怠惰の神とフィクションブック

第12話 波間に揺れる双子島

エピソードの総文字数=774文字

それで? 結局集められたのはこれだけか。
面目ない……。
どれもこれもガラクタばっかりっす。
金目の物はないっすね。
金の延べ棒とかなかったのか?
宝石は? 指輪やネックレスはどこだ?
80回以上潜ってから言うのもなんだが、
潜れる範囲にそんなものがあったら
とっくに誰かが拾ってると思うぞ。
それもそうっすね。とんだ無駄足だったっす。
没落貴族のせいで時間を無駄にしたっす。ぷんすこ。
ここは伝説の宝的なレアアイテムを入手して
そこからドラマが始まる展開じゃないのか!
(何故、私が責められているのだろうか……?)
そう気にやむなポンコツメラン。
何も得るものがなかったというわけではない。
こういうことを予見してちゃんと保険はかけてある。
そのあだ名は極めて不本意だが、
何か目を引くものでもあったか?
たわわに揺れ遊ぶ乳を拝めただけでもよしとしようじゃないか。
ギャラリーにとってもなかなかに眼福であったことだろう。
なっ……!
さー、見物料を徴収するっすよー。
いやー、いいものが見れたよ。チャリン。
是非またやってくれよな! チャリン。
年甲斐もなく見入ってしもうたわい。チャリン。
…………チャリン。
まいどありっすー。
ひーふーみー。うむ。
これだけあればしばらく食うには困らんだろう。
うぅ……私はこれでも貴族なんだぞ……。
……もうオヨメに行けない……よよよ……。
落ち込むことはないぞ。
配偶者などいなくとも種さえあれば芽は出るものだ。
なんの慰めにもなってないっす。
しくしくしくしく。
見られて減るものではないだろうに。
人間とはかくも合理性に欠けるものなのか。
神様の中でもネヴェスさまが特殊なだけっす。
ひきこもりは恥も外聞も無いから困るっす。
失敬な! 荷物を受け取る時はパンツぐらい履くわい!
それクロネ●ヤマトのお兄さんが
毎回めっちゃ微妙な顔してるから正直やめてほしいっす!
着るなら全部着ろっす!

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