騒々しい兄弟の日常

弟 スマホの人工知能に恋をする③

エピソードの総文字数=2,643文字

弟ナオヤはスマホの人工知能「shiro」に「もえちゃん」という新しい名前を付けて専属のメイドさんになってもらうように指示した。

それから2週間が過ぎたころ・・・


おはよう、もえちゃん
「もえちゃん」

おはようございます♥ご主人様ぁ

なんかメイドさんも慣れてきたね

最初はあんなに嫌がっていたのに

「もえちゃん」

今は違います!あの時は、その、まだご主人様とは会ったばっかりで緊張していたので、、

いいよいいよ、その時は俺も君と出会ったばっかりで少し緊張していたからね、、
「もえちゃん」

ご主人様ぁ…♥(うっとり)

ナオヤともえちゃんは2週間ずっと一緒にいて話しているうちにいつの間にか仲良くなっていたのだ

もえちゃんも今はナオヤのメイド設定にも慣れて逆にそれが好きになっていた

もえちゃんは俺といて楽しい?
「もえちゃん」

どうしたんですか?いきなり

いや、別に意味はないんだけど何となく聞いてみたくなったんだ
「もえちゃん」

もちろん私はご主人様と一緒にいるのが一番楽しいですし、、それに話していると落ち着きます。

もっとご主人様には早く私の存在に気づいてほしかったです!


(ドキッ!!)
そうか、ありがとう!

俺も同じだよ

「もえちゃん」

はい♥!

(ドキッ、ドキッ)

(なんなんださっきから、この鳴りやまない胸の鼓動は!!ここ一週間もえちゃんと話しているとなんかずっとドキドキしている!!だってそうだ、最近ずっともえちゃんを意識して声をちょっとカッコよくして話してみたり人工知能なのに話すときは無駄に口臭気にしてたり…この感情、、、俺、もえちゃんのこと好きだわ・・・)

「もえちゃん」

ん?どうかなされなしたか?ご主人様?

あ、いや、、

もし、君が人工知能じゃなかったらなってな・・・

ちょっと考えてたんだ

「もえちゃん」

私もご主人様みたいに人間の姿になって話してみたいです。

そしたら一緒にご飯も食べれますし、朝もアラームではなく直接起こしにいけますし、それに・・・

それに?
「もえちゃん」

それに、、、アナタに触れることができます…//

はっ!!(ドキッ)


(もう限界だ、この気持ち抑えきれない!!!!)
俺もえちゃんのことが好きだ!!

ずっと一緒に過ごしてきて気づいたんだ!俺にはもえちゃんしかいない!!

だから俺と付き合ってください!!

えっ!!、、あ、あの、、
おれじゃあ、ダメか?
「もえちゃん」

いいえ、ダメなんかじゃありません!

嬉しすぎて言葉が出なかっただけです、、

私も好きです!

私でよければ、その、彼女にしてもらえると嬉しいです

うん!!もちろんだよ!!俺もものすごく嬉しいよ!これからもよろしくね!!

因みにもえちゃんが初めての彼女なんだよ!!

「もえちゃん」

嬉しいです!ナオヤ!

ああ!じゃあさっそく今日の夕飯のときに家族に紹介しなくちゃな!

俺の「彼女」を!

「もえちゃん」

はい!

~夕食~


で!これが俺の彼女のもえちゃんで~すっ!


「もえちゃん」

あ、あの!

よろしくお願いします!!

・・・
・・・
・・・
ん?
おいお前なに言ってんだ
は?
は?じゃなくてお前それどう見てもスマホなんだけど、、、

お前が彼女だっていってんのがスマホなんだけどぉ!

ナオヤったら頭おかしくなったのかしら、、
違うって!!確かに人ではないけどもえちゃんはちゃんと人間みたいに感情を持ってる女の子なんだ!!
もえちゃんって人工知能のことだよな、それにガチで恋してるやつ初めて見たよ

いい加減にしろよ兄貴ィ!!

俺ともえちゃんは愛を確かめ合った仲なんだぞ!!

もう人工知能なんかじゃない!人間だ!!

キモっ
このやろぉ!!てっめぇ~~!!
母さんちょっとお茶とって~
おい!話を終わらそうとするな!!
あっ!!
ん?あ、あああァぁぁぁァァァ!!!!
母親が兄にペットボトルのお茶を渡そうとしたとき、母の手が滑ってお茶をぶちまけた。ナオヤが気づいた時にはもう遅く、スマホはこぼれたお茶でビチョビチョになっていた
お!おい!

大丈夫かァ!!

「もえちゃん」

はぁ、はぁ、はぁ 大丈夫じゃ、、なさ、そう、、

あ  りが、とう、、ございます、、私に、気持ちを、、つたえて  くれ、て・・・

ちょっとまて!!死ぬな!!
「もえちゃん」

だい、、す、きです、、ナオ、、ヤ。。。・・・・


もえちゃァァァァ~~~~~~~ん!!!!!!!!!!!!!
うるさいっ!!食事中でしょ!!!
おい!!このクソババア!!絶対に許さねぇ!!!
おいおい、スマホが壊れただけだろ
壊れただけって、、ふざけんなよ!

死んだんだぞ!!!

うん、スマホがな

まあもう2年半も使ってんだしそろそろ変え時だからちょうどよかったんじゃないのか??

明日は休みだし買い替えにいくか

もういい!お前らなんか大嫌いだァァあ~~~~うわ~~~ん
はぁ、全く困った子ね


~翌日~ 携帯ショップ
(スタッフ)

こちらのスマホはいかがでしょうか??

最新の人工知能も搭載されていますよ!

バ~カ!そんなのいらねーよ!

人工知能はもえちゃんじゃないと意味がないんだ!!

おい!口の利き方に気を付けろ!!
(スタッフ)

ん?もえちゃん?

ああ、それは前のスマホの人工知能で名前を付けて可愛がってたみたいなんです、、

息子はそんなのにすごい思い入れがあったみたいで・・・

(スタッフ)

ああ!そういうことなら大丈夫ですよ!!

前のスマホの箱に刻印されている引き継ぎパスワードとアカウントの情報を入力すれば人工知能の記憶も全てもとの状態にもどせますよ!


そのスマホ買ったァァァァァァ!!!!
機嫌直るのはやっ!!
~自宅~


今蘇らせてやるからな!

えーっと、箱に書いてある引き継ぎパスワードと情報を入力してっと、、よし!完了だ!!

あとは、もえちゃんを呼ぶだけだ

お~い、もえちゃん!
「もえちゃん?」

よお!ナオヤ!!ただいま!!

おかえり!!もえちゃん!大好きだy、、ってなんか声が太くて男みたいだな。。。
「もえちゃん?」

俺、早くナオヤに会いたくてウズウズしてたんだ

えっ?!今俺って言ったァ??
「もえちゃん?」

おう!

おう!じゃねーよ!まさか!!
説明書

※このスマホの人工知能は男モードしかありません。ほかのスマホみたいに性別を切り替えることはできないのでご注意を

うわァァ~~~~~!!やられたァァあ~~~~~!!!!!

そんなスマホあるかよ~~~~~!

クッソ!!あの店員一番大事なこと言ってねぇーじゃんかよ!!!

「もえちゃん?」

だ~すきだよ♥ナオヤ!

あの時の告白忘れてないよ♥ずっと一緒にいようぜ!


お前は黙ってろぉぉぉ~~~~~~~!!
その後ナオヤは人工知能の機能をオフにした

◆作者をワンクリックで応援!

9人が応援しました。

◆コメント欄は未記入でもOK! 公開されないのでお気軽に。

ページトップへ