黄昏のクレイドリア

5-1

エピソードの総文字数=481文字

うっ……ひっく………
どうして…?あたしも、   も、
家族を…まもりたかった、だけなのに……
ただしずかに、くらしていたかっただけなのに……
……あたしたち、
いつまで戦わなきゃいけないの……?
…………。
辛かったら、
お前は戦わなくてもいいんだぜ、
カノン。
…………。
少女は少年の提案に反抗するように、
涙を拭い、地に横たわっていた
血のついたままの剣を手にとって立ち上がった。
やれやれ、強情なヤツだなぁ。
一体誰に似たんだか……。
ま、安心してていいぜ。
お前はおれが守ってやるからな!
==================
……ッ!
……あれ?
(もしかして、また眠らされた?
 …いいや、そもそも昨夜に
 イーリアスに会った記憶がない……)
前日の出来事を思い起こすような目覚めに、
冷や汗をかきながら部屋を見渡すも、
イーリアスの姿はなかった。
(やれやれ、どこまで勝手なんだか…
 いや、別にいいんだけど……血を吸われるの嫌だし…
…………。
(それにしても、あの夢を見るなんてね……。
 今更、なんでまた……。)

首をかしげながら、
カノンは軽く身支度をすませると、
食事をとるために階段を降りて行った。

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