チートなガチャ運でVRMMOで無双する!?~没入型MMO「ラスト・オンライン」

第八十一話『家具』

エピソードの総文字数=1,201文字

「念願のマイホームゲット!!」
2017/06/07 08:41
サラが笑顔でそう言った。かくして、僕らは念願のマイホームを手に入れたのだった。
2017/06/07 08:42
「この年で家を買ってしまった・・・」
2017/06/07 08:42
僕は感慨深く思う。こないだまで、この『ラスト・オンライン』を買うための貯金をするのに、一生懸命バイトをしていた僕が、ついに家を買うところまで来てしまった。おそるべしVRMMO。しかも5000万ゴールド即金で。
2017/06/07 08:42
「これで一国一城の主ね」
2017/06/07 08:42
と、腕を組みながら、自分の家を眺めるサラ。僕らは隣同士に家を買っていた。だいたいどこのチームも一区画内に家を買う、つまり隣同士になるのが通例となっているらしく、僕らもその慣例に従っていた。
2017/06/07 08:42
「お庭に手を入れたいですね。」
2017/06/07 08:42
奈緒子は、隣で庭を眺めながら、そう言った。やりたいことが、色々あるみたいだった。女子チームの家へのこだわりはかなり男子の概念とは違っていて、とても面白いなと思っていた。どちらかと言えば男子はもっともっとドラゴンと戦いたい、と思いそうだ。

『ラスト・オンライン』はゲームとはいえ、没入型なので、もうそれは、家に済んでるのと同じことで、今までのゲームの家を購入するのと、ここで家を買うのは、まったく体験が異なる。
2017/06/07 08:42
「稼いだお金で、家を買うのってすごいことなんだなぁ」
2017/06/07 08:42
と、普通のゲームで家を買うときとは全く違う感想を僕は持った。
2017/06/07 08:43
「なんだか、妻子持ちのお父さんみたいな意見ね」
2017/06/07 08:43
とサラが笑う。
2017/06/07 08:43
「ほんとだよ、僕まだ未成年なのに」
2017/06/07 08:43
と僕も笑った。
2017/06/07 08:43
「こういう体験が出来るのが、VRMMOの凄いところかもしれませんね」
2017/06/07 08:43
奈緒子が僕と同じ意見を持っていた。このVRMMO『ラストオンライン』の凄いところは、現実とファンタジーの世界を結ぶ、ぎりぎりのリアル感なのではないか、と僕らは思った。マンションと城が同時に存在する選択肢の多いリアル。
2017/06/07 08:43
「さて、家具がないよ家具が!!家がスカスカ!!ぬいぐるみ分が足りない!!買いに行こう!!」
2017/06/07 08:43
「ぬいぐるみで埋める気なのか」
2017/06/07 08:43
サラがピョンピョン跳びはねながら、新築はならではの家の広さに、いろいろ買って埋めていく喜びを求める。しかもなぜかぬいぐるみで埋めるつもりらしい。
2017/06/07 08:44
「てか、もう、二つも持っているじゃん!!」
2017/06/07 08:44
と、最初のショッピングで、サラが二つもぬいぐるみを買っていたのを思い出した、いや、二つ買ったのは着ぐるみだったか、言ってから頭の中で整理する。
2017/06/07 08:44
「二つ買ったのは着ぐるみね!」
2017/06/07 08:44
と注意された。
2017/06/07 08:44
「ぬいぐるみで埋めつくされた、ぬいぐるみ部屋を作らないと」
2017/06/07 08:44
と、大いなる野心を持つサラだった。なかなか現実世界ではできないことだから、なかなか素敵な野心だな、と思った。

マイホームを持った今、アイテムに対する目線は大きく変わった、最初に買いものに行ったときはやっぱり、RPGっぽいものの方が気になった。
2017/06/07 08:44
「ショッピングに行こう!」
2017/06/07 08:44
サラが笑顔でそう言った。
家を買い大きく視点が変わった僕たちのショッピングが始まる。
2017/06/07 08:45

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