黄昏のクレイドリア

11-2

エピソードの総文字数=754文字

<時間は遡り―――同日朝、リーン邸広間にて>
遺跡探索?
えぇ。森の中にある、
遺跡の探索及び調査。
こちらを吸血鬼さんとセシルが
スクオーラに入団するための、
課題とさせていただきます。
森の中の遺跡って……
"寂静の遺跡"のことよね。
あそこ、何も無いんじゃなかったっけ。
何もないなら何もなかったと、
そう報告して頂ければ
それでよいのですよ。
でも……腐っても遺跡だ。
何かあるかもしれない。
だろ?
ふふ、
何かあるといいですわね。
そうこなくっちゃな!
よっしゃー遺跡!
いいぜ、燃えてきた!!
カノン。
なに?
これを忘れたら困るでしょう?
『呼び石』の魔力の補給が
完了しましたの。
大事に使ってくださいね。
あぁ、
ありがとうフィリカ。
呼び石を取りにいくと、
机の上には石が3個置かれていた。
……3個?
もしかして、もう2人に石を?
えぇ、これからは
集団行動をするんです。
あった方が便利でしょう?
ふーん、
随分景気がいいじゃない
それだけ期待をしていると
いうことですわ。
貴女の眼にかなった、あのお二人に。
まーまー、任せといてくれよ
フィリカ!便利アイテムまで
もらえたんだ、道具に関しては
オレ様がいれば100人力だかんな!
まぁ!
頼もしいですわ!
有り得ないとは思いますが、
もしこの石を持ち逃げしたら……
優秀な刺客が石を回収しに行くので、
そのように捉えられる行動は
慎むようにしてくださいね!
 
…………。
私、セシルを
信じていますから!
(やれやれ、
 早速 からかわれてるわね……。)
…………。
……あー、
もしもーし、
話ちゃんと聞いてた?
! 
……あぁ、大丈夫だ。
ならいいけど
(う~ん、わっかりやすく
 朝起きてすぐだと
 反応が鈍いわね……。
 暗殺者っていうくらいだし、
 夜型だったんだろうけど
(……これから色々
 知っていかないとね。
 セシルのことも、イーリアスのことも。)

◆作者をワンクリックで応援!

1人が応援しました。

◆コメント欄は未記入でもOK! 公開されないのでお気軽に。

ページトップへ