マジカルミュージック

音楽のフェアリーの求める本当の恋

エピソードの総文字数=1,201文字

どうしてこんなことになってしまったのだろう……。何か悪いことでもしたから神様が怒ったのかな……
2017/08/07 18:07
    郁は、最近大河と話せないことにやきもきしていた。触れられる距離にいるのに触れる事が出来ないもどかしさ……。

    それに郁は苦しんでいた。

2017/08/07 18:08
この思いと音は絶対的な物……。音楽は、愛を囁くことができる……そう言ったのは大河なのに……。私の求める本当の愛と恋はどこに行ってしまったのかしら……
2017/08/07 18:09
    郁は、歌音に助けを求めよう、と決めていた。

    しかし、いざとなると助けを求める事すら怖くて怖くて仕方なくなる。助けてほしいのに助けを求められない苦しさ……。

    とにかく郁は苦しんでいたのだ。

2017/08/07 18:11
誰か助けて……。お願い……大河を助けてあげて……。それが、私の救いだから……
2017/08/07 18:16
あのなぁ、郁……。コントラバスの音が弱々しいぞ?    コントラバスは、皆を支えないといけないのに頼りないぞ?
2017/08/07 18:20
圭くん。ねぇ、大河の様子はどう?
2017/08/07 18:22
大河の動きが読めねぇ……。俺は、あいつに出来る限り付き添っているが……。何も分からない……。ただただ復讐してやる、としか言わねぇ……。何故、里紗に恨みを持ってるのかも分からねぇ。とにかく、あいつと話し合う時間が必要だ……
2017/08/07 18:23
そうだよね……。ごめんね……圭くん。変なことを聞いてしまって……
2017/08/07 18:25
おぅ。苦しいときは、何でも吐き出せば良いぞ。俺らは、仲間だからな
2017/08/07 23:01
    圭の心遣いで郁も元気が出てきたようだ。目に輝きが戻りつつある。

    そして、郁は圭にお礼を言い、その場を離れた。

    彼女が向かうのは、レッスン室Aルーム。

    今日は、そこで大河が練習していると聞いて……。

    郁は、レッスン室の窓から中を覗く。大河がピッコロを吹いているのが見えている。「第六の幸福をもたらす宿」の第三楽章、happy  endingのピッコロソロの練習をしているのが見えた。

    郁は、扉を開けるために一度扉をノックした。こんこん、という乾いた音が廊下に響き渡った。  

2017/08/07 23:02
んっ?    どうぞ……
2017/08/08 08:00
大河……ちょっと聞きたいことがあるの!!
2017/08/08 08:01
俺に聞きたいことって何?
2017/08/08 08:02
どうして復讐なんて馬鹿げたこと考えたの?    大河……答えて!!    私の質問なら答えられるでしょ!!
2017/08/08 08:02
俺は、里紗に音楽で裏切られたんだ。だから、復讐されて当然……
2017/08/08 08:03
じゃあ、私も大河に復讐させてもらうわ
2017/08/08 08:04
    いきなりの郁の宣言に、大河はピシッと固まってしまった。無理もない。

    このような突拍子もない発言を言われると、誰でもこうなることは分かりきっている話なのだ。

    だから、郁は大河に恋という名の復讐をしようと心に決めていたのであった。

2017/08/08 09:00
分かったから……この郁の復讐に乗った!!
2017/08/08 09:03
じゃあ、あなたが里紗に見向きできなくなるぐらい……私に恋をしてもらうわ
2017/08/08 09:04
    この発言が後に歌音を引っ掻き回す事になるとは、この時誰も何も思っていなかった。
2017/08/08 09:05

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