マジカルミュージック

気づかれぬ思い

エピソードの総文字数=1,523文字

    体育の授業が終わった。

    男子は、サッカーで何か周りにも気を使いすぎて疲れた……。

    悠といつものように話していると、明里が圭たちに声をかけてきた。普段、焦ることのない明里が焦りの表情を見せている。

これは、絶対に何かあったんだ!!    圭の予想は、思いの外的中した。

2017/07/16 08:57
大変だよ、悠・圭!!    歌音が、真奈美の打った弾丸サーブを顔面に当たって倒れちゃったの!!    この事は、報告しておいた方がいいと思って……。後、真奈美の様子が明らかにおかしいよ!!    ずっと独り言で何かぶつぶつ言ってるし!!    目を見ても真っ赤に染まったままだし……。どうなってるの?!
2017/07/16 09:01
一気に纏めて言わないで下さい……
2017/07/16 09:05
くっそー、体育にも参加させるんじゃなかった!!
2017/07/16 09:06
    そのように言うと圭は、明里と悠を置いてきぼりにし、保健室に向かって走り出していた。藤代のやつ!!    絶対に許さない!!、と声に出せない怒りを堪えながら、圭は保健室までの廊下を走り抜けた。
2017/07/16 09:08
ちょっと、圭!!
2017/07/16 12:53
    悠が圭の後を追いかけてくるが、そんなの気にしてられない。一成の制止をも無視したので、後ですごく怒られそうだ。

    歌音の事になると圭は、どうしてこんなに必死になるんだろうか……。

2017/07/16 12:55
    圭は、保健室の扉を開け放つ。

    保険医の先生が圭のことを見つめて、怪訝な顔をしてきた。そりゃ、保健室は体調不良などの人が休むところ……。

    今の圭の行動は反省すべきだ。

2017/07/16 12:58
どうしたの、圭くん?


2017/07/16 17:01
    歌音は、保健室の椅子に座り、保冷剤を頬っぺたに当てていた。

    あれ、倒れたって……嘘?

    もしかして、圭は明里に騙されたのか?

2017/07/16 17:04
お前が倒れたって聞いて……
2017/07/16 17:06
確かに真奈美ちゃんの弾丸サーブくらって倒れたけど……鼻血出ただけで大丈夫だったよ……。一〇分位は、意識が朦朧としてたけど……しばらく休めば大丈夫だよ
2017/07/16 17:12
お前、自覚ないだろ!!    このままだと命が危ないぞ!!    次回をお楽しみに、どころじゃないぞ!!
2017/07/16 17:13
今回は、もうこれ以上は巻き込みたくないの……。巻き込まれるのは、私だけでいいよ。圭くんを巻き込みたくないわ
2017/07/16 17:15
歌音!!    お前、何故そう拒むんだ!!    俺ら、パートナーだろ!!    一緒に解決しないといけないだろう!!
2017/07/16 17:16
そうだけど……。今回は、私の問題だから……
2017/07/16 17:20
    歌音に圭は拒まれた事にショックを受ける。圭は、もう昔みたいに……あの日の事件で初恋の人であった千葉 香苗を失った。

    だから、圭は大切な人をもう誰も失いたくなかった。歌音がどうしてこのような事を言っているのかも分かっている。歌音は、優しいやつだから……。いつものようにやるのではなく、今回は一人で戦うつもりだ。

    だから、圭も歌音の影で戦うつもりだ。それも内緒でだ。ここは、仕方ない。了承する、と言う選択肢をとるしかなかった。

2017/07/16 17:21
分かった……。今回は、歌音の意見を尊重する。しかし、危険だと思ったらすぐに助けに行くからな!!    それだけは、勘違いするなよ!!
2017/07/16 17:26
うん……。ありがとう、圭くん。今回は、本当にごめんね
2017/07/16 17:27
もう謝るな!!    俺は、友達として歌音が好きだからな♪    いざって時は守ってやるよ!!
2017/07/16 17:28
ありがとう……
2017/07/16 17:29
    午前中の授業を歌音は休んだ。

    普段、ノートなんかとらない圭だが、歌音の為にノートをとっておいた。それを渡すと歌音は喜んでくれた。圭は、あいつの笑顔が好きだ。透明感のある無邪気な笑み……。こんなに綺麗な笑い方をするのは、歌音だけかもしれない。

    圭は、必ず大好きな歌音を守ってやる!!    もう誰も失いたくない、と再び心に誓うのであった。

2017/07/16 17:29

◆作者をワンクリックで応援!

0人が応援しました。

◆コメント欄は未記入でもOK! 公開されないのでお気軽に。

ページトップへ