マジカルミュージック

音楽の女神と音楽の英雄のデート①

エピソードの総文字数=2,212文字

    歌音の知らないこと……朝比奈 大河と松原 郁の闇は深い、ということ。

     歌音は、次のことを考える。

     どうすれば二人を闇の中から救い出せるのかを……。触れてはいけないもの……果実の存在を……。命の灯火と音楽の魂を消さないように……。それだけは、絶対に歌音も守らなければいけないルール。この世界のルールである。

    このクラスの誰か一人でも欠けてはならない……永遠のルール。このゲームを制するのは、歌音なのか……また違う誰かなのか?

    それについては、現時点で予測するのは、不可能に近いのだから……。

2017/08/01 16:54
ね……寝坊した!!
2017/08/01 17:01
    歌音は、謎の夢を見て飛び起きた。明里は、ビックリして目を擦りながらゆっくり起き上がってきた。
2017/08/01 17:07
歌音……今日は日曜日だから学校は休みだよ……。もう少し寝てたかったのに……。歌音のせいで目が冴えちゃったよ……
2017/08/01 17:08
    歌音は、カレンダーを見つめる。

    今日は、そういえば日曜日だった事を歌音は思い出した。

    休みの日曜日……。久しぶりの休み……。

    歌音は、思い出したかのようにメッセージを確認した。

2017/08/01 17:12
歌音……。今日、遊びに行く約束していただろう……。早く来てくれないと……
2017/08/01 17:15
    歌音は完全に圭との約束を忘れていたのであった。

    そして、歌音の叫び声が響き渡る。

2017/08/01 19:47
ぎゃぁぁぁぁ~!!    完全に遅刻だ~!!
2017/08/01 19:48
    ようやく歌音は準備をして圭との待ち合わせ場所に向かう。明里に用意してもらったハイヒールを履いて……。待ち合わせ場所は、いつもの寮の前。

    今日は、勾当台公園に遊びに行く約束をしていたのである。それにしても、この寮は広すぎる。男女で住んでいる階は異なるが、男女の行き来は自由であった。何て自由な学園なのだろうか……。

2017/08/01 19:49
    ようやく圭の姿が見えてくる。
2017/08/01 19:54
ごめんね、圭くん!!    寝坊しちゃって……
2017/08/01 19:54
はい、30分の遅刻だ


2017/08/01 21:03
申し訳ない……
2017/08/01 21:04
今日は、俺からのお誘いだけどな……。まあ、安心してくれ。色々と俺を満足させてもらうからな
2017/08/01 21:05
それだけは勘弁してください
2017/08/01 21:06
    歌音の嘆きは、儚く圭に聞き流されるのであった。

    歌音たちは、学園を出て列車に乗り込む。仙台の地下を通る鉄道は、今日は人でごった返していた。仙台駅前のパルコを目指している人が多いみたいだ。

    歌音たちは、仙台駅で降りていく人を見つめる。

    リア充達が手を繋いでいる(恋人繋ぎ)のを見て、爆発しろ、と思ってしまったのは言うまでもない。

2017/08/01 21:08
    勾当台公園に到着した頃には、日は高く上り、滝噴水の広場には、恋人たちが陣取って座り込んでいるのが見える。
2017/08/01 21:12
リア充爆発しろ!!
2017/08/01 21:14
男女で外出している時点で、私たちもリア充だから!!
2017/08/01 21:14
    歌音が、痛烈な突っ込みを圭に入れる。

    しかし、圭は何とも思ってないみたいだ。

    そして、今回のターゲットを圭が見つける。

2017/08/01 21:15
歌音、あいつらも来ているぞ
2017/08/01 22:13
    圭が指差す先には、大河と郁がいた。恋人繋ぎをして勾当台公園の滝噴水広場の近くのベンチに腰を掛け、イチャイチャしているのを見てしまった。
2017/08/01 22:14
やべぇよ……。あいつら、やっぱりラブラブじゃないか。あの噂は嘘みたいだな


2017/08/01 22:15
あの噂って?
2017/08/01 22:17
大河と郁が偽装恋愛をしている、という噂
2017/08/01 22:17
ぎ……偽装恋愛?!
2017/08/01 22:18
歌音!!    声がデカイ!!    んな、大声出すと……
2017/08/01 22:19
    圭は急いで手で歌音の口を塞ぐ。

    しかし、時はすでに遅かった。

    圭に口を手で押さえ込まれ苦しむ歌音を後目に、大河と郁に気づかれてしまったのであった。

    すぐに大河と郁が手を繋ぎながら、圭と歌音の近くにやって来た。

2017/08/01 22:19
よぉ、圭。今日は、歌音さんとデート?
2017/08/01 22:21
今日は、一緒に遊びに来ているだけだ

気分転換も大事だからな

2017/08/01 22:22
でも、一緒にいるってことはデートじゃないの?
2017/08/01 22:23
だから、今日は気分転換に付き合ってもらってるだけ。俺と歌音が付き合うなんて……まず、今の時点でないな
2017/08/01 22:24
ん?    ってか、圭……歌音さんを解放してやれ。お前の手で口を塞がれて苦しんでるぞ
2017/08/01 22:25
    歌音が圭に押さえ込まれ、じたばたしている事に気がついた圭は、歌音を解放する。

    歌音は、苦しそうに新しい空気を吸い込み、ようやく落ち着きを取り戻しつつあった。

2017/08/01 22:26
大河くんと郁ちゃん……見苦しいものを見せてごめんね
2017/08/01 22:27
いや……別に何とも思ってないよ、お前の事なんか……
2017/08/01 22:28
本当の事を言っちゃうと大河は歌音さんの指揮の事が気になっている、って……
2017/08/01 22:33
おま……余計な事を言うな!!
2017/08/01 22:35
私も気になってるのよ、歌音さんの指揮

とても気になる。どうやってあんなに色々な世界観を産み出せるの?    私は、知りたいなぁ。あまり信用していないけど気になるのよ♪

2017/08/01 22:36
    言い迫ってくる郁に、歌音は若干後ずさりをしてしまう。

    それに、どんどん郁が近づいてきて、気がつくと目を輝かせた郁の顔が歌音の近くにあった。

2017/08/01 22:38
おい、郁!!    やめてあげろ!!    歌音さんが怖がってるだろ!!
2017/08/01 22:40
あっ、ごめんね
2017/08/01 22:43
っていうか、郁。俺ら、デート中だ。歌音さんに迷惑かけるな。行くぞ、郁
2017/08/01 22:43
待ってよ、大河!!    置いていかないで……
2017/08/01 22:45
    大河と郁が立ち去ったこともあって、嵐は一気に立ち去ったのであった。

    後に残されたのは、疲れはてた歌音とニヤニヤしている圭だけであった。

    周りのリア充たちは、いつの間にかいなくなっていたのも言うまでもない……。

2017/08/01 22:46

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