【ユーザー企画】最高のプロローグ選手権

東雲飛鶴

エピソードの総文字数=197文字

「一週間早ければ間に合ったのに……」


 空から大量の羊が降り注いだのは、私たちが息子を二人平らげた後だった。

 普段は暦どおりに降羊こうようが発生するのだが、今年は一ヶ月の大遅刻となった。一度の降羊は島の住人四ヶ月分の食糧だ。

 この季節は外界との行き来が出来なくなる。だから降羊がなければ飢える。ただそれだけのこと。


 ともあれ、羊は来た。

 待ちきれず餓死や自殺で二割ほど人口が減ってしまったけれど。

izuru_s

  • ツイート
  • ツイート
  • シェア
  • LINEで送る

ページトップへ