【ユーザー企画】最高のプロローグ選手権

餅から

エピソードの総文字数=348文字

二週間前。最愛の妹は交通事故で死んで、今日は僕のために早起きして朝食を用意してくれた。

mochikara

どう、お兄ちゃん。おいしい?
……毒は入ってないみたいだな。
ひどーい!!
妹は笑っているが、僕は至極真面目だった。事実、以前までの妹なら実行してもおかしくはない。むしろそれを期待していたほどだ。

mochikara

なんでいきなりこんなことを?
そ、そりゃ大好きなお兄ちゃんに何かしてあげたいって思うのは妹として当然でしょう?
その言葉を聞いて僕は吐き気を覚える。

mochikara

……わかった。ご飯はありがたく食べさせてもらうよ。でもお前は昨日退院してきたばかりなんだから、部屋に戻って休んでおけ。
はーい。まったく、心配性なんだからー。

それじゃまたね。

そう言って、妹は部屋へと戻った。

mochikara

最愛の妹は死んで、僕の目の前の皿には美味しそうなハムエッグが乗っていた。

mochikara

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