マジカルミュージック

結界への接触

エピソードの総文字数=2,089文字

    その日の夜、事件が起きたのだ。場所は、仙台市全体を覆っている里紗の結界への異変であった。

    バチバチ、と里紗に電撃が走るかのように里紗は、昴と話すのを一瞬で止めたのであった。

2017/08/25 17:19
きゃっ!?
2017/08/25 17:41
どうしたの?!    大丈夫?!
2017/08/25 17:41
どこも異常は無さそうだけど?
2017/08/25 17:42
恵都、あまり里紗にべちゃべちゃ触らないで下さいよ!!    俺、そこまで触れたことないのに……
2017/08/25 17:42
こら!!    里紗の事で喧嘩しないの。昴も嫉妬するならもっと本気で里紗の事をお願いしたいけど……ヘタレが災いしてお任せ出来ないわ。里紗は、あたしが守るからね
2017/08/25 17:43
渚さんにヘタレは言われたくないです……渚さん、好きな人はいないんですか?
2017/08/25 17:45
あたしは、里紗が大好きだから幸せになってほしいの。だから、あたしは里紗がいれば周りなんてどうでも良いわ。でも、歌音は、特別だから
2017/08/25 17:46
百合かよ……女子同士でイチャイチャ……。ちょっとドン引きかも……
2017/08/25 17:47
それより、先に里紗の方が心配よ!!     里紗、何があったの?!    あたしたちに教えてくれる?
2017/08/25 17:48
    里紗は、少し考え込む。これは、言っても大丈夫なのかな、と。

    少しして里紗は、重い口を開いたのである。

2017/08/25 17:49
私がこの仙台市に来たときにこの辺り一帯に結界を張っていたの。でも、さっき何者かが侵入したさいに、結界が破られてしまったの。だから、今は私の結界の力がない状態なの。誰が侵入したかは分からないけど相手は能力の無効にする能力者と断定できるわ
2017/08/25 17:50
それって今、ここは無法地帯ってこと?
2017/08/25 17:54
そのとおりです……
2017/08/25 17:54
無法地帯ってこと相馬先生たち知ってるの?
2017/08/25 17:55
そんなの知らないに決まってるでしょ!!    今から私が結界張り直しから……
2017/08/25 17:59
    歌音は知らないことだが、里紗の能力は、結界の力。この事を知っているのは、亜里沙・一成・渚・昴・恵都のみである。これ以上は、他の人の言うつもりはない。里紗の能力である結界は、すぐに市内を結界の力で覆われ、外敵の侵入さえも押さえつけたのである。この力は、里紗の住んでいた岐阜県高山市でとても重要な力だ、として巫女様としてお祭りなどでも奉られていたのである。里紗の弟も神宮として奉られていた。結界の力は、この世界を守る能力であると……。

    しかし、里紗と里紗の弟は音楽の為に市を出て、この遠い地に舞い降りたのであった。次は、この町を守る番だと……。

2017/08/25 18:00
ようやく、相馬先生と柏原先生が動き始めました。俺のテレパシーが伝わったよ……
2017/08/25 18:08
    もちろん昴もテレパシーの能力者だ。とても昴の能力は、相手にも分かりやすく寝ているときにも心の声が出ていたり、相手の心を勝手に読み取っていたりと能力を制御出来ていない模様……。しかし、そんな昴も努力して寝ているときには心の声がもれないようになってきた。
2017/08/25 18:09
サンキュー、昴!!    こういう時には役に立つわね♪
2017/08/25 18:18
俺だって役に立つときは役に立ってるって……。歌音さんよりは、役に立ってるとは思わないけど……
2017/08/25 18:19
歌音さんの指揮に勝るものはいないよ……
2017/08/25 18:20
とにかく、これで結界張ったから安心ね。私は、疲れたからそろそろ寝るわね…………
2017/08/25 18:21
    里紗は、松葉杖をつき立ち上がろうとしたが、それが出来なかった。前にふらつき、意識が遠退いていくような感じを感じたのだ。恵都と渚はその場を動けなかったが、昴はその瞬間に動きだし、倒れそうになった里紗を支えたのだ。
2017/08/25 18:22
里紗!!    大丈夫じゃないじゃないか!!    部屋まで送っていくから!!    嫌だとは言わせないから!!
2017/08/25 18:24
一人で行けるから大丈夫……
2017/08/25 22:52
良いから……俺が送るから
2017/08/26 12:59
じゃあ……お言葉に甘えて……。ごめんね、みんな。お先に失礼するわね
2017/08/26 13:00
    里紗は昴に支えられ、談話室を後にしたのだ。残された渚と恵都は、里紗と昴を見つめて顔を赤らめていたらしい。
2017/08/26 13:01
ヤバい……。ラブラブ♪    やっぱり里紗と昴は、付き合ってるんじゃないのかな?
2017/08/26 13:04
でも、里紗は対人恐怖症だから……そこまでは、いってないでしょう……
2017/08/26 13:06
じゃあ……最近、美園と付き合い始めた恵都はどこまで進展しているの?
2017/08/26 13:07
何故、俺のプライベートに踏み込んでくるのかな?    俺は、美園と健全な恋愛を望んでいるから
2017/08/26 13:08
でも、ファーストキスは歌音に捧げているじゃない……事故によって。恵都が初めての相手じゃないのが残念なものね……
2017/08/26 13:09
俺は、あいつがやらかしたとしても守ってやれる程の器がある、と信じているから。……とか言ってこの間不良に絡まれたとき美園に守られちゃったけど……
2017/08/26 13:10
何故、王子様がお姫様に守られているのよ!!    普通は、逆よ!!    もうちょっとしっかりしなさい、恵都!!
2017/08/26 13:12
うるさい!!    とにかく、昴を応援するしかないだろう!!    王子様がお姫様を目覚めさせられるように昴を応援するしかないだろう!!
2017/08/26 13:13
    この日、謎の会「明石 昴を応援する会」が発足することになる。最終的にこの会は、クラスの大半の生徒が所属することになり、昴と里紗の恋愛の進行を見守る事になるとは、当の本人たちも知らないし、昴と里紗も知らない。

    この日の夜、生徒たちは眠れない夜を送ったのも別の話だ。

2017/08/26 13:14

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