マジカルミュージック

堕天使とフェアリー

エピソードの総文字数=1,628文字

    ミラージュ祭は、大盛況のうちに終幕を迎えた。

    歌音たちは、最終日の仮面舞踏会は、演奏側に回ったのでダンスには参加できなかったという。

    仮面舞踏会の恋愛の噂、「男女間で仮面の交換をすると恋が叶う」という噂の解明には至らなかった。

2017/07/30 09:02
    ミラージュ祭の片付けが一段落したころ、次の依頼演奏の話が舞い込んできた。『仙台市高等学校吹奏楽合同演奏会』

    何も珍しい話ではない。

    合同演奏会には、強豪校も集う大演奏会らしい……。

    歌音たちの高校も参加することになる。

2017/07/30 09:07
……という事で、これはあたしたちにとっては勉強の機会になります。今回の合同演奏会には参加するかたちにしようかと思います。以上でホームルーム終わり!!    この後は、曲決めミーティングの方をしていきたいと思います
2017/07/30 09:10
    クラスはざわめき始める。

    何と今年は有名な世界的指揮者が来るみたいだ。

    この事について、クラスの話題は膨れ上がりつつあった。

2017/07/30 09:13
    歌音は、圭に呼び出され話し合いをしていた。
2017/07/30 21:46
次は、仙台市高等学校吹奏楽合同演奏会か……。楽しみだ♪    俺のライバル、高山 海里と戦う機会がきた!!
2017/07/30 21:48
高山海里って、里紗の兄弟?
2017/07/30 21:50
そうだ。世界的有名なトランペット奏者。俺の憧れの人物だ
2017/07/30 21:51
私は、それに見合う指揮をとるまでよ!!
2017/07/30 21:53
    歌音は、そう誓った。

    しかしだ。この一声に、歌音の決意はへし折られた。

2017/07/30 21:54
おい!!    この無能女!!    昴に近づくんじゃねぇ!!
2017/07/31 00:57
ちょっと、大河!!    里紗に何て事を言ってるの?!
2017/07/31 14:57
だって、こいつはよ!!    音楽から逃げた、最悪な女だ!!    何故、こんなやつが俺たちのクラスに存在してるんだ!!    見てるだけで吐き気がするぜ!!
2017/07/31 14:59
こら、大河!!    やめなさい!!
2017/07/31 15:00
郁……。 俺を止めないでくれ。音楽を邪険に扱うやつは嫌いだ。俺は、高山里紗を絶対に許さないからな!!
2017/07/31 15:05
……
2017/07/31 15:06
    何も言い返さない里紗に歌音は苛立ちを覚えた。鉄仮面のような表情の里紗に大河の言葉は届いていない。

    里紗は、自分の譜面とにらめっこをしといて、大河の存在をなきものにしようとしているのも分かる。

2017/07/31 17:15
これ以上、昴や悠に迷惑かけたら悪口だけじゃ済まさないからな!!    行こうぜー、郁……。こんなやつ相手していたら俺にまで無能箘が移ってしまう……
2017/07/31 17:40
えっ、ちょっと……大河!!    ごめんね、里紗。私は行くね。待ってよ、大河!!
2017/07/31 17:41
    嵐のように大河と郁は、里紗の前から立ち去ったのであった。

    歌音は、見ていて気分を害してしまった。悪意を感じた。とてもとは言えない深い闇……。堕天使は天使になりきれず、心優しい天使に心を開く。それでも綺麗な蝶に嫉妬し、闇に閉じ込めてしまっていた。蝶は行き場をなくし、誰かに助けを求める。

    その相手の姿さえを消し去る闇がそこに存在していたのだ。

2017/07/31 17:43
あの……里紗……。大丈夫?
2017/07/31 17:48
大丈夫です。いつもの事ですから……。歌音さん……私に関わらないで下さい
2017/07/31 17:48
何故?    私は、里紗を助けたいのに……
2017/07/31 17:49
歌音さんを巻き込みたくない。これは、私の問題です。あなたには、解決させられません。それでは、私はこれで失礼します
2017/07/31 17:49
    里紗は、自分の席を立ち上がり、譜面と楽器を持ち、松葉杖をつきながら教室を出ていったのだ。

    歌音は、その姿を見守ることしか出来ない。

2017/07/31 17:50
あいつら、本当に強情すぎる……。本当に困ったやつらだ……
2017/07/31 17:52
圭くん、今回は大河くんと郁ちゃんを何とかしようと思う。あの二人付き合っているけど、本気で付き合っているとは思えない
2017/07/31 17:52
確かに何となくそんな気がしていた。あいつらについてもう少し探りを入れてみよう
2017/07/31 17:53
    歌音たちは、この日から朝比奈大河と松原郁を追うことにしたのだ。

    その前にパートリーダー会議で郁を説得してみようと歌音は、立ち上がるのであった。

    本格的な秋が近づき、木々も色づき始めていた。

2017/07/31 17:55

◆作者をワンクリックで応援!

0人が応援しました。

◆コメント欄は未記入でもOK! 公開されないのでお気軽に。

ページトップへ