神と大統領と弾道ミサイル(仮)

神は殺害目標

エピソードの総文字数=370文字

 プーチンは、突然の電話に目を覚ました。寝室に設置されてあるこの直通電話は、戦争に関するようなよほど重大な緊急連絡でない限り鳴ることはない。

 プーチンは布団をはねのけ、すぐさま現実に意識を引き戻した。工作員として鍛え上げられたプーチンにとって、たとえ何歳になろうとも、睡眠直後からすぐに戦闘態勢に入ることは慣れた日常風景だ。でなければ命の危険がある世界で生きてきたのだ。

 受話器を取り上げプーチンは聞く。

どうした?
不動天馬が……! 殺害目標の不動天馬がリアルタイムでCNMに出演中です!
……なんだと? 生放送なのか?
そのようです!
まさか不動天馬はこの罠を仕掛けていた……?
すでに我が特殊部隊は国境線を越え、攻撃行動に入る頃合いです!
 プーチンは電話を投げ置き、布団から飛び起きた。そしてパジャマを破るように投げ捨て、身支度を急いだのだった。

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