マジカルミュージック

10月定例コンサート②

エピソードの総文字数=2,241文字

本当に勘弁してよね!!    私が両片思い?    それは、ないって!!
2017/09/29 05:09
    歌音は俯いたまま、明里と結愛・クラス女子全員に弁解をした。しかし、それは無駄な感じになってしまった。どう考えても歌音が圭と付き合っている形になってしまっている。

    これは拒絶するだけ無駄であるが、歌音はその事に気がついていない。今は、誰の質問にも答える気がない。

    それでも、明里と結愛の興味に惹かれたのか里紗と渚も食いついてきたのだ。もう逃げ場は無さそうだ。

2017/09/29 05:10
いやいや……そんな事はありませんよ、歌音さん。圭さんと仲良くやっているのは凄いことなんですよ。皆の憧れですからね……
2017/09/29 05:17
何で言わなかったのよ、このこの!!
2017/09/29 05:19
いや……やめ……脇腹つかないで!!    とにかく、私は恋愛なんてしている暇なんてないの!!
2017/09/29 05:19
強がっちゃダメよ!!    もう歌音は圭が好きなのは分かりきっているのよ!!    それじゃあ、圭が可哀想だわ!!    思いきって告白するのよ、歌音!!    歌音なら出来るわよ!!
2017/09/29 05:20
    色々な人に歌音は囃し立てられるが、そんなつもりは一切ない。確かに圭の事は嫌いではない。好きかと言われたらどうなんだろうか……。複雑な感情を歌音は抱いてしまう。この複雑な感情の正体を歌音は知らない。
2017/09/29 05:24
昴くんと圭くんがいないからいうけど……私は、恋愛なんてしている暇はないのよ。お兄ちゃんにも怒られちゃうから
2017/09/29 05:27
柏原先生は関係ないと思いますよ?
2017/09/29 05:29
    んっ?    今、何故一成の名前が出てきたんだ!!    もしかして、里紗は一成と歌音が従兄だということを知ってるの?!

    歌音は慌てるふためく。この事を知られたら一成の人生が危うい。まだ、何もしたことないが……。一成のロリコンが災いすると……嫌な予感しかしない。里紗に知られたとなるとすぐに昴にバレてしまう。これも時間の問題だ。

    歌音は、

2017/09/29 05:32
ま……まあ、お兄ちゃんの事は置いておいて……何の話をしていたっけなぁ……
2017/09/29 05:36
圭さんと付き合ってるのか、って話ですよ。歌音さん、さっきまで話していたこと忘れていません?
2017/09/29 05:37
そうそう……って、詩織ちゃん!!    何故知ってるのよ!!
2017/09/29 05:38
ずっと聞こえていたからですよ。聞いているこっちも恥ずかしくなってきますわ
2017/09/29 05:41
    詩織は、歌音の焦れったい恋愛事情を聞いていて怒りを覚えたのである。詩織は、聡太にこの間告白して、見事にその恋が実ったのだ。歌音もその事を知っている。何故って、見せつけられたからでもある。歌音は、あんなことは出来ない、と思い続けていたのだ。
2017/09/29 05:42
だって、私も知ってますわよ。歌音さんが、圭さんのこと好きなの……
2017/09/29 05:53
だから、何でそうなるのよ!!
2017/09/29 05:53
だって、歌音は何も言わないから……
2017/09/29 05:58
だから、何故いちいち皆に報告しないといけないのよ!!
2017/09/29 05:58
だって、歌音さんは恋愛には初だということが実証されましたわね♪
2017/09/29 05:59
    里紗と渚がくつくつと笑い合っている。歌音は、込み上げてくる怒りと屈辱感を堪えることしか出来ない。理由は、事実も含まれているからだ。この人たちは、どれぐらい歌音の普段の生活ぶりを見ているのか気になってきた。
2017/09/29 06:01
く……屈辱……
2017/09/29 06:09
歌音さんには、屈辱的な事を言って囃し立てると面白いですわね♪    楽しくなってきましたわ♪
2017/09/29 06:10
里紗……ドS(笑)
2017/09/29 06:11
    里紗がこんなにドSだと思わなかった。
2017/09/29 06:12
こんなに私を弄って楽しい?
2017/09/29 06:20
楽しいですわ♪    だって、歌音さんは初で恋愛にはチキンなんだかは笑えますわ♪
2017/09/29 11:56
チキンじゃない!!    私は、自分のペースで恋愛してるの!!    そういう里紗こそどうなのよ!!
2017/09/29 11:57
そ……それなりにうまくやってますわよ。私は、昴とは仲良しなんですから
2017/09/29 11:59
    里紗は、昴の事になるとそっぽを向く。そういう癖があるのか?、と歌音は疑問を抱く。でも、里紗の事は今はあまり触れない方が良い。理由は、分かりきっている。里紗は、まだ誰にも心を開いていない、ということに……。

    これだけ里紗と話していても、里紗の心は完全に閉ざされている。巨大なクモの巣に引っ掛かった可憐な蝶が身動きもせずに、されるがままの状態になっている。まさにそんな状態の里紗をどのようにして救い出すのかは、後日分かることである。

2017/09/29 12:00
とにかく、私は圭くんとは友達以上恋人未満だから!!    これ以上聞いてきても返答は受け付けません!!
2017/09/29 12:06
えぇー、つまらないの
2017/09/29 12:08
歌音さんのヘタレ説が浮上してますね
2017/09/29 12:09
詩織ちゃんも早く練習して!!    まだまだ曲は完璧じゃないんだから!!    ほら、皆も!!
2017/09/29 12:09
歌音さんのヘタレ!!、ですね
2017/09/29 12:11
    詩織の言った言葉にクラス女子の視線が歌音に集まる。歌音は恥ずかしくなり、控え室を飛び出した。

    ここにいるのが辛いと思い、広瀬川沿いにやって来たのだ。ここなら誰も来ない、と思っていた歌音であったが、現実は甘くなかった。

2017/09/29 12:21
トランペットの音色?
2017/09/29 12:23
    柔らかく砂糖のように甘いトランペットの音色が歌音の耳に入ってくる。聞いていて落ち着く大好きなあの音色だ。その音の主を辿って歌音は、広瀬川沿いを歩く。

    その音の主は、若い女性に囲まれていた。「風の通り道」を奏でている人物は、歌音がよく知っているあの人物であった。

2017/09/29 12:33
圭くん?
2017/09/29 12:36
    トランペットの音色の主は、歌音とパートナーを組んでいる圭の音色だったのだ。

    すぐに歌音の声に反応した圭は、驚いたような表情をして固まっている。そして、このギャラリーの山をどうするべきか頭を悩ませるのであった。

2017/09/29 12:37

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