ソラミミ×DIAMOND

わたしの家に 小象が来たこと(2)

エピソードの総文字数=640文字

この子とパレード潰しをしよう。と思うのだけどあなたはどう? ソラミミ
 パレード潰しですって?
あんなの……ピエロの数が半端ないやつでしょ? それにパレードって言ったら大抵、象がいるんでしょ。でっかい象。もしかしてその象とこの子を戦わせるって気? 勝てっこないよ
いいえ。この子は、特別な象よ。あなたが連れ帰ったのだから……ピエロ斬りの剣を作る宝石みたいに、ピエロを殺す力が備わっている
そんな。特別だなんて……えへへそうかなあ
 草里に特別なんて言われると、わたしはつい少し図に乗ってしまう、かも。
そう。特別な、象よ
 草里は強調した。今の草里の目は真剣そのもの。
 そうは言っても、パレード潰しだなんて、考えるだに正気なのかとしか思えない。
 ときどき、空の高いとことかをパレードが行くのを見ることがある。わたしたちに直接害をなすものではない。だけど、大きく見れば都合の悪い存在。それを潰すのは確かに、わたしたちの仕事の一つとしてあることは知っている。けど学園を卒業してその道の専門になった人らがやることだし、そうじゃなきゃ、どこか田舎の暴走団が度胸試しでそういうことやって、みたいなことは聞いたことあるけど、危険なものだってのもよく聞かされているわけで。
 この世界にはそういう危ないことは幾つか存在するけれど……。年頃の女の子がスリルを求めてやろうなんてことじゃ、ないでしょ草里?
この子、言うことちゃんと聞くかな。ほれ廻れ右
 草里はすでにその気のようで、小象を訓練しようとかしてるし。
ぱぽー

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