君が好きだcolor

出会いの勧誘

エピソードの総文字数=949文字

ーーー放課後の教室ーーー
石川
「本当に今日も部活の見学に行かないのか?
んー……部活は中学でやり切った感があるんだ。

"全国大会目指して土日放課後に練習"というのに心がついていきそうにない
俺だって、ウィンブルドンや全日本に行けるとは思っていないさ。

正直、目指していないね!

俺がテニスをはじめたのは神崎と共通の話題を持つという純粋な目的のため!
それは不純な目的じゃないのか!?
軽音部とかは、そういうノリの奴も多いんじゃないか?

っと、俺はもう部活行くから考えてみろよ
神崎!部室行くなら一緒に行こう!

ガットのこととか聞きたいんだ!
(淡い紅色は、恋心の色。

一目ぼれした女子がテニス部だという理由だけでテニス部に入る熱さには、尊敬の念を感じる。

ただ、ストーカー化したら止めないといけないよな……)
(俺も、俺の居場所に行きますか)
ーーー放課後の図書館ーーー
貸出カウンターの中。ここが図書委員である俺の居場所だ。

放課後の貸出時間は終わっているので、俺がいる義務はないのだけどね。

図書館の中を見渡しても、まぁ不審ではないこの席が好きなのだ。
(あの眼鏡のショートカットの女性は、宿題をやっているが17時になると帰る。

そっちの小太りの男性は、いつもの席で今日借りた本を読んでいる)
入学してから約10日。

もう顔を覚えた人もいる。

人間関係で選ぶなら、言葉のない空間は悪くない。
(石川の言う通り、部活は人間関係で選ぶのもかも知れないが。

他人の恋心が声色でわかる俺にとっては、それは胸もお腹いっぱいなのだ)
すみませんー。

文芸部勧誘のチラシを貸出カウンターに置きにきました
図書委員会担当の先生には承諾はとってます
文芸部あったんですね。

ん?
"白紙の原稿を一緒に埋めよう!文芸部設立メンバー募集!"
設立メンバー募集中なのですけれど、お兄さんいかかですか。

図書委員会をやっているくらいなので、本はお好きじゃないでしょうか?
本は好きだけど、俺は読む専。

申し訳ないけど、書く方はカラっきりなんだ。
本が好きなら大丈夫です!

活動内容に関しては、部員全員で決めようと思っているんですよ
ね!夢子
は、はい!

詳しくは、明後日のお昼に説明会をしますので、ぜひ来てくださいね
お、おう。

(淡い紅色は、恋心の色。

あの二つ結びの子は、”夢子”のことが好きなんだな…)

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