【12/10】 ダンゲロスSS(72)鈴鹿歌音VSヤドナシ

ヤドナシ

エピソードの総文字数=2,349文字

ヤドナシさんの執筆スペースはこちらです!

イタズラするとイタズラされちゃいますよ!

さて……色々時間がなくて困ったぞ。
何に困ってるのー?
音色ちゃん、実は白川くんと君を対戦させるに当たって、彼の人物像を全く確認していなかったんだ。試合開始までにマジカルミュージックちゃんと読む暇がなかった……。
ヤドナシさん、君前にマジカルミュージック途中まで読んでたよね? もう僕のこと忘れちゃったの?
幽霊さんは何でもうろ覚えですぐ忘れちゃうからねー。鈴鹿さんの校正が終わったら最初からゆっくり読もうと思って、そのまま読む時間が今までできなかったってのもあると思うけど……。
全く……困った作者さんだ。仕方ない、僕のパーソナリティーはこの際うろ覚えでいいから彼女と戦わせてくれないかな? 早くミュージックガトリングガンをぶっ放したくてウズウズしてるんだ……。
ぜっ、絶対白川くんってこんなキャラじゃなかったと思う……。
それは私も同意見……彼もそう言ってくれてるしさっそく戦いを始めよう。
えっ? 戦いに至るまでの過程とか動機とかすっ飛ばすの? そこを必死に辻褄合わせるのがダンゲロスSSの醍醐味でしょう!
音色ちゃん……ダンゲロスSSはね、面白ければいいんだよ!
わーい、作者がやけになってるーーー。
このところ戦っては負け、戦っては負け、除霊され続けてるからね……今日はもう今までにない戦い方をしてやろうと思ってたんだ! まさかこんな始まりになるとは自分でも思っていなかったけどね!
ばーんっ!
ぐはっ!!
ね、音色ちゃん……なっ、なぜ私を……!?
ミュージックガトリングガン!
(ぴしゅん! ぴしゅん!)
うわっ、みっ……水?
白川くんまでどうしてこっちを攻撃っ……
邪魔なのよ。早く対戦させなさい。
僕は試し打ちがしたかったんだ。
りっ、理不尽だぁあああああ!
どーんっ!
ぐはっぁあああああ!
音色ちゃんだっけ? 君さすがだね、声に出して銃声を唱えるだけで「あいつ」をあんな後ろまで吹っ飛ばすなんて。
いっ、いつの間にか音色ちゃんは「君」か名前呼びで私は「あいつ」……私だけ敵認定されてる!?
久々に聞かせてあげるよ。僕の天才的クラリネットの音色を!
んっ?
クラリネット、今持ってなくない?
ぴゅ〜ひょろろろ〜
くっ……口笛でクラリネットを再現しただと! 
やっ、やるわね、あなた……。
説明しよう! 作者はちゃんとクラリネットの音を聞いたことがないから、実際の音色を知らないのでトンビの鳴き声のような表現になったのである!
どっかーん!!
ぐぁあああああ!!!!
ああ……ビルが倒れて潰されるような衝撃を感じるぅううう!!!!
僕の演奏、どうだったかな?
くっ……どう見てもただの口笛なのに、一度耳にしたら離れない音色……
音色ちゃんの攻撃で頭がぼーっとしているのか、彼の能力のせいなのか……まるで天国だぁあああ!!!
どうやら、幽霊相手でも僕のミュージックガトリングガンは効くようだね。
そう? 作者さんは私の「バーンッ!」で頭ぼんやりしてるだけだと思うよ?
んっ、それは僕のクラリネット演奏にケチをつけてるのかな?
私の方が強いってだけのは・な・し!
いっ、いつの間にか強引に二人が戦闘シーンに移る自然な流れができあがっている!!
くらえっ! ミュージックガトリングガン!!
(ばしゃぁあああ!)
はっ……しまった、白川くんの魔法弾を浴びてしまった!
自分のときと攻撃音が違うのが気になるぜ……
ふふふ……これで君はもう僕のクラリネット演奏の虜だよ。
いや……口笛じゃん。
ぴゅ〜ひょろろろーーー
くっ……なんてね。
残念だったわね。鈴鹿歌音さんが出してくる対戦相手ならまず音楽系で攻めてくることは間違いなし! 対策を立ててないとでも思ったの?
おやおや? 僕の華麗な演奏を聴いてメロメロにならない……何か隠してるね?
簡単なことよ。
あなたが口笛を吹く前に耳栓をしたの。
音楽系魔人との戦闘においてなんて反則! 外道!
困ったね……それくらいで僕の攻撃をしのげると思われるなんて。
ぴゅ〜ひょろろろろーーーー
なっ、何!
耳をふさいでるはずなのに……白川くんの演奏が……きっ、聞こえる!?
音楽は耳で聞かせるもんじゃない……心で聞かせるんだっ!!!
なっ、なんてこと……音楽系の攻撃を甘く見過ぎていた……このままじゃ……このままじゃ……白川くんの口笛でメロメロに……
ぴゅ〜ひょろろろ〜
ぴゅ〜ひょろろ〜うぐっ!!
はっ……急に演奏が途絶えた!!
いったい何が?
はっ、離すんだ幽霊! 僕の演奏でメロメロになったはずなのになぜ動ける!?
ふっふっふっ……気がついたんですよ。
私は幽霊……すでに死んでいるなら別に攻撃受けても大丈夫じゃん!っと
くっ……さっきのメロメロ感は本当に音色ちゃんの攻撃で頭がぼんやりしただけだったのか!
私は幽霊……確かに白川くんの口笛は素晴らしい。
しかし……本当に天国をちょこっと経験した者から言わせれば、まだまだ本物には程遠い!!
作者さん……いっぱい私ひどいことしたのに、何で……
自分が生みだしたキャラクター……その子に勝ってほしくないわけ、ないだろ……
やっ、ヤドナシさん……
……って、ちょっとかっこつけてみたかった。
どっかーんっ!!
グフッ……ぐはぁあああ!!!
ぐぁあああああああ!!!!
味方にまで除霊されるぅうう!!!!
ふっ……君には負けたよ、音色ちゃん。
それにしても作者さん……僕の攻撃は効かなくて、音色ちゃんの攻撃はなぜ効くの?
決まってる……自分の愛するキャラクターからの攻撃、受けてナンボだろ。
そうか……さすが作者さんだね。
……ってかっこつけてみたかった。
どどどどどっかぁああああんっ!!!!
こうして、私は再び天国を垣間見たのであった。(完)
現界の時間はここまで、霊界に帰りましょう


(執筆終了!)

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