームや映画等による予映像が、読者さんのなかに相当量あるとしても、全員が同じではないし、作者の描く世界に合致してるわけでもないです。


「自分しか知らない世界」を「読者に伝えたい」
そのとき映像を、どう描くか、伝えるために何が必要か
わたしが執筆初心者だったころ
試行錯誤した文章を例文として出してみます。


すまん、データがないということが今わかって、打ち直しだ
時間かかるかもしれないわー

2017/04/14 14:02

> たいていの作家デビューに向けての本は「一度として小説を書いたことのない」人には難しすぎる気がします


一度として書いたことのない人には「むりやり書かせてみる」というのはどうなんですかねー。
ダンゲロスSSでもNovelJamでも良いと思うんですが、時間が決められてて、もうどうにもやるしかない、という状態になれば、半数くらいの人はなんだかんだで何かしら完成させられるような気がしないでもないです。

おれたちがもし小説講座を開くのであれば、「一度むりやり書かせてみる」というのをやってみたい気がします>至道先生

2017/04/14 14:25

文例1 伏線部に予告めいた描写を入れておく



「……そういえば、霧原さん、ときどきうなされてるね」
 それは自覚がある。霧原はめったに夢をみないが、見るとなれば一種類、あの夢だ。
「君と逆で、夢見が悪くてね。いつも同じ夢」
「どんな? 怖い夢?」
 怖くはない。だが霧原自身にも何故ああした夢を見てうなされるのか、まったくわからなかった。乳白色の空間に一人で浮かんでいる、というのがその夢だ。
「『無』、というものはああいうものかな、と思う。ちょうど、白いプリンタ用紙をじっと見つめてぱっと目をつむるとね、瞼の内側が真っ白になるでしょう?」
「やったことないけど」
 天野は楽しげに笑って目を閉じ、ぱっと開く。見開いたときには瞳が輝いてまるで無垢な子供の目のようだ。
「あとでやってごらん。ああいう感じで、光も闇もない、上も下も、音も空気も温度もない、そういう世界に自分一人がいる。あまりに何もなくて変な感じでね」
「本当に誰もいないの? 呼んでみた? 誰か隠れているとか、犬がいるとか」
 天野の優しさはこういうところにあるらしい。誰もいなくても霧原は寂しいとは感じないのだが


2017/04/14 14:19

riutot

次の会場を開きましたが、りうとさんはこのままこちらで続けて書いてください。
私がまとめて読みたいから。← 自己都合。

その後、次の会場に移動をお願いいたします。

2017/04/14 14:39

文例2 前出伏線部では夢として説明しておいた「無空間」に、じっさいに吹っ飛ばされてきたキャラクターの描写。
主人公は「デザイナー」「無感情だからこその配慮=優しさがある」「潜伏して生きている吸血種」
設定は「現代」。
現実世界を消去してパラレル「虚無」に入った主人公が、「無」に触れて「無ではない自分」に目覚めてゆくようす。




 気がついた時、霧原は夢にみたあの次元にいた。
 意識だけではなく、自分の肉体とともに。それ以外には何もなかった。だが微かな光はあり、それは霧原の知っている光ではなかった。影がない。どの方向からも包むように光が柔らかく霧原を包んでいる。
『とうとう世界を消してしまった』
 声に出して言ってみた。それは空気を伝わった音ではなく、自分から発せられた声には聞こえなかった。全身が耳になって巨大なヘッドフォンの中にいるような聞こえかたである。空気はないらしい。だが苦しくはない。苦しくても苦痛に思わないのだろうか、と霧原は考えた。消えたのは『世界』ではなく、もしかしたら自分のほうなのかもしれないとふと思う。 自分以外に音を発するものはなく、静謐だ。周囲に物体がないので自分がとどまっているのか、移動しているのかわからない。四肢は動く。暑くも寒くもない。触覚はあったがつねっても痛みがなかった。
 上下はわからなかった。浮遊している。横たわっているのか立っているのか、逆立ちの状態なのか判別がつかない。
 振り仰ぐと頭の方向に巨大な輪が微かな輪郭を見せて回転しているのが見えた。初めて目に見えるものに出会って喜びが芽生えた。 輪は非常にゆっくりと回転しながら輝いていた。ときどき輪郭が見えなくなったがまた滑るようになめらかにその周をひからせて空間へ姿をあらわす。内輪が宝石をちりばめたようにきらめき、美しかった。『美』が『心地よい』と霧原は『感じた』。だが輪は無限に遠い。
『孤独』とつぶやいてみる。微かな痛みがあった。そのとき、わき腹あたりに触れてきたものがあった。手をのばすと見えはしないが柔らかいものに触れた。手探りでかたちを辿るとどうやら人の足のようだ。
『ここにいたね』
 天野の足らしい。こんなところに来てまで素足でいるのは何故なのか? それにたいそう冷たい。霧原は透明なその足を両手で包んだ。足首から上がない。だが足だけでも嬉しかった。
『私だよ。わかるかい』
 霧原は足に話しかけた。反応はない。
『眠っているのかな』
 そう言ってから身をかがめてそっと口づけをした。
 天使に会ったら名前を教えてね、と天野は言っていた。なんという名前だったか。そうだ、秀一郎だ。
『天使には会えなかったよ、秀一郎』
 そう言うと足が微かに動いた。
『笑ったね』
 不思議に『幸福』を感じた。
 やがて足は離れていった。霧原の胸に寂寥が訪れた。そう感じると同時に身体のあちこちから球形のものが湧き出して遊離していった。鋭い痛みを感じて霧原は胸を押さえた。 視界を妨げるものが何もなく、三次元のようには視点が消失しないためか、それとも時間の存在のしかたがちがうのか、『寂寥』の球形は遠のいてゆくのに小さくならない。いつまでも同じ大きさで遠ざかってゆく。
 時を経ても消えぬ寂寥を眺め、何故これほどまで別離が痛むのだろうと霧原は考えた。



2017/04/14 14:33

riutot

文例終わります。

デビュー前の作で稚拙で恐縮ですが、これから「書こう!」という皆さんと同じレベルだよってことで、勘弁してやっておくんなさいましよ!  頼むね。
画像も用意しようと思ったんですが、データが吹っ飛んでいて、無い(虚無ってしまったらしい)

上記2例で書きたかったのは、

作者の中にしかない世界
(おそらく)読者のなかに、類似した世界がないだろうと思われる情景
クライマックス直前の大事なシーン

「虚無」という世界を、映像として描き、読者さんに同じ映像を観て(思い描いていただく)という例です。

「無」とか「虚無」とかは、言葉としては存在するけれど、実存じゃないので、描写は難しい。

でも世の中にはごく普通に使われている言葉でも、実態のないもの、現実には存在しないものはたくさんあるので(たとえば線とか円とか)たまにでいいから、「むりだろこれ」っていう世界を自分でこしらえて、表現の幅を広げるトレーニングをしてみるのがいいと思う。独りよがりの防止にもなりますから。
そして
書き手の描く想像の世界を、読者さんに届けて、同じ映像を読者さんに描いてもらいましょう。



じつは上記例文を含んだ一作、商業誌で出てまして(足下に汗の池
自分にとっては大事な一作でしたが、世に出すべきかどうか、迷った作でもありました。

2017/04/14 14:51

例文は『デリート』から抜粋  大洋図書『青鯉』収録作



2017/04/14 15:16

青鯉

きんどるあんりみに入ってたので貼ってから次の会場にいきます。

2017/04/14 15:36

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