チートなガチャ運でVRMMOで無双する!?~没入型MMO「ラスト・オンライン」

第八十四話『かわいい食器棚』

エピソードの総文字数=1,200文字

「あ、112万ゴールドだ!」
2017/06/07 10:32
サラが欲しがるベッドの値段だった。そう、僕らにはお金が必要だ。僕が欲しがっている「バンドマニア」が113万ゴールド、サラが欲しがっている「可愛らしいお姫様ベッド」が112万ゴールド。

そう我々は、だいたい115万ゴールド弱を必要としていた。
もちろんそんなお金はない。5000万ゴールドあった、『D級英雄ランク戦』の報酬は、土地と家で一瞬で使ってしまっていた。
2017/06/07 10:32
「この後、私が見たいものを見てもいいですか?」
2017/06/07 10:32
と一通り見終わっていた、僕らに対し、奈緒子がそう聞いた。
2017/06/07 10:33
「もちろん」
2017/06/07 10:33
「当然!」
2017/06/07 10:33
と、遊び呆けていた二人、僕とサラは即答した。
2017/06/07 10:33
「そういえば、僕らは全く生活必需品をみてないな」
2017/06/07 10:33
とボソリとサラに言った。
2017/06/07 10:34
「私のベッドは生活必需品です!!」
2017/06/07 10:34
と胸を張るサラ。
2017/06/07 10:34
「そういえば・・・確かに。必需品の値段は軽く超えてるけど・・・」
2017/06/07 10:34
よく考えたら、ベッドは必需品だったが、必需部分のシンプルなベッドは簡素なものなら2万ゴールドで買える。110万ゴールド分は趣味じゃないか、という僕。僕の「バンドマニア」は100%趣味だけど・・・。そこには夢とロマンしかない。だがそれがいい。
2017/06/07 10:34
「女子には必要なの!!」
2017/06/07 10:34
と、サラが言う。必要らしかった。必要なら仕方無い。うん。そうこうしていると、奈緒子がつぶやいた。
2017/06/07 10:35
「私は、全部を木目調に統一したいんですよねー」
2017/06/07 10:35
と、テーブルやイスを見て回る奈緒子。
目が真剣だった。
遊び半分の僕らとは真剣度が違う。

そんな中、僕は、あるものを見つけた。
2017/06/07 10:35
「はっ!!これは!?!?」
2017/06/07 10:35
と僕が言う。
2017/06/07 10:35
「なになに!?」
2017/06/07 10:35
とサラが覗きこむ!!
2017/06/07 10:35
「はっ、これは・・・!!」
2017/06/07 10:35
サラも驚く。
2017/06/07 10:35
「人をダメにするソファー」だった!
このソファーは、現実でも人気の、体にフィットする、ふわふわしたクッションのことだった。普通のクッションより遥かにのめり込み、つつまれたような感触を与えてくれる。近年人気のでてきた、新しいソファなのである。
2017/06/07 10:36
「『アーカイブ社』の技術・・・ここまで来ていたのか」
2017/06/07 10:36
と僕が言った頃には、すでに、試しているサラ。
ポンっと、座るとググッと深く潜り、さらの大部分がソファに埋もれた。
2017/06/07 10:36
「こ・・・これは・・・す、すごい・・・吸い込まれる!!」
2017/06/07 10:36
と、楽しんでいるサラ。
2017/06/07 10:36
「これも・・・ほしいかも」
2017/06/07 10:36
と物欲に目覚めるサラ。
2017/06/07 10:36
「これは確か1万ゴールドくらいなんだよね、と」
2017/06/07 10:37
僕が言う。
2017/06/07 10:37
「あ、そんなもんなんだ?いいね!」
2017/06/07 10:37
とすでに、家やベッドで金銭感覚が麻痺している僕らだった。
また、こちらで遊んでいると、奈緒子が足を止めて、あるものを凝視している。
2017/06/07 10:37
「この食器棚、すごく可愛いですね。欲しいです!これがいいですね!値段は・・・と」
2017/06/07 10:37
そういう奈緒子の声に先に値札に目が行く僕。1,160,000ゴールドと書いてあった。

カンマの桁数を覚えている僕はまた、一瞬で読めた。
2017/06/07 10:37
「あ、116万ゴールドだ」
2017/06/07 10:38
そう、僕らにはお金が必要だった。(二回目)
2017/06/07 10:39

◆作者をワンクリックで応援!

0人が応援しました。

◆コメント欄は未記入でもOK! 公開されないのでお気軽に。

ページトップへ