Web小説家に”なった”! ~ゼロから始めて三週間で小説家になる方法~

オンライン会場パート5 「出版に向けするべき事」

エピソードの総文字数=18,853文字

Part4から続きまして、お話していただければと思います。
2017/11/10 19:43
ここでPart1からのまとめをしたいと思います。

☆なろう攻略の補足
・未来のブームを予測する方法
 2つの時期のブームをまとめ、その延長線を予測する。
・イケる手応え
 タイトルとあらすじで、「俺たちはそこに不自由していた!」という人たちが、大勢幻視できるかどうか。
 読者のリアクションをシュミレートすることが大事。
・文章はシーケンシャルに受け取る
 あらすじやタイトルは「順番」も大事! 読者は全部読んでくれない!
・「テイク」を意識する
 あらすじやタイトルで読者は「何を得ることができるのか」を意識する。
・「マンネリズム」を恐れない
 読者は作者の何倍も飽きにくいと自覚しておく
2017/11/10 19:45
☆打診が来たら
・ポイントがフィーバーしている間は決めない
・「改題・改稿」「印税率」「刊行時期」「初刷り部数」の4点は確認する!
・『白馬の王子様』はいない! 『一番マシ』な打診先を選び抜け!
2017/11/10 19:52
☆出版社との付き合い方
・「お客様」にならず、編集者に気分よく仕事をして頂く……ぐらいで考えておく
・交渉する際は手札を確認。カードがなければ交渉はできない
・多くの出版社と仕事をした方が生存には有利!ただし同じところで仕事するのは楽!
2017/11/10 19:57
こんなところでしょうか! 間違いや漏れなどあったらどうぞ!
また、引き続き質問などもあればお願いします!
2017/11/10 20:02

>長期連載、ストーリー小説編


 スローライフ系ではなくて、ストーリー小説系における話だと、また話は変わってきます。


 ストーリー小説っていうのは、人物関係や情勢にどんどん不可逆変化が起きてゆくタイプの物語方式のことで。


 こちらの場合だと、エスカレートしてゆく事態を、どうやってコントロールするのか。
 事態のダイナミックレンジには限りがあるので、飽和してしまったらどうするのか、あるいは飽和するまでを長くするにはどうするのか。
 そのノウハウがあるわけですが。


 ちなみにこのダイナミックレンジ問題。
 強さが絡むバトルもので最も顕著ですけど、ラブコメなんかでも起きたりします。
 戦闘力が高まって飽和しちゃうのは、恋心が高まって飽和しちゃうのと同じ構造なんで。


 んで、こちらについては、100万文字級の尺の大長編を、とりあえず、いくつかはじめて終わらせてみる。という手しかないですねー。


 いちども大長編を仕掛けて閉じたことのない人が、100万字級(文庫本10冊)の大長編をうまく閉じれるはずもなし。
 ノウハウだのなんだのといったものは、まず、一回、二回、やってみて失敗してからの話でして。


 その点、スローライフ系は、終わりのない物語なんで、マンネリに挫けぬ心さえあればOKなので、楽ですねー。

2017/11/10 20:11

>お金とか契約の話


 ああ、そうそう。この話題がありました。


 お金のこととか、契約のこととかの話です。


 窓口になるのは、編集さんなわけですが。
 基本的に、あの人たち、お金のことと、契約のこととかに、無頓着です。


 たとえば、作家がどんな契約を出版社と結ばされているのか、まず大抵の編集さんは知りません。「いえ。契約書でそうなってるんですけど」とかこちらが言うと「えーっ!?」と驚かれてしまったり。
 これについては、契約書は知財部という部門が管理していて、編集さんはノータッチだからですね。


 また印税率のこととかについても、基本的に無頓着かつ無関心。
 作家が一冊書いて、いくら印税として貰っているのか。あるいは発注した原稿を書いて、いくら貰っているのか、いつお金を手にしているのか、きちんと把握している編集さんのほうが、希です。
 ぶっちゃけ「いない」と言っていいくらい。


 編集さんは、毎月、月給が自動的に貰えるサラリーマンなのです。
 月給を貰えない人間というのが、発想の外になります。
 フリーランスの人間の立場を理解してくれ、といっても、無理な話。


 フリーランスの人間というのは、空気ボンベを背負って生きてる人間なわけです。
 印税や原稿料の支払いがあると、ボンベに空気を充填してもらえる。
 その空気を吸って生きている。
 ボンベが空になったら、窒息して死んじゃう。


 しかしサラリーマンはボンベで生きてなくて、「大気」を呼吸しているわけです。
 周囲に無限にある大気を吸って生きていけるサラリーマンは、空気ボンベで生きてる人間の深刻さを、決して理解してくれない。


 「あんたも給料貰ってるんだろ。きちんと仕事してくれよ」ぐらいな感じで、わりと気軽に、ノーギャラの作業を振ってきたりしますんで。まあ覚悟しておくべき。
 ムカっとなって反撃するのも、断るのもいいですけど、まあそこは、相手は大気吸って生きてる生物種なんだと理解して、サービス精神でやってゆくほうが、お互い幸せになれるかも~。


 インタビュー記事とか、ノーギャラで普通に書かされますわなー。質問内容もこっちがでっちあげて、自作自演で。


 まあお金の話は、兼業作家の方だと、生存に必要な空気は月給支給されてるはずなので、あまりシビアなことではないかもしれませんが。

2017/11/10 20:11

 明日、最終日には、「もしオファーが来たらどうするか」の実戦的な部分を、もういちど、まとめますかねー。


 たぶん、なろうで書いていて、ここ読んでいる人が、いちばん知りたいところじゃないかと。




 あと、初期の予定のレジュメのうち、これが未消化なかんじー。


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・続刊を刊行する為に必要なことについて
 新木先生に「続刊を長く出すには?」「長期連載に必要な内容は?」といったテクニックの質問を予定。
 また、「書籍化後に作者がするべきことなど(主に宣伝など)」をお三方に質問。
 さらに、前回から半年経った今、出版業界で生き残る方法について前回からの補足などももしあれば。
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2017/11/10 20:27
新木さん


ビジョン幻視能力の回答ありがとうございました。

身につくかわかりませんが、想像する訓練をしてみます。


ありがとうございましたm(_)m

2017/11/10 20:46
>ストーリー小説やラブコメ
なるほど。こちらは閉じ方が重要なんですね。
スローライフといっても一歩一歩進むところもあって、終わらせる場所はそのうち見えてくるかなーとは感じており、今から少し戦々恐々です。
まあ私はもうさっぱり長編は書いたことがないので、何にもわかりません!
なのでこういう「何度かやってみるしかない」みたいなお話だけでも指標が見えるのは嬉しいところです。

>お金
なるほどそんな違いがあるんですね。
ノーギャラは結局は相手の心証をよくするかどうかですからね……。
いくらかのノーギャラの仕事は振られると仮定した上で、それに見合った金額を貰えるのかどうか、という視点も契約時には必要なのかもしれませんね。
2017/11/10 20:42
こんなにぶっちゃけた話が聞けるとは……すごい座談会ですね。


未消化の内容のうち、「続刊と長期連載」に必要なことについて、僕もぜひお聞きしたいです。


「こういう話は長期連載には向かない」とかあれば……。

2017/11/10 20:48
>レジュメ
すみません、フォローありがとうございます。
続刊を出すためには人気の維持が必要かなと思い「長期連載に必要なこと」を聞いたんですが、「マンネリズムを恐れない」と聞いたことで、すっかり抜け落ちてしまっていました。

あと事前に聞きたかったのが、「書籍化後に作者は(宣伝等)何かしておくべきことはありますか?」ということです。
ただこれは図らずも新木先生のPart1での言葉を受けて「書き続けること」なのかなと考えていました。
前回の座談会で言われた連載間隔で更新を続け、平行して新連載を始めて書き続けていくのが何よりの宣伝になるのかなー、と。

架神先生と新木先生両名の経験から、他にしておくべきことなどがもしありましたら教えて頂ければ嬉しいです。
2017/11/10 20:48

帰りに本屋さん覗いてきました。

すげぇ、本当に滝口さんの本が積まれてる・・・!


「1200円は高い」とか思ってましたが、実物見るとかなりブ厚い本なんですね。

まぁそれぐらいはするかな・・・


といったところで質問なんですが、今回の出版で滝口さんの懐にはどれぐらい入ってくるものなんでしょうか?


出版社側との取り決めで答えられないかもしれませんが、無理なようでしたら可能な範囲のふんわりとした表現でも結構ですので知りたいです。


それでも無理なら、ベテランお二人からの「まぁこれぐらいじゃね?」といった予想をお聞かせ願いたい。

2017/11/10 21:20
>兜海老さん
あっ! これは無理ですね!
シュヒギムイハンとかそういうののはずです!
というわけで私の口から答えられません!

ふんわりともちょっとどこまでがラインなのかわからないので、回答しないでおきます。
すみません。
私も自分の命が大事なんだ……(悪役のセリフ)
2017/11/10 21:28

ああ、やっぱり無理でしたか。

ダメ元で聞いてみましたが・・・


ヘタに公表されると、他の出版社との価格争いに発展するからかな・・・?

2017/11/10 21:33
そういえば「宣伝など」というところで一つ思い出しましたが、書籍化した場合、なろうのあらすじ一行目に書くとポイントが増えるという話がありましたね。
やってみるとたしかに、微増する傾向にはあるようです。
書籍化というブランドが一定の品質保証となるのかもしれません。
2017/11/10 22:13
皆さん座談会お疲れ様です。
本業の転職活動が忙しく、今更やっと追いつきました。
以下かいつまんでコメントです。

>イケる手応え
大勢の人を想定するのは難しいので、私は自分が読みたいものを書いてますねー。
自分が読みたくないものは書こうとしてもぶれるので、
自分を含む「それが刺さる人集合」にいかに大勢を取り込むか勝負、と思ってます。

>白馬の王子は存在しない
うぐ……お人好しでよく他人に騙される私は気をつけねば……。
肝に銘じておきます。

>イラストレーターとのマッチング
(`・ω・´)つ「き ゃ ら ふ と」
――いや、冗談じゃなくて、マジでオススメですよ。
そのままパッと目を引く萌えキャラが作れるのはもちろん、
あとでファンアートをもらって差し替えるにしても、ゼロから描いてもらうより、
アバターメーカー製でもいいから公式設定が最初にあった方が
描いてもらえる確率があがりますので!

>「テイクがはっきりわかる」
テイクがわかる範囲でいかに削るか、毎回結構苦労します……。
「魔法女学院の理科の先生」も実は「女の子だけのほのぼの日常」か「男性教師が女子生徒相手にハーレム」かタイトルだけだとよくわからないので、
サムネ画像をハルカ先生にして絵に逃げました←
指示棒持ってる女の子だから、多分女性教師って伝わると思ったんだ!
実際伝わってるかは知らんけど!!←

>「マンネリズム」を恐れない
なるほど。拙作も同じようなネタの繰り返しが不安だったので、勉強になります。
しかし、マンネリはまだしもネタ切れがぁ……。

では。明日も他の予定が入っているのですが、できればROM専でも参加しようと思います。
2017/11/10 22:37

>印税率と初刷り部数のぶっちゃけた話


 ……というのを書こうとして、書き上げはしましたが、見直してみると、老い先短い老兵が語るなら、まあギリセーフかなと思ったのですが。
 いま水面下で動いている新木の仕事の一本二本、吹き飛びかねない領域ではあるので、自主規制にしときまーす。


 個別の印税率や部数なんてのは、確実にアウトですが。
 あくまで「一般論」ということで、だいたいの「基準」の話でしたけど。
 だけどヤヴァイ。



2017/11/10 22:40

そこまでヤバい話なんか・・・!

絶対ムリしないでください。

2017/11/10 23:05

でも、それぐらいは出版社側も公表しといた方が、書く側のモチベーションも上がる気はするんですけどねぇ。

そうもいかんのか・・・


2017/11/10 23:07
>「一般論」「基準」
ヤバイんですね……。

ここらへんは実際に複数から打診を受けて、間隔を掴んでみるしかないかもです。
相見積もりを取るのはどんな世界でも重要な概念なので……。
2017/11/11 00:18
> でも、それぐらいは出版社側も公表しといた方が、書く側のモチベーションも上がる気はするんですけどねぇ。


初版の数字だけならモチベは特に上がらないと思う。

前も書いたけど、一冊書いて40万とか、そういうことも普通にありますよ。

2017/11/11 01:31
> 架神先生と新木先生両名の経験から、他にしておくべきことなどがもしありましたら教えて頂ければ嬉しいです。


宣伝なぁ。

これはそもそも「する」「しない」できっぱり分かれると思う。


「作家は文章を書くプロであって営業や宣伝はその道のプロがするべき」

「今や作家自身が営業も宣伝もする必要がある」


どっちも正しくて、それぞれのスタンスの差だと思う。

おれは圧倒的に後者の側だけど、実際に前者の人の方が生産量多いよね。


で、どういうことをするべきか、となると、「編集部のオファーに応じて編集部の企画する宣伝手法の手伝いをする」のが、まあ普通だけど、「編集部と話し合って、自分で宣伝の企画を立てる」というのをオススメしたい。


前者は書籍に付けるおまけのショートストーリーを編集部の要請に応じて書き下ろすとか。

そこで発生する作業コストをどう考えるか(「編集部が宣伝の企画を立ててくれてありがたい、頑張ろう」or「編集部からの要請なのにタダ働きさせられて遺憾である」)は難しい問題だと思う。


一方で後者だと基本的に「自分がやりたくてやる宣伝」なので、そのへんのコスト意識が大分前向きになると思う。もちろん編集部だって(向こうの迷惑にならないことなら)作家が自発的に宣伝してくれて嬉しいに決まっている。

2017/11/11 01:40
で、具体的に何をやるか、となると、滝口先生が今やっているこれが極めて最適解に近いと思う。


1、新木先生とおれの知名度を利用している

2、単なる書籍の宣伝ではなく、有意義な情報を読者にもたらしている

3、以前の座談会の流れを活かして、商品にストーリー性を付与している


こういう宣伝手法は、おそらく編集部側からは企画できない。

なので作家自身が企画、主導してやる意味がある。


そして、ここでコネが活きる。

編集部がこれを企画できないのは、おれも新木先生もKADOKAWAからこれを「ロハでやってくれ」と言われたら


「ハハハハハハハハ! ご冗談を!!!!!!!」


となるからね。

2017/11/11 01:49
いろいろな繋がりがあればさらに宣伝はいろいろできて、例えば出版に合わせてPVを作ったり、グッズを売り出したり、ゲーム化したり……。


できなくはない。


しかしそのためには、まず出版元の担当に熱意を伝えて、もろもろの契約上のアレコレを解決し、先方と何度も協議し、クオリティをチェックし、持てるメディアで延々と宣伝を打ってムーブメントを作らねばならず、


「そんなことをするくらいなら、作家らしく次の作品を書いた方が良いのでは?」


となるのは否めない。


というわけで、費用対効果を考えても、この座談会を開催したのはかなり最適解に近いと思う。

2017/11/11 02:08
ちなみに開拓ごはんのゲーム化は既に部分的に行われていて、要はこういうのに目をつけて、後押ししていったり大々的に報じていったりすると、「書籍と同時にゲーム化!(っぽいもの)」くらいまでは行ける。
2017/11/11 02:12

新木先生、はじめまして。

パート1で滝口先生に「一緒になろうを分析した友人がいる」と紹介していただいた者です。

今回の座談会も新木先生のお言葉は素晴らしく、ものすごく参考になっております!

いくつか額縁いれて飾っておきたいほどです!



早速ですが、新木先生に一つ質問をさせてください。



>ビジョン幻視能力


私は滝口先生となろうを分析した際に、月間ランキングの作品から共通項目を抜き出すことで、なろうでウケるものの要素はなんとなく予想は付きました。

その後、滝口先生が、「スローライフ」という鉄板要素に、「妖怪」という新規性を載せて、さらに流行りである「ごはんもの」を入れると聞き、これは要素を満たしているのでイケるなと思いました。


ですが、蓋を開けてみたらタイトルを変えようが、あらすじを変えようが、PVが上がる気配がなく、これは企画が悪かったのだなと勘違いをしました。

その後で大幅にランキングが上がったことでタイトルが悪かったと分かりましたが。


前置きが長くなりましたが、私は分析の結果を元に、「こういう要素があるからウケる」とは算出できるのですが、

架神先生や新木先生のように「こういうものを投げれば読者が喜ぶ(頭を抱える)!」と確信を得ることができません。

「こういうのが流行ってるからこういうのを入れれば喜ぶのかな~?」という、モヤがかかったような、半端な感じでとまってしまいます。


分析の結果を、読者がこういうリアクションをするだろうと確信が得られるビジョン幻視能力にまで昇華させるには、どうすれば良いのでしょうか?

もし何かコツのようなものがありましたら、教えていただれば嬉しく思います。



2017/11/11 02:49

aji_furai

おはようございます!
本日は最終日となりますので、パネリスト並びに観覧者の皆様はぜひ言い残しないようよろしくお願いします!

本日はオファーが来た時の実践部分や、前回から半年がたった今で何か業界で変わった部分などから未来への生き残り方などありましたら教えて頂ければと思います!
2017/11/11 08:06
>費用対効果を考えて
バズるような……それでいてイメージが悪くならない何か面白いことができれば……!
まあ、簡単にできるようならみんなやってますよねー……。

これは以前の座談会で泉先生もおっしゃっていましたが、「新たに自分の作品情報を更新する」こと自体が宣伝に繋がるというのもあるかと思います。
なので「書き続けた上で」という条件は入るかもしれませんね。
2017/11/11 08:15
>商品にストーリー性を付与している

ハリーポッターが日本で発売されたときに「シングルマザーがコーヒーショップで書いた……」という紹介でPRしたというようなことですよね。(……と、理解しましたが違うかな?)

架神先生のプロフィールも、ストーリー性があって凄く印象に残りました。


>上尾様
キャラフトいいですよね!

トークメーカー様の利用を始めてから知ったのですが、打ち合わせのときにキャラのイメージを伝える資料作成にも役立っています!



>言い残しないよう

これは、もしかしたら既にどこかで語られているのかもしれませんが、「Web小説への転向」という活動のターニングポイントは、どのようなお考えでそういうことになったのかを新木先生におうかがいしてみたいです。

というのは、私自身は「Webからの書籍化組ではない」新人であり、来年の取り組み課題を「Webからの書籍化」にしようかなと検討しているからです。(もちろん、Web以外の営業活動も継続しますが)

すでに既存形態で地位を確立されている先生が、敢えて「Web小説への転向」という舵を切る。それは必然だったのか、あるいはけっこう勇気の要る決断だったのか、など興味があります。

ここまでのお話から、「環境適応として必然」というご判断だったのかなとも思いますが。
2017/11/11 11:58

オファーがきたときの実戦部分は、滝口さん担当っすよ?

俺はこうなってこうした! ――が、本コンテンツの主題じゃないかと。

まだそこ、ぜんぜんやってない。

2017/11/11 10:42
オファーが来た時!
私の場合の実践部分でいきますと――。

まずは……人に聞く!!

身も蓋もない話ですが、初めての打診なんてもらってもさっぱりわかりませんし、不安で仕方がありません!
私の場合は一番に架神先生に連絡を入れましたが、もう手当たり次第に話を聞いてくれそうな作家さんに声をかけてみるとかありかもしれません!
あ、念のために言っておくと打診内容は公開・公表しないでくださいね。あくまでも個別に相談しましょう。

あと一点注意としては「運営を通さない話は受けてはいけない」ということです。
絶対に話を聞いてはいけませんし、返信もしない方がいいかもしれません。

というのも、小説家になろうさんは(どのぐらいの精度かはわかりませんが)出版打診の斡旋をする際、それがきちんとした出版社からの打診かどうか調べているとのことです。
その為、「運営を通さない話は怪しい話である」という認識はしておきましょう。
詐欺まがいの話もあるので、きちんと「運営から公式に来た打診案内」だけ対応するようにしましょう。
そもそも運営を通さない打診は規約違反になるので、何があっても文句言えません。
2017/11/11 12:35
そして打診を受けたらとりあえず連絡を確認したことを出版社に返信しつつ……。

「ポイントがフィーバーしている間は決めるな」
新木先生のこれを守りましょう。
月刊ランキング5から落ちるまでは自作の商品価値は高まり続けます。
打診だとか交渉だとかはさておき、連載を途切れさせないことをとにかく守ってください。
このとき「連載が一息つくまでは判断を保留する」と連絡しておいた方が誠実な対応かとは思います。

もし「早く決めて貰わないとダメ」とか催促された場合は、少し怪しんだ方が良いかもしれませんね。
新木先生にパート3で書き出して頂いた「なろう書籍化ポイントの目安」を参考に、自作のポイントから判断してください。

そして
①改題・改稿(内容・文量)
②印税率(刷数/実売・電子等)
③刊行時期
④初刷り部数
この4点を確認しましょう!
複数社から来た場合は比較してください。

……この4点は細部まで話していいのかはちょっとわからないので、新木先生や架神先生にフォロー的なご意見を頂きたいなと思うのですが……どうでしょうか……?
2017/11/11 12:43

>TSUTAYAデイリーランキング(文芸書)
http://store-tsutaya.tsite.jp/rank/book_sell.html?r=D065
「座敷童と開拓ごはん!」


 文芸書デイリー、11/10で9位。
 おめでとうございます。まずまずの出だしですね。
 とりあえず、1巻打ち切りという過酷な状況は回避できたと思っていいかと。


 これであと、デイリーランキング20位内に4~5日残るようだと、まずまずを超えて、かなりの売れ行きってことになります。


 ちなみにTSUTAYAデイリーランキングの「書籍」全体のほうで20位以内っていうのが、ひとつの目安となりまして。20位割り込めるなら、大判なら即重クラスです。「文芸書」のデイリーだと5位以内あたり。


TSUTAYAデイリーランキング(書籍全体)
http://store-tsutaya.tsite.jp/rank/book_sell.html?r=D060





>初速確認の方法


 TSUTAYAデイリーが最速です。
 正確性が高いのは、POSの順位を出してるこちらとか。


書籍総合・文庫 売上ランキングBEST500
http://shoseki500.blog.shinobi.jp/%E6%9B%B8%E7%B1%8D%E3%83%BB%E6%96%87%E5%BA%AB-%E9%80%B1%E9%96%93-/


 また、ここのデータをもとに、一覧性を増したのが、こちらのサイト。


書籍ランキングデータベース 詳細検索ページ
http://book-rank.net/rank/data.cgi?mode=find2&bt=1


 「異世界の果てで開拓ごはん!~座敷わらしと目指す快適スローライフ~」は、まだ新しいので検索しても出てきませんが。1ヶ月ぐらいのあいだの一喜一憂は、ここの検索ページの各データで見ます。
 ちなみに1週間過ぎてからは、「推定累計部数」というのも出ます。
 これは全国における推定実売数。かなり正確です。


 あと、実売数の推定をつける方法。


 TSUTAYAデイリー文芸書で、自分の作品のすぐ上と下を見ます。
 その本がシリーズの1巻目でなく、続刊だったら、前の巻の「推定累計部数」を見に行きます。
 本日11/11だと、「異世界の果てで開拓ごはん!~座敷わらしと目指す快適スローライフ~」は9位で、すぐ下の11位に、悪役令嬢後宮物語(6)がきてますよね。
 この前巻5巻を調べます。


悪役令嬢後宮物語5 推定実売部数
http://book-rank.net/rank/data.cgi?all=5&word=9784861349829&mode=rank&bt=


 はい。2514部と出ましたね。


 その作品の2位ほど上にいるのだから、ちょっと水増しして、3000ぐらい。


 「異世界の果てで開拓ごはん!~座敷わらしと目指す快適スローライフ~」の実売数は、3000ぐらいに終息することが予想されます。
 これはPOSで500位以内に入った売上げの集計ですので、500位から落ちたあとで売れる部数は加味されていません。


 これまでのデータから、シリーズ1巻目のときには、ここの推定累計の2倍まで、数ヶ月をかけてじわじわと売れてゆくことが確認されています。


 よって、「異世界の果てで開拓ごはん!~座敷わらしと目指す快適スローライフ~」の3~6ヶ月後の最終実売部数は、6000近辺になることが予想されます。


 ……と、ここまで、インターネット上に公開されているデータだけをもとに、具体的数字を出してみました。
 これは読み方さえ知っていれば、誰でも到達できる数値ですので、これはべつに公開してしまっても、なんら、問題のない数値です。


 どっかのレーベルから、作家にいらぬ知恵をつけるな、と睨まれるかもしれませんが、まあ建前的には公開情報なので、なんら問題ありません。


 読み方はいま教えましたので、皆さん、役立ててください。
 あの本はじつは何部出ていた。あの本はじつはすげえ初速だ。などなど。実売部数を丸裸にして見てゆくと、面白いですよー。

2017/11/11 13:28

>運営通しに関して
>>そもそも運営を通さない打診は規約違反になるので、何があっても文句言えません。


 あ、それ、僕の誤解でした。
 「なろうのメッセージシステムを利用して連絡を取る場合には、運営通しにする」というのが守らねばならないルールでして。


 つまり、なろうのメッセージ機能を使って、DMだの変な勧誘だの詐欺だのすんなのよ、という抑止のためのルール。正規のオファーなら、運営通して、チェック受けてね。ということ。


 なろう以外の場所で編集さんと既に知り合って連絡先を交わしていたとか、そもそも個人ページに連絡先が記されているとか、TWITTERやっているとか、そういうケースでは、電話でもメールでもTWITTERでも、「なろう以外」の連絡方法を使って連絡を取り合い、書籍化の段取りをつけてしまってOKとのこと。
 これは運営確認済み。


 僕もこれを知ったのはつい最近で、同じレーベルからの2回目の書籍化でも、編集さんに運営通しでやってもらっていました。
 じつはその必要はなかった。ダイレクトにやっちゃってよかった。


 運営通しが基本ルートになっていますけど。
 なろうで書いている人は、なろう以外の連絡先を持っていないことが多いので必然的にそうなるのと、あと、怪しい業者を排除できるというメリットもあります。
 たとえば、自費出版の悪質な業者などです。本当に出版未経験の人だと、書籍化します、みたいな話を持ち出して、つきましては○○万円振り込んでください、なんていうところに引っかかってしまうかも? まっとうな出版社と、区別つきにくいですよね。


 あと、運営通しを正規ルートにしていると、書籍化先が決まったあとに、それ以降のオファーをストップしてもらえるという利点もあります。
 お断りのメールを一通一通書くのも、けっこう心理的にしんどいですので、そこを代理してもらえると助かることもあるかと。

2017/11/11 13:44
>POS
なるほど……! ここらへん全然知りませんでした。
ありがとうございます!

>運営通し
なるほど……。
そういえばTwitterでなろう連載の作者さんに、書き下ろしの執筆依頼が来た……なんて話も聞いたことがあります。
とりあえず初めての書籍化となれば、なろうを通してもらうのが一番安全かもしれないです。
2017/11/11 13:45

>ポイントがフィーバーしている間


 ポイントがフィーバーしている間は、毎日更新を死んでも絶やすな、ですね。


 ポイントが入り続けているあいだに更新を休むのは、パチンコ屋で777フィーバーしている間にトイレに立つぐらいの愚行です。その場で洩らすべき。


 あと、改稿も厳禁。
 勢いがよかったのに、既存の掲載分が気になって、前に戻って改稿をはじめて、更新が止まり、ランキングからフェードアウトしてそれっきり――なんていう作品を、たまに見かけますが。


 あー、もったいない。
 それ、改稿なんてはじめなかったら、書籍化していたのに~。プロデビューできていたのに~。


 書籍化未経験者が、たまにやります。
 書籍化経験者は、絶対にやりません。


 直しなんて、書籍化するときにやればいいんです。
 その際にも、連載分は、そのまま残しておいていいんです。

2017/11/11 13:45
>連載分は、そのまま残しておいていい
たしかに書籍化となると少し粗が気になってしまうことはありますね。
でもそこも含めて有料コンテンツと無料コンテンツの違いと割り切った方が良さそうです。
改稿する暇があったら続きを書こう!
2017/11/11 14:09
ちょっとまずかったら削除するので、その旨教えてください……と事前に言う切り込んだ質問になるのですが……。

一般論として、続刊は一巻よりも(離脱率にもよりますが)部数が出にくいと思うのですが、経験上なろう書籍においてどれぐらい下がるかという感覚はありますでしょうか?
あとこれもまたヤバげな質問になるのですが、あくまでも一般的に、打ち切りライン(採算が見込めないライン)はどれぐらいなんでしょう?
2017/11/11 14:17

>出版条件の確認

①改題・改稿(内容・文量)
②印税率(刷数/実売・電子等)
③刊行時期
④初刷り部数


 なるほど。
 この4つを聞いたとしても、比較するためのものがまったくないので、判断のしようもありませんなー。


>>①改題・改稿(内容・文量)

 ゼロが理想的なんですが、まあ、そんなわけにもいかないでしょう。
 「2年間みっちり直してもらいます」なんていうのは論外としても、ある程度の直しは出てきます。


 その分量の見込みを聞いたうえで、どのくらいの分量で、どのくらいの手間で、どのくらいの工程数で、どのくらいの時間数を取られるものなのか、自分の執筆コストと照らし合わせて考えてみます。
 損益分岐点は人それぞれでしょうが、ひとつの目安は、新たに新作を10万字書くのに匹敵するコストを超えたら、断るべきかと。
 新しいのを書いたほうが早いっす。


 全体の直しは少なめ。巻末に外伝を2~3万字追加、の、基本「加筆のみ」が、平均的で、よくあるケースでないかと思われます。


 ちなみに、改稿プランが出てこない場合には、「作品を読んでない」場合ですから、ちょっと取引先として選ぶのはやめておいたほうがいいかもしれません。



>>②印税率(刷数/実売・電子等)


 ちょっと目安としても、具体数値を書くことは憚られます。
 プロの知り合いを作って、こっそり聞いてみてください。



>>③刊行時期

 オファーがきて6ヶ月後だと、かなり頑張ってくれているほうです。
 通常、8ヶ月後あたり。
 刊行予定が1年となると、これは長すぎるので、なにかあると警戒すべき。ラインナップがいっぱいで、出せもしないのに、ツバだけつけにきた、とか。
 また予想改稿量が多い場合は、必然的に長くなります。


 作家としては、早ければ早いほうがいいのは、いうまでもありませんが。
 どんなに別格扱いで急いでも、最短でも4ヶ月後。
 業界ワールドレコードは、たぶん僕が持ってますけど、連載開始から2ヶ月と3週間で本が出ました。




>>④初刷り部数


 オファー時に部数が出せるところと、出せないところがあります。


 なろう隆盛以降の新興レーベルだと、ワンマンないしはそれに近い形態なので、部数がオファー時に出てきますが、昔からある古参のレーベルだと、部数決定には会議がいくつか必要なので、確定するのは発売直前です。

 よって、聞くとしても、約束ではなく、編集さんの見積もり推測値ということになります。(そして、えてしてこの推測値はあとから下方修正されます)


 部数の目安は、あくまで、一般論として書きますが……。
 文庫本の場合には、なろうで4~6万ポイント級の作品であれば、12000~14000部あたり。
 いまの出版不況のこの時代、文庫で、シリーズ1巻目が18000~20000部も刷っていたら、それはかなりの破格待遇となります。10~20万ポイント級の作品なら、あり得るかもしれない、という部数です。


 大判の場合は、初刷り8000部もあれば、並~ちょっと好待遇、ぐらいの感じ。
 1巻初刷りで12000~15000もあったら、だいぶ凄い。10万ポイント以上級ならありえるかも? という数字。


 大雑把にいえば、文庫のほうが大判の1.5倍ぐらいの部数になります。

 売値は大判のほうが文庫の2倍なので、印税収入としては、大判のほうが、文庫よりもすこし多くなります。(同じ印税率だった場合)


 ちなみに大判は原価率が低いです。売値は2倍でも、紙代とインク代は1.4倍なので原価率も良くなりますし。

 よって、少部数になったときの打ち切り耐性があります。
 採算分岐点を割り込み、打ち切りとなる部数で、文庫の半分ぐらいまでは粘れます。




>書籍の採算率と打ち切りライン、8掛けの法則


 消化率、というものがありますが。
 おおざっぱにいうと、実売数と刷り部数との比率です。
 細かくいうと、出版社在庫と問屋在庫とか、出版社消化率と市場消化率とか、あるのですが。

 その消化率を、だいたい80%を目指すように、部数は決まります。


 1巻目の部数は、推測とか前例とか、作家の実績とか、出版社からの期待値とか、そんな感じの要素で、なんとなく決まりますが。
 2巻目以降の部数は、厳密に決まります。


 1巻目の実際に売れた部数をベースにして、2巻目の離脱読者数を20%と仮定して、0.8を掛けます。
 たとえば1巻が、刷り部数12000の実売10000部、消化率83%であれば、2巻は実売8000になるだろうと予測されます(そして実際にその通りになる)。
 8000部の実売がでたときに、消化率80%になるように調整すると、2巻の刷り部数は1000部となります。


 ここ、計算を簡素化すると、「8掛け」ですね。


 前の巻の累計部数の8掛けが、次の巻の部数です。


 つまり基本的に、巻数が進むにつれて尻すぼみ。
 増刷がかかったとしても、1回だけでは、自然減少分を補うしかできないので、部数は平行飛行。減りこそせずとも、増えてはいきません。


 たとえば大判のモデルケースでやってみます。


 1巻目、3版、8000+2000+2000 累計12000
 2巻目、2版、10000+2000     累計12000
 3巻目、初版、10000


 こんな感じに、階段状に、続刊がでるたびに、階段状に既刊全部に増刷がかかっているなら、以後の続刊もずっと続けられます。

 この状況に持ちこむか、あるいは、これより上の状況であれば、「永久に続刊おかわり可能」ということです。

 すべての作家が、まず目指すべきなのは、ここ。

 作品の終点を、売上げでなく、本来終わるべき地点で終わらせるために必要な売上げが、これ以上。


 あるいは、1巻目の発売直後に圧倒的に売れたなら、階段状にならなくとも、8掛けで部数が落ちていっても、5~7巻まで刊行可能なことが確定することもあります。


 ちなみに、一度も増刷がかからなかった場合には、8掛けの自然現象を重ねていった結果、よくて3~4巻。悪いと2~3巻目で採算部数を割りこんで、赤字転落しますので、そこで打ち切りです。


1巻目 8000
2巻目 6000
3巻目 5000
4巻目 4000(ここで打ち切り)


 離脱率が高かった場合には、もっと早く打ち切られることも有り得ます。
 また、じつは「印税率」によって原価は大きく変わるので……。印税率の高いところは、採算部数が高く、印税率の低いところは採算部数が低い、となります。
 あくまで「おおざっぱな一般論」ということで、「新木が打ち切りラインはこうだと言っていた」なんて、レーベルと掛け合ったりしないでくださいねー。(笑)


 文庫の場合には、また計算が違ってきます。原価率の違いから、おおむね、大判の部数を2倍したぐらいが打ち切りラインとなります。


 ま。おおざっぱにいって。
 増刷かかんなかったら、こんなふうな部数曲線にもとづいて、終息、打ち切りに向かう。
 増刷が1回かかって、自然減少分を補えたら、1冊分、延命される。――ぐらいに、おおざっぱに考えるとよいかもです。

2017/11/11 15:02

>宣伝に関して


 僕は作家個人の宣伝活動に関しては、架神さんとまったく正反対のスタンスなんですよね。


 作家がなにかをやるのは、一切の無駄。効果はゼロとはいわないが、万単位で本をだす場合には「誤差」でしかない。
 ――という、対極のストロングスタイルです。


 とか言いつつも、新木もTWITTERなどで、新刊が出たら告知してます。
 あれは「自分ごほうび」あるいは「気分転換」です。まあ宣伝することで、現実には、数冊ぐらいは売れ行きが伸びてるんでしょうけど、「誤差」の範囲で。


 数冊が数十冊でも、やはり「誤差」です。数百冊だったとしても、僕のスタンスだと、全売上げの10%に満たないものは、すべて「誤差」です。
 1000冊動いて、ようやく労力を注ぐべき効果のある活動となるという観点ですね。


 10%未満の誤差でしかないところに力を注ぐなら、その同じ労力を、もっと大きな支配率のところに注ぎます。
 10%にも満たない少額の項目に、時間と労力を投入しても、意味がない、と考えるわけです。


 たとえば家計を節約して引き締める際には、もっとも大きい「支出」の項目から、まず削ってゆきますよね。それは家賃だったり食費だったり趣味だったりしますけど。
 散髪費を削るより、外食費をどうにかするほうが先ですよね。


 では本の宣伝において、大勢を支配するのがどこかといいますと――。
 読者がどのように「本」と出会うのか、どこでその本を「知った」のかといえば、「書店の店頭で見つける」が、ゆうに80%を超えています。
 そして10%が、「ほかの本の折り込みチラシで知って」です。


 よって、僕の方針だと、まず宣伝のためには、「書店の店頭に本を並べてもらう」に注力すべき。
 ほかに考慮すべきなのは、10%ほどある「折り込みチラシ」です。


 この2点だけで良い。
 ほかはすべて、取るに足らない「誤差」です。


 たとえば書店の店頭で平積みしてもらうためには、以下のような戦略があります。


・棚を取れているレーベルで本を出す。
・書店員さんウケする内容/パッケにする。
・営業さんに燃料を補給する。
・アニメ化する。


 最後の「アニメ化する」は、これ冗談じゃなくて、真面目な話。
 アニメ化すれば、無条件で、どこの本屋でも、放映期間の3ヶ月は、特設コーナーで平置きで山積みしてもらえます。


 あと、ここの4項目にはなく、忘れられがちな基本中の基本として、「本を出す」がありますね。
 とにかく回数を増やす。1回ごとの確率をあげようと画策するより、分母を増やしたほうが、手っ取り早く成果が達成できることもあります。


 つまり――。
 くっそくだらねえ誤差でゴミみたいな効果な宣伝活動を、ちまちま個人でやってるより、作家なら手を動かして本を出せ。バッカじゃねえの?
 ――というのが、僕の結論です。


 あと、上に書いたうちの、「営業さんの燃料を補給する」ですが。
 書店に足を運んで交渉して、自社の棚を広くしてもらったり、戦略重点商品をよい場所に陳列してもらったりするのは、営業さんのお仕事です。
 そこに援護射撃をするのも、作家側でできることかと。


 おもに販促物関係ということになりますが。SSだとかサイン本だとか。
 本業の「刊行点数を増やす」を妨げるほどの分量になったら本末転倒ですけど、ノーギャラだのどうのと、うるさいことを言わずに、快諾で快く応じていたほうが、営業さんの心証も良くなって、こいつの本を俺たちで売ってやろう、という気になっていただけるのではないでしょうか。

2017/11/11 15:14
>確認項目
フォローありがとうございます……!

>打ち切りライン
なるほど、わかりやすい指標!
もちろん出版社やレベールにもよりますし、作者の将来性なんかも関わってくるのかもしれませんのであくまでも「一般論」なのは観覧者の方もご了承ください!
2017/11/11 15:08

aji_furaiさん

>売れるもの分析


>>「スローライフ」という鉄板要素に、「妖怪」という新規性を載せて、さらに流行りである「ごはんもの」を入れると聞き、これは要素を満たしているのでイケるなと思いました。


 これ、


「WEB作家でプロになる!: ②パッケで9割の法則 (トークメーカー新書)」


 で、書かれている、


◆王道66%、新奇性33%がちょうどよい配合比


 の法則ですよね。


 「スローライフ」と「ごはんもの」は、当時、もうすでに一ジャンルを築き上げている、人気と需要のあるのが証明済みの要素。
 「妖怪」が新奇要素。


 んで、蓋を開けてみたら伸びなかった、ということですれど。
 最初の頃のタイトルって、こんなんでしたよね?


>>霊感貴族の妖怪スローライフ作戦 ~王都を見返す領地開拓~
>>異世界スローライフ/妖怪ライフハック
>>異世界+妖怪=内政チートの召喚術士
>>荒廃世界の妖怪召喚士 ~開拓・発展・交易・ごはん~
>>荒廃世界でヨーカイ召喚 ~開拓・発展・交易・ごはん!~
>>荒廃世界の妖怪サモン・ブック ~開拓・発展・交易・ごはん!~
>>異世界✕妖怪=開拓+ごはん ~荒廃世界の召喚術士~
>>荒廃世界の召喚術士 ~座敷わらしと開拓ごはん!~


 「スローライフ」「ごはんもの」「妖怪」――入ってないじゃないですか。
 ぜんぶ一つ一つ確認してもらえればわかりますけど、どれも「スローライフ」が抜け落ちてるか、「ごはんもの」が抜けてるか、どちらかですよね。
 「妖怪」だけはどれでも見かけられますけど。


>>座敷わらしと開拓ごはん!~荒廃世界に幸運振りまくニコニコ都市計画~


 ↑ 3つの要素がぜんぶ入っているのって、この最後のタイトルだけじゃないですか。


 3つ揃ってるからこそイケると判断した感覚は正しいわけで。
 でも初期のタイトル群では、3つ揃っていなかったんだから、イケなかったのも当然の話ですよね。
 当然のように、なるべくしてなったという結果ですよね。


 つまり結論としては、「こういうものがイケる」とわかったなら、それを全部タイトルに込めろ、という話です。


 今回のケースでは、ビジョン幻視能力のほうは疑わなくていいんじゃないかと。
 単にタイトルに入れ忘れたという、うっかりポカミスですね。


 テストでいえば、答えは合っていたけど、名前を書き忘れたら、そりゃ、0点でしょう、という話。

2017/11/11 15:15
>作家なら手を動かして本を出せ
厳しい言葉かとは思いますが、長期的な視点に立った場合その通りだと思います。
その中でも営業さんと協力して宣伝をしていくのが最大の効果となるので、そういう目線でレーベルを選ぶことができるよう、高ポイントを目指していくというのも必要なのかもしれません。

この中で一点、
>・書店員さんウケする内容/パッケにする。
とありますが、これはなろうと書店環境ではやっぱり違う物なのでしょうか?
それとも前述されたとおり、なろうで大体の傾向が読めるので、なろうで試したパッケージそのままが良いのでしょうか?
2017/11/11 15:15
>タイトルに入れ忘れたという、ポカミス
最初、ぼんやりとしか作品の全体像が見えていなかったというのも原因の一つにある気がします。
話を書いているうちに、「この作品はこんな部分がメインコンテンツになるんだ」というのが徐々に輪郭がはっきりしていたというか。

そういう作品のウリを正確に把握しておく……というか本来であれば、ウリをきっちり把握し、何を盛り込むのかを計算した上で書くとよいのだとは思います。
そういう意味ではやはり、タイトルから考える手法が効率的で優れているのかもしれません。
2017/11/11 15:25

>>・書店員さんウケする内容/パッケにする。


 ここに踏みこむには、まずパッケのコントロール権を取らないと意味がないんですが。


 本屋で、本を並べる権限を持っている書店員さんが、どんな人なのか、幻視してみましょう。


 多くの書店では、マンガ売り場には専属のマンガの達人が常駐しているのですが、小説売り場、特にラノベ売り場には、専属のラノベ読みがいることは希です。
 一般文芸の売り場のほうには、元文学少女のパートのご婦人がいらっしゃいますので、主にその方が「同じ小説」っていうことで、ラノベも、なろう大判も、ぜんぶ一手に引き受けることになります。


 全部が全部、40歳の元文学少女の方ではなく、ラノベに詳しいラノベ読みの男性書店員さんもいるでしょうが……。
 過半数、60~70%の店舗では、そんな感じじゃないかと思います。


 で、元文学少女の、40代既婚者の主婦の方。
 この人の「好きなもの」を考えた上で、その人が、「こういうものを売りたい」と思うのは、どういう内容、どういう絵のついたものとなるでしょうか?


 ヒント。「スライム倒して300年」「ビブリア古書堂」「本好きの下剋上」


 作家の場合でもそうですけど、書店員さんの場合でも、「売りたいもの」というのは、それを売ることで自己実現できるものなので、40歳元文学少女の、「理想の自己像」が投影されたものとなりますよね。


 女の子が性の対象として消費されるようなものは嫌われますね。
 女性の目から見てカッコいいか、かわいいと思えて、「うん! この表紙には私がいるわ!」ってなるようなものですね。


 ちょっと画像、差し挟んでみます。

2017/11/11 15:49
2017/11/11 15:53

_araki

 サムネイルっぽくなって見にくい知れませんが、英雄教室とCマートは、40歳元文学少女の書店員さんに好かれるパッケです。
 自重勇者は、「死ぬほど」嫌われまくるパッケです。


 ……わかりますでしょうか?

2017/11/11 15:53
『女の子の肌の露出が多い』……!?
2017/11/11 15:56
と、お話の途中ですが次の会場を用意しました!
文量が多くなっていたので移動のほどお願いします!
2017/11/11 16:04

>kuronaさん


> >商品にストーリー性を付与している

> ハリーポッターが日本で発売されたときに「シングルマザーがコーヒーショップで書いた……」という紹介でPRしたというようなことですよね。(……と、理解しましたが違うかな?)


今回のだと、単に新発売の書籍の宣伝をしているのではなく、それが出版されるに至ったストーリーを語っている感じです。

「ストーリーマーケティング」というやつですね。


2017/11/11 02:19

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