黄昏のクレイドリア

8-1

エピソードの総文字数=1,007文字

これをこうして……っと。
……うん!点いたわね。
ふー、
よーやっと人心地ついたな
枝葉に火種が燃え広がるのを
確認すると、
各々焚き火の周りに腰を下ろした。
導師様達も3人も、
無事に各々の目的地に
向かえてればいいんだけれどね。
…………。
…………。
イーリアスは先に寝たら?
いくら導師様に
治してもらったからって、
体力は戻ってないだろうし
……そうさせてもらう
…………。
イーリアスが横になるのを確認すると、
セシルは焚き火を木の枝で弄びながら、
カノンを見やった。
んで、カノンはこれからどーすんだ?
どっか行くアテとかあるのかよ
あたし達は東に
向かうつもりだけど……
セシルはどうするの?
もう報酬分の働きはしたでしょう。
そりゃそーなんだけどさ……
あっ、もしかして、東になんか
怪しい遺跡でもあんのか?
ってゆーか、
カノンっていつも行く先々で
こんな事になってんの?
お前の仕事ってそーゆーもん?
いや、そんな毎回は……って、
なんであんたがそんな事聞くの
オレもスクオーラに入ろうかなって。
はぁ?!
いや、実際イイ話だと思うぜ?
オレ様ってばデキる奴だし!
今回の魔石捌きだって、
惚れ惚れしたろ?
まぁ、確かにタイミングも
発動位置もバッチリだったけど……
それにオレの勘じゃ、
スクオーラってのは
アーティファクト絡みで
動いてるんだろ?
それじゃあオレの魔巧具鑑定眼も
お役立ちだと思うぜ?
うーん……
("スクオーラ"ってあたしが言ったの、
 導師様との会話で
 一回言っただけのはずなのに……
 本当に感覚が鋭いのね……。)
(悪い話じゃない……か。)

 …セシルが
 そこまで言うなら
よっしゃ!
でも、なれるかどうか決めるのは、
あたしじゃなくてボスだからね。
わかってるわかってる。
んじゃ、改めてよろしくな!
えぇ。こちらこそ
よろしくね、セシル。
(ぃよっし、まずは第一関門突破!
 あの白い服の魔巧具のヒミツ……、
 絶対暴いてやるからな!)






正直あんたが居てくれるのは
こっちとしては かなり助かるわ。
あいつの事、まだよくわかんないからね……。
は?
お前らって付き合いの長い仲間とか
そーゆーのじゃねーの?
全然
全然。
会ってから多分 2日位しか経ってないし、
脅迫されて契約させられただけだから。
全然 "だけ" で済まされるような
出会い方してねーな
でもあいつに逆らわなければ
痛い目みないし、
そこそこ自由だから大丈夫よ。
(マジかよ、あのすかし顔
 そんなヤバイやつなのか……?!
 やっぱ魔術師半端ねーわ……。

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