ハロウィンナイトカフェ

トイレ3「臭い夜」 岡田拓也

エピソードの総文字数=687文字

「臭い夜」 岡田拓也
ふい〜、酔った酔った。

やっぱハロウィンの夜は酒がすすむな!

一発吐いてまた飲み直すか。
オエエエエエ!!
ふいーっ!

すっきり!

ん?
ポケットに何か入ってるぞ?
ガサゴソ…
缶詰?
なになに、シュール…ストレミング?

貝の一種かな??

小腹がすいてたからちょうどいいや。

あけるぜ。

プシュッ
プシューーーーーーーーー!!!
!!?
プシューーーーーーーーーーーー!!!
くせええええええええ!!!
なんなんだこれは!?
臭すぎて死にそうだ!!!
トントンッ
お客様、大丈夫ですか?
大丈夫じゃないぞ!!!

かなり臭い状況だ!!!

どういう意味でしょうか?

他のお客様が待っておられますので…

開けたら臭い目にあうぞ?
臭いって、ホンオフェ並みにでしょうか?
何の話だ!

とにかく臭いんだよ!!

まさかお客様…シュールストレミングの缶を開けてしまったんですか?

そ、それだ!!

なんだシュールストレミングって!?

世界一臭い食べ物です。
何故それが私のポケットに!?
やはり本当だったんですね…。

ハロウィンの夜、人のポケットにシュールストレミングを仕込む男が現れるという噂は…

わけわからん!

臭いに耐えられんからドア開けるぞ!

それはダメですお客様。

他のお客様のご迷惑になりますので

じゃあどうすれば!?
全てのお客様がお帰りになられるまで、トイレで過ごしていただきます…
いや、無理!
トリックオアトリートです、お客様
いや、何が?

いいから開けろ!!!

これも運命です。

お願いですから、出てこないで下さい。

なんだとコラ!

開けろ、開けろ!!!

くせえんだよおおおおお!!!!!
※シュールストレミング…世界一臭い食べ物。塩漬けされたニシン。

  • ツイート
  • ツイート
  • シェア
  • LINEで送る

ページトップへ