黄昏のクレイドリア

2-4

エピソードの総文字数=689文字

…………。
わかっていないようだから
もう一度言うぞ。
お前は俺の呪いが解けるまで、
呪いの発症を抑えるために魔力供給をしてもらう。
逆にそれさえ守ってもらえれば、
お前の行動の制限は起きないようにしてある。
…一刻も早く自由の身になりたいなら、
俺を殺そうとするよりも
解呪に協力したほうが有意義だと言っておくぞ。
はぁ……
(まぁ確かに魔力供給の義務さえ果たせば
 そこまでひどい制約の契約ではない……?)
(聞きたいことは山ほどあるけど――)

カノンでいいわ。
いつまでも"お前"呼ばわりじゃ
ウンザリだからね
……わかった。
ついでに質問してもいい?
3つまでなら構わない
……まぁいいわ

じゃあ1つ目、あんたの名前と職業は?
1つじゃない気がするが……
イーリアス。職業は魔術師だ。
オッケー、イーリアスね。
それじゃあ2つ目の質問だけど、
魔力供給はいつ行えばいいの?
毎晩一回だ
へ?
だから今は必要ない。
既に昨夜済ませたからな。
ちょ、ちょっと待って、
身に覚えがないんだけど……
じゃ、じゃあ3つ目の質問。
魔力供給のやり方は?
俺がお前から吸血する。
それだけだ。
…………。
昨夜は暴れられると面倒だから、
契約後に睡眠薬を眠らせてから魔力を頂いたな。
だが毎日薬を使うのは勿体無い。
それに、カノンの負担にもなる。
だから今晩からは巣の状態で魔力を頂くから
なッッ??!?!
イーリアスは素っ頓狂な声をあげながら、
顔面に飛び込んできた鉄拳を躱した。


チィッ!!
いきなり何だ?!
今の話を聞いたら
打撃の一つでも与えないと 気がすまないわよ!!
う"ッ、
あ"ぁあ"ああ 痛ぁああああ……
…………すまない
じゃあ契約破棄して
断る
あぁあ"あ"あ"あ………

◆作者をワンクリックで応援!

4人が応援しました。

◆コメント欄は未記入でもOK! 公開されないのでお気軽に。

ページトップへ