騒々しい兄弟の日常

僕と君の初デート ⑤

エピソードの総文字数=2,466文字

~自宅~
ナオヤっ!!!勝手に入るぞ!!
あ、兄貴

鈴音ちゃんから聞いただろ、俺スゲーひどいこと言っちゃ、

ごめん!!
えっ・・・

なんで謝るんだよ

いけないのは俺だろ?勝手に空回りして2人に迷惑かけて

違うお前は悪くない、

俺全然お前のこと考えてなかった、お前の気持ちも知らずにデートのこと自慢したり

鈴音ちゃんが告白してきた時も・・・

本当にごめん

だから謝んなよ!!!!

もう謝んなって、、こうされると俺が凄く惨めに感じる

鈴音ちゃんにひどいことまで言って、俺は絶対に鈴音ちゃんは無理だ

きっと兄貴がこの世にいなくても絶対に鈴音ちゃんは俺のことを好きになってくれないよ

そんなこと・・・
もう出てけよ!!!
バンッ(扉を勢いよく閉める音)
(俺はなんてバカなんだ、1人でこんなにも苦しんでる弟をなんで気づけてあげられなかったんだ、そもそも俺が鈴音ちゃんの告白を受け入れなければよかったんだ・・・弟と関係が悪くなるくらいなら、またナオヤとワイワイできるなら、またナオヤと笑って飯が食えるなら、鈴音ちゃんとは別れよう・・・)
プルルルル…(電話をかけている音)
はい、シュン?
うん、俺だけど

ちょっと今から会える?

うん
30分後 駅前
俺さ、あのあとナオヤの気持ちずっと考えてたんだよ


うん
俺やっぱわかってなかったアイツの気持ち

兄貴失格だわ


そんなことっ
俺達、別れよう
えっ、嘘でしょ
ごめん、本当にごめん
私は本気でシュンのことが好きなのに!最初は一目惚れだったけどそれからシュンと過ごしてもっとカッコイイなって思ったし、もっと知りたいなって思ったし、もっと一緒にいたい!そばにいたいって思ったんだよ!!!大好きっていってくれて凄く嬉しかったんだよ!!

それなのにシュンは弟のために私と別れるの?そんなの嫌だよ!!

もしかして私のこと嫌いになっちゃったの?

だったら言って私直すから、また好きになってもらえるように頑張るから!!

だから、、、もう一度考え直して・・・


嫌いになんてなるわけないよ

だけど、ごめん・・・

嫌いじゃないのに、ごめんって意味わからない!!

もういい!!!

(本当は死ぬほど好きだよ・・・)
~自宅~
ナオヤ、聞くだけ聞いてくれ

俺さ今鈴音ちゃんと別れたから

お前の気持ちもろくにわかってやれないやつに鈴音ちゃんと付き合う資格なんてないから

だから、お前に鈴音ちゃんは任せ、
ふざけんなっ!!!!
ヴフェッ!い、いきなり腹パンかよ・・・
マジでいい加減にしろっ!

俺はそんなこと望んでねぇよ!!!!

ただ俺は鈴音ちゃんの思いを断ち切れない自分にイライラしてそんで兄貴たちに迷惑かけて落ち込んでただけだ!!!

いけないのは全部俺なのになんでお前こんなことするんだよ!!!

だって、鈴音ちゃんのこと死ぬほど大好きだけど、だけど

俺達がずっと付き合ったいたらお前がずっと苦しいままだろ!!!

お前とこのままずっと仲が悪いままでいるのが嫌なんだよ!!!!

また笑って飯食いてぇよ!!また喧嘩してェよ!!またバカみたいに大声で話してェんだよ・・・

そんなくだらなくてバカみたいな、でもスッゲェー楽しいお前との日常を壊したくないんだよ!!

(兄貴・・・でもこんなのダメだ)

バカっ!!!!俺の心配なんかしてんじゃねぇよ!!俺のことなんか全然大丈夫だよ!!!!こんな失恋ごときでずっと落ち込んでるやつじゃねえぞ俺は!!明日には直ってたぞ!!それに気づけなかったお前は大バカだ!!

それに鈴音ちゃんの思いを簡単に捨てんじゃねぇ!!

鈴音ちゃんがどんな気持ちでお前に告白したのか!学校でもお前のことずっと話してんだぞ!!それほどお前のこと大好きなんだ!!

そして俺の失恋を無駄にすんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええええ!!!!!!!!!!!!!



な、ナオヤ

お前・・・グスン

泣いてなんかいないで、鈴音ちゃんのことが死ぬほど大好きなら必死で追いかけにいけ!!!!!!!!!
ああ、俺は本当の大バカだよ

だから鈴音ちゃんを追いかける!!!!

死ぬ気で追いかけろよ!!!絶対途中で戻ってくんじゃねぇぞ!!!


アホっ!途中で戻るもんか!!!!

絶対に追いつく!!

(はぁ~~本当はスッゲー悲しいよ!!!!!)
(はぁ、はぁ、はぁ鈴音ちゃん!鈴音ちゃん!!)

あっ、いた!

鈴音ちゃん!!!!!!

お兄さん、、どうしたのいまさら
俺やっぱり大バカだよ、こんなに、こんなに君のことが大好きなのに弟を優先して本当にバカ

俺も鈴音ちゃんのこと死ぬほど大好きだよ、だからさっき別れようっていうの凄く辛かったんだ。

だからこんな俺だけど、もう1度俺のことシュンって呼んでください

俺と付き合ってください!!!


私きっと追いかけてきてくれると思ってた、だって私はいつも弟思いの優しいアナタを見て一目惚れしてしまったから

だからこんなに優しいアナタが簡単に女の子を振るような人じゃないってわかってた。




鈴音ちゃん・・・
だから今度は絶対に私のこと離さないでね!シュン!!

私ずっと大好きでいるから!!

うん!!ありがとう!!絶対に離さない!ずっと鈴音ちゃんだけを見てるから!!

俺もずっと大好きでいるから!!

じゃあ約束ってことで、チュッ
デートのときのキスとは全然ちがうね
当然よ!!

じゃあまた今度ね

本当にありがとう!!
~帰宅~
ただいま
おかえり兄貴

帰って来たってことはしっかり追いついてまたカップルに戻れたってことだよな?

うん!当然だろ!
これでやっと俺も吹っ切れたわ!!

でも兄貴、1つだけお願い聞いてもらってもいい?

なに?
泣いてもいいか?兄貴?
おう!!泣け泣け!!
兄貴ィィィいいい~~

うわァ~~~~ん!!!

よしよし!

昔もこんな風に俺が慰めてやってたよな

お前は、お前は俺に優しすぎるんだよ

ここまでするとは思っていなかったよ、、(´Д⊂グスン

弟思いの最高の兄貴すぎるんだよ!!!

うわァ~~~ん

俺もお前みたいな最高の弟がいて幸せだよ!!
翌日ナオヤは思いを断ち切りしっかり鈴音ちゃんに謝った。

そして鈴音ちゃんは兄弟の家に良く遊びに来るそうになり、今以上に良い関係になっていった。


僕と君の初デート  終わり

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