テンバイ・ショーバイ!~10 buyer show buyway~

「第二話:オフ会での怪しい提案」

エピソードの総文字数=597文字

(ネトゲ友達の「リバティ」がオフ会に指定したのは、赤坂の某所だった)

(なんでこんなところで?と思ったが、まあとりあえず行くことにした)

(女の子キャラを使っているから、どうせネカマだろう)

(と、思っていたんだけど……)

貴方がユーキさんですか?

え、あっはい!

(やってきたのはとびきりの美少女だった)

(雪のように真っ白な髪。染めているのだろうか)

(ちなみにユーキと言うのは俺のハンドルネーム)

(福沢有希だからユーキ。発想力無いって言うな)

はじめまして、でいいんですよね?

いつもネトゲでお世話になっている「リバティ」です。

あ、どうもはじめまして。ユーキです。

あっと、そろそろお店の予約時間が

迫っているので、まずお店に入っちゃいましょう。

え?あ、はい

案内されたのは、大物政治家とか著名人とかが通いそうな高級牛鍋店だった。メニューに値段が書いてない店はじめてみたよマム。あっとこれはヤバイですよ、いま財布に3千円しか入ってないですよ!

え、えらく高級感のあるお店ですね。

ええ、このお店はとびきり美味しいんで、

値段もそこそこします。

(そう行ってリバティは指を三本立てた)

(三千円ではない感じがする)

お会計についてですが、一つ提案があります。

え?

私の話、最後まで聞いてくれたら

全額渡しがお支払いしますよ。

ものすごい勢いで、きな臭い気配が流れるのを、俺は全身で感じ始めていた。やっぱり外に出るとろくなことがないな。

ページトップへ