マジカルミュージック

禁断の関係

エピソードの総文字数=2,153文字

    南家と國山家には、とある因縁がある。それは、ずいぶんと昔の話になるのだが、ある炭鉱をめぐって抗争があった。たくさんの怪我人を出したこの抗争は数年続いた後、休戦協定が結ばれ、現在は落ち着いている。

    しかし、詩織はそんな事を知らずに聡太の事が好きになったのだ。その事を詩織や聡太の両親が知ったらどうなるのだろうか……。これは、はっきり言ってしまえば現在版の「ロミオとジュリエット」だ。

 詩織は、聡太と一緒に今日も練習をしている。詩織は、優しい聡太の隣にいられる事がとても嬉しかったのだ。歌音と圭みたいにイチャイチャしたいと考えたこともある。しかし、このお家騒動のせいで聡太と一定の距離を保たないといけなかったのだ。

2017/09/12 10:37
どうしたんだ?    さっきから上の空で吹いているように見えるんだが……。詩織……何かあったのか?
2017/09/12 12:40
    詩織にとって愛しい人の声により、詩織は現実に戻される。
2017/09/12 12:41
どうしたのですか、聡太さん。いきなり声をかけないでくださいよ。ちょっと驚きました
2017/09/12 12:42
そっか……ごめんな。でも、何かあるんじゃないかって心配になるんだ。だから、何でも聞いてくれよ
2017/09/12 12:46
分かりましたわ。有難うございます、聡太さん
2017/09/12 12:49
    そんな事……恋をしてしまえばもう手遅れなのだ。このお家騒動の事は聡太も知っているはずだ。どうして、詩織はその事を知っているのに聡太に恋をしてしまったのだろうか……。恋は、誰にも止められない。恋をしてしまった当事者も反対をする家族でさえも……。
2017/09/12 12:50
わ……私は……
2017/09/12 12:53
    その時、詩織の心に植え付けられたリンゴの果実の呪いが発動してしまった。ルビーのような赤い瞳は、ピンク色に妖しく輝く。詩織の意識は、完全に支配されていく。リンゴの果実の花言葉は、誘惑。この呪いに陥った詩織は、目の前の相手を誘惑して落としてしまおう、という意識だけにかられてしまうことになる。
2017/09/12 12:53
おい、どうしたんだよ!!    詩織の目はピンク色ではないはずだ……。ルビーのように赤く輝く目の色をしているんだ。どうなってんだよ!!
2017/09/12 16:43
ねぇ……聡太さん……。あなたの好きな人は誰なの?
2017/09/12 16:50
……?!    いきなり何を言い出すんだよ!!    今は、練習中だろ!?    そんなプライベートな話は後でにしろよな……
2017/09/12 16:52
嘘よ……。私は知っていますわ。聡太さんが私の事を好きだということを……。周りの女子たちが騒いでいましたわ……。聡太さん、本当の事を言ってください……
2017/09/12 16:55
……
2017/09/12 16:59
無口は肯定と捉えますわよ?    この秘密がバレないようにするために私に協力してください……私と聡太さんのお家騒動の件は誰にも知られたくありません。聡太さんもそうですよね?
2017/09/12 16:59
それは……そうだけど……
2017/09/12 17:52
じゃあ、私の恋人になってくださいませんか?
2017/09/12 17:53
    詩織の言葉に、聡太は息を飲むことしか出来ない。こんなことがあってもいいんだろうか……。聡太は、葛藤するも……詩織の誘惑に負けてしまい、
2017/09/12 17:54
分かった……この思いは本当ならば……。俺は、詩織のために偽りの恋人を演じるよ……。俺で良ければの話だけど……
2017/09/12 17:55
良いですわよ。私だって結婚するなら聡太さん、って決めてますから。じゃあ、今日からよろしくお願いしますね♪
2017/09/12 17:58
よ……よろしくお願いします……
2017/09/12 18:07
さぁ、聡太さん……練習しましょうか。時間は有限ですよ♪
2017/09/12 18:08
    切り替えの早い詩織に聡太は慌てる。練習しよう、と言われてもさっきの事を思い出してしまい、練習に身が入らない。聡太と詩織は、そのまま合奏に挑んでしまい、歌音に怒られた事は別の話だ。

    その日、歌音はとある異変に気がついていたのだ。合奏中に感じ取った異変に……。

2017/09/12 18:09
何かおかしいわ……
2017/09/12 18:12
だから、いきなりオカルトの始まり方みたいなのやめてくれないかな?マジで怖いんだけど……歌音は慣れているだろうけど俺は、慣れていないんだよ!!
2017/09/12 18:41
ごめんごめん……。でも、相当可笑しいのよ……。詩織ちゃんと聡太くんの様子が……何かぎくしゃくしているっていうかなんというか……
2017/09/12 18:42
あいつら、痴話喧嘩でもしたんじゃないの?
2017/09/12 18:44
もしかして、あの二人って付き合ってるの?
2017/09/12 18:45
付き合ってなんかいないぞ?    何かそんな噂話を風の噂で聞いただけだ♪
2017/09/12 18:45
圭くん……それは、信憑性ないからね……
2017/09/12 18:46
ちぇっ、面白くねぇなぁ~。歌音は、真面目すぎるんだよ。時には、楽観的な思考でいかないとうつ病になるぞ?    まあ、歌音が甘えた時は可愛いから良いんだけど♪
2017/09/12 18:47
    歌音は、あの日の事を思いだし、恥ずかしくなる。あの倒れた日の歌音自身はどうかしていたなぁ~、と今でも恥ずかしくて死にたくなる思い出の一つにランクインしているのだから……。思い出した歌音は、顔を真っ赤にさせて、首を横に振り否定する。
2017/09/12 18:50
その事だけは思い出したくないから!!    恥ずかしいんだから……。これ以上言ったら、普段怒らない私でも怒るわよ?
2017/09/13 12:31
いやいや……歌音、お前合奏の時にいつも怒っているだろう?
2017/09/13 12:32
それ以上に怒るからね、圭くん!!
2017/09/13 12:33
じゃあ、お前の本気で怒ったところを見てみたいなぁ~
2017/09/13 12:34
圭くんのバカ……
2017/09/13 12:34
    歌音は、小さくバカと呟く。
2017/09/13 12:34
    世界は残酷だ。あり得ない方向に舵をきり始める。人々の思いは、置いていかれてしまう。この思いは、暴走は止めることが出来ない。

    歌音は、詩織と聡太の為に動き始める。

2017/09/13 12:35

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