【5/13】ダンゲロスSS(15) ぽぽvs兜海老

ぽぽ

エピソードの総文字数=2,034文字

こちらでぽぽさんが執筆されます。他の方は書き込みをお控え下さい。
多摩摘・桜良(タマツミ・サクラ)はさくらんぼが大好きな女の子だった
ただ、それだけだったのだ。
何年か前のプールの時間
「わーい、わーい」
「プールはたのしいな~」
「さくらちゃんプールサイドを走ったら危ないよ~」
「きゃー」
こてん
ズルッ
「うわーん、さくらちゃんが僕の海パンを掴んで転んだ~」
男の子の股間があらわになり
ぷらぷらと揺れるモノが少女の目に映った
(ドクンッ)
「…おとこのこの…って、サクランボみたい…」
「えっ?」
「もみもみもみ~」
「うっ、うわあああああああああああああああああああッ!?」
少女が少年の股間を揉みしだくと、どういう事であろうか!?
股間にはおいしそうなチェリーが実っているではないかッ!!
これが特殊能力「素晴らしき収穫祭(グレイトフル・ハーヴェスト)」の覚醒であり
魔人、多摩摘・桜良(タマツミ・サクラ)が誕生した瞬間であった。

その能力は 

触った相手の股間のチェリーω(陰部)をチェリー(果物)に変える。 

という恐るべきものである!
そして数年がたった
「どうも多摩摘さん、いいお天気ですね」
「あら、お巡りさん。おはようございます」
「いやあ、また股間引きちぎり魔ですよ~、まったく恐ろしい世の中ですねえ」
「まあ、怖い。最近多いですね」
「今月に入ってからもう6件です。私も夜回り強化とかで忙しくってねえ。多摩摘さんも気を付けてくださいよ~。あ、まあ狙われるのは男性だけだっけ?あはは」
「ふふ、じゃあ私は安全ですねえ。お巡りさんは男だから気を付けないと」
「あははは、そりゃそうだ。じゃあ本官はパトロールにいってまいります!では」
「はい、ご苦労様です」
(うふ、うふふふふ…)
(そうだわ、警官のチェリーってどういうお味かしら…一度味わってみるのも良いかもしれないわねえ)
「じゅるり…」
キキーッ
突如、警官が自転車をとめて振り向いた
「あら?お巡りさん…どうかなさいました?」
「そうそう…、モブ沢ひろし…ってご存知ですか?」
警官が腰から拳銃を引き抜くのと桜良が動くのはほぼ同時だった!
タァン!!

というある意味かるい発砲音が街中に響く。
だが銃弾は女には当たらない。
「もみもみもみ~」
体勢を瞬時に低くしたのは銃弾を避ける為でもあったが
更にその攻撃へとつなげるモーションである!

白い腕が蛇のようにうねり警官の股間へと伸びる!
「うほふぁ!?」
瞬時に100揉み!
一瞬で警官の股間にサクランボが実る!
ぶちぃ!
「ぎああああああああ!」

警官は絶命!

なんという非道!

この女こそが股間引きちぎり魔だったのだ!
「うふふふふ。佐藤錦、芳醇な甘みが特徴のサクランボね。お巡りさん良いお味よ。ぱくりモグモグ」
「でも、今のは何だったの?モブ…なんとかって」
女は素早くその場を立ち去る。
証拠など残さないのが股間引きちぎり魔としての流儀。

だが
「あらら、桜良ちゃんじゃない、今日は早いのねえ」
「ああ、隣の奥さん。大学が早く終わったもので…」
「ところで桜良ちゃん、モブ沢ひろしって知ってる?」
「なっ!?」
中年の女性は買い物かごから包丁を取り出すと桜良に切りかかる!
「こ、この!」
間一髪、避ける。
動き自体はそれほどではない。
「あらあらあら~?どうも~モブ沢ほろしですぅ~」
「何を…言っている…」
「モブ沢ひろしでぇえええす!」
「あれ~?」
「ねえねえ、お姉ちゃんとおばさん何してるの?」
「くっ、危ないから。こっちに来ちゃダメよ!」
騒ぎを聞きつけたのか少女が寄ってくるのを桜良は庇おうとする
「え~、なんで~」
「いいから早く!」
「大丈夫だよ~、だって」
「どうも、モブ沢ひろしです!」
ザクッ!!
少女が手に持ったカッターナイフが桜良の脇腹を切り裂く!
「くあっ!」
あまりの痛み、しかしこの場を逃げるしかない!
これ以上人が集まってきても仕方がないのだ
「はぁはぁ…いったい…どういう」
「おいおい、お嬢さん、どうしたい?」
「い、いや、なんでも」
「なんでもっておめえ、怪我ァしてるじゃねえか、おーい、誰か来てくれ」
「まあ、大変」
「救急車呼んだ方がいいかねえ」
「ふむ、とりあえず手当を…」
「モブ沢ぁひろしでぇす!」
「もみもみもみ~!」
突如豹変し襲い掛かる会社員風の男の股間をアメリカンチェリーへと変える
「モブ!」
「沢!」
「ひろしです!」
「き、貴様ら…いったい」
周囲に続々と集まりくる人々は一様に笑みを浮かべ同じような表情をしている
「に、逃げるしか」
どこをどう走ったか覚えていない

だが何とか自宅にたどり着く

このドアを開ければ!
ガチャ…
部屋には…
無数の
人の顔が
ぎょろりと
桜良の
方を向いて
口を開いた
「どうも!」
「どうも!」
「どうも!」
「どうも!」
「どうも!」
「どうも!」
「あ、あああああああああ」
どれは彼女が股間を引きちぎった者たちやその家族の顔
桜良の脳内に強烈なイメージがそそがれる
「どうも、モブ沢ひろしです」
桜良の意識はそこで…とだえた
時間です。執筆はここまでとなります。
おしまい

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