オンライン女性作家座談会 『小説を書いたことないけど作家デビューしたい!』

オンライン座談会 会場 Part5

エピソードの総文字数=11,354文字

三日目です。
座談会のパネリストの個性がどんどん出てきています。
つねづね「作風と文体と作家の個性(普段の会話のトーンやリズム、間合いなど)はかなり似通うものなのではないか」と思ってまわりの作家を眺めていました。
今回の座談会でも「やっぱり作品の文体と本人の個性は似ているような」と感じています。

「出てくるキャラの主義と作家の主義が同じ」とか「キャラが本人」とかじゃないですよ!!
それは違いますよ。念のため。

>冷静に自分の強み弱み立ち位置や持ち分なんかを見定めてもらえれば、向かうべき先が明るいものになる

くり返し同じことをいくとおりの言い方で伝えています。
「自分がなにを書きたいか」「なんだったら書けるのか」の自分の個性を考えてみてください。

2017/04/12 08:38

「文章は書けないけど世界は脳内にあるんですよ」というときにどうやって文章を作るかについて。
台詞がある場合は台詞だけズラズラ書いてみる。
書き終えたらその台詞を言ったときのその人の気持ちと表情を考えて地の文を足す。
「と○○は言った」が並んでても気にしない。

台詞と地の文ができたら脳内でその人たちがどこにいるかを考えてる。部屋なのか外なのか。立ち位置はどうなっているのか。単語だけでいいので足してください。
「と○○は言った。外。風が吹いてる。天気はいい」「と○○は言った。部屋。○○は座ってる」そんなんでいいです。

台詞と地の文ができたら脳内でその人たちがどこにいるかを考えてる。部屋なのか外なのか。立ち位置はどうなっているのか。単語だけでいいので足していく。「と○○は言った。外。風が吹いてる。天気はいい」「と○○は言った。部屋。○○は座ってる」そんなんでいいです。

「脳内に世界がある」「キャラが会話をしている」場合はとりあえずそれで文章になるはずです。

自分の脳内を、自分でノベライズしていってください。
「まだ一度も書きとおせていない」方にが、文章や比喩表現に凝ってただ停滞しているのは、つまらないなあ……という気持ちにつながることも多いです。そういうときはただひたすら「書き通す」ことを念頭に文体のことは忘れてみてください。

だいたい素の文、素の世界、 素のキャラに、とっくに書き手の個性は出ているはずです。長くなればなるだけ色もつくでしょう。オンライン座談会のこの対話のなかでもすでに私たちのキャラが立ち上がりつつあるように。

2017/04/12 08:45

「音声化することで表出しやすくする」
「映像を想像する力・連想させる力」

こちらについても、昨日の引き続き、りうとさんにお願いいたします。
そしてそれを読んで「自分にはわからない」「できそうもない」というときは「そういうやり方をしている人がいるのだな」と読んで、脳の片隅に置いて、自分は別なやり方を探してみてくださいね。

2017/04/12 08:56

>チヒロさん

座談会の前のほうで『編集としては「こだわりの瘤」は、あまり削らない状態でびんびんにとがってるものを新人賞に送ってきてほしいな』とおっしゃってましたが、このへんで「編集目線で」ご自身の編集体験をもとに、書いている方にアドバイスをあらためてお願いできますか。
編集側からの実体験というのに興味のある書き手さんもいらっしゃるのでは、と。もちろん、言っちゃっても大丈夫な範囲でですが。

2017/04/12 08:51

こんにちは、初日から拝読させて頂いてたのですが、進みが早くてなかなか追いつけず……。至道先生から昨日、「今すぐ追いついて!(意訳)」とメールが来たので追いつきました!

なんでたけうち先生に名指しして頂けたのか分からないんですが、思うに脳科学(≒仏教思想)に関してかなあ、と。
たけうち先生の「脳のやろうは油断するとすぐに騙しに来る」というのは、非常に共感できるところでして、いつか機会があればゆっくりお話させて頂きたく思っていたところでした。
おれも先日、脳みそのやろうがぐずりやがって、既に問題は解決しているのに脳みそがいつまでもビビり続けて、作業効率が格段に落ちて非常に困ったものです。「もう解決したでしょ!」と意識が言ってるのに四時間くらいビビり続けてる。
こいつをもっと意識的かつ技術的に調教していかねばならない……。

2017/04/12 10:11

>藤沢先生

> ●Twitterやnote等で定期的に(なるべく頻繁に、毎日のように)作品を載せる。
> 頻繁であることが大事…頻度=信頼感です。

これ、ハッとしました。
最近、オファーする側の心情の話を小耳に挟んだのですが、pixiv経由でイラストレーターに仕事を頼む場合、技術力は見れば分かるとしても、人間性が分からないのが怖いらしいですね。きちんと期日までに仕事ができるのか、最低限の社交性や常識はあるのか、など。

その点、継続的に頻繁に作品を投稿していれば、少なくともそれだけの根気があり、毎日、連絡が取れるという安心感が生まれる。また、その継続行為から人間性も垣間見えてくる。
この点に関しては、絵じゃなくても同じかもしれません。ライター業とか志している方も参考になるかも。日記いいよ、日記。毎日書こう。

2017/04/12 10:13

>siril_nagiさん

横から失礼します。
パネリスト外の人間なので多少遠慮があるのですが……。

> ランキング上位の作品、本屋で話題の作品などを手に取ってみても、「え、面白いのこれ」とか、文体やヒロインが合わない……と感じてしまうことが多く、たくさん作品が溢れる中で楽しめる本を探すのがしんどくなってきています。

これは体感的な話であって、何ら確証のある数字ではないのですが、作品のクオリティにかかわらず、その作品を面白いと思う人はMAXで全体の3割くらいじゃないかと思ってます。たぶんワンピースも7割の人は嫌いか、そもそも読む気がしてないと思うんですね。

なので、たくさん読もうとしたら、当然そういうことになるんじゃないかなーと思います。

> そして自分が著者だったらどういう展開にするか、キャラクターが違っていたら面白く感じられるか…と想像してみます。

で、藤沢先生の仰っていることに近いのですが、「何が嫌いなのか」「なんで面白くないのか」を意識(できれば言語化、公の場で書くとか友達と話すとか)すると、「じゃあ、おれはそうじゃない作品が見たいんだな」「どこにもねーから作るか」となっていって、逆に創作意欲に繋がるかもしれません。ただ一点、弊害として「いつも人の悪口を言ってる怖い人」って思われるようになります。

2017/04/12 10:13

>架神さん

お忙しいなか、ありがとうございます。
脳科学。そうか、脳科学!!
私、こちら座談会のなかの架神さんのキャラ立ちがすごく好きなんですよ。それでここの座談会しながら「架神さん来てくれないのかなー。見てくれてるのかなー」とミーハーなことをうっかり、りうとさんに言ったら、突然、りうとさんがここでなんの前フリもなく架神さんを指名したので、もしかしたら、りうとさんは私のためにそう言ったのかと「え、え、え?」ってなってたんですが、ちゃんと理由がありましたね。ほっとしました。
いつもと違う人たちと雰囲気のなかで、居心地は悪いかもしれませんが、遠慮なしでよろしくお願いします。このパネリストには「ボケだけでツッコミがひとりもいねーよ……」と私が途方に暮れていたので。

2017/04/12 11:32

>継続的に頻繁に作品を投稿していれば

今回の座談会の進みが早いのはおもに私が「夜見て寝て、朝起きて見たときに、自分が見てたときより話が進んでたら、会社にいって帰宅して夜も「進んでるかな」とチェックする人がいる。見るたびに進んでたら、頻繁に見にきてくれる人もいるだろう。そうしてもらえるようにしたいので進行は早めにします」と参加者に伝えたからです。

オンラインでチャット形式で座談会となったときに自分が見たいものは「その場に参加する、もしくは参加しないまでもどんどん進んでいくスピード感。臨場感を楽しみたい」と考え、基本、私はどなたかから質問いただいたら脊髄反射で即答しています。
りうとさんとチヒロさんが熟考してゆっくり返事を差し上げる方たちなので、私の立ち位置は自然とそう決まりました。

本来のトークメーカーさんの閲覧者さんたちと、私たちの基本の読者層はおそらくほとんどかぶっていないように思えましたので「皆さんが気になるであろうテーマ」と共に「せめてもの賑やかしの臨場感と、いつもは皆さんの座談会では感じないだろうゆるーいニュアンスもお楽しみください」がコンセプトです。

架神さんが混じってくださることで臨場感も増しました。わーい。ありがとう。

2017/04/12 11:40

一度もお会いしたこともないのに「わーい。ありがとう」ってすごくいま素にミーハー感出ましたね。
架神さん、すみません。

2017/04/12 11:49

こんにちは。さきほど専門学校の今年度初講義が終わりました…新入生がいると、昨年度と同じような内容でも緊張しますね~


ちなみに外は吹雪いています。
自転車で来てしまったのですがなんとか帰って、PC繋げます!

2017/04/12 12:46

架神先生はじめまして!

>その点、継続的に頻繁に作品を投稿していれば、少なくともそれだけの根気があり、毎日、連絡が取れるという安心感が生まれる。

そうなんです!

私ははその部分書いて初めて「ああ、なろう小説といっしょなのか…!」と気が付きました。イラストに関しては、ある程度以上の画力ならば、完成度よりも頻度で楽しませるのが正解なのだろうと思います。ざざざっと描いたものの方が評判が良かったりしますしね…

イラスト発注する側としては、締め切り超~苦労するの分かっていても、どうしてもこのイラストレーターさんに頼みたい! そして案の定大変なことになる! という場合もありますけれどね。

2017/04/12 13:42

>編集体験をもとに、書いている方にアドバイス

今日、年度初めての講義の定番「プロ作家になるには」(デビュー作が刊行されるまでに起こることや関わる人を時系列に説明する)をひとくさりやってきたのですが、
今年の新入生は、「プロ作家になりたいですか?」ときいたら即答で「なりたいです!!!」と答えてくれていいな!と思いました。貪欲いい!

私が経験のある、新人賞ルートのデビューを目指している方にお伝えします。

いま、今年のマンガ大賞を受賞した「響」を読んでいるのですが、舞台になっている編集部みたいに、選考を全部外部に任せるようなところはありませんから…、なんとか下読みさんを突破して、編集者の目に入る作品を送ってきてください。(編集部によって1次だけ下読みとか、2次までとかあるとは思いますが)
そのためには、めちゃくちゃ基本になりますが、あまりにも当たり前ですが、

・締め切りは守ってください。
・字数等の決まりを守り、誤字はなるべくないよう心掛けてください。
・梗概は、結末まで書いてください←これは大事
・余計なものは付けないでいいです。
(あとがき付きの応募原稿をみて面食らったことがあります。作者が「あ~やっと書き終わりました~、半年かかった~」とか語り始める)
・応募する賞の過去数回分の受賞作は、ジャンルだけでもチェックした方がいいと思います。
・きちんと作品内の事件は終結させてください。「もっと読みたい!」と思わせる作戦なら、伏線を回収しきれていなくてもいいですが…それを嫌う下読みさんはいるかもしれません。

下読みの方の好みにたまたま合わず弾かれ、存在を知られることなく消えていく原稿…(の救済の場がネット小説?)という話題も出ていましたが、確かに下読みは候補を絞るための作業ではありますが、そんな中でもはみ出してしまう、カテゴリーエラーでも光り輝いている作品は、下読みさんも知らせてくれたりします。
「この作品、他のレーベルでもいいから世に出ませんかね!」って惜しんでくださる方もいます。

2017/04/12 15:08

そして、選考を経て編集者との付き合いが始まったら、

・担当編集がついたら、担当を利用しまくってください。編集はマゾなので喜んで対応します(佐々木先生のように、情報収集頼まれたらがんばっちゃいます)。Sっぽい編集でも同時にMです。
・創作に関して忌憚ない意見を言ってくれる友人がいるなら、大事にしてください。このひとは書けるな!という作家さんには、たいてい長く応援している友人達がいました。
・ただし、志望者同志の集まりはあまりオススメしません。

2017/04/12 15:10

やる気になるアドバイスだなあ。チヒロさん、ありがとうございます。

>・ただし、志望者同志の集まりはあまりオススメしません。

ここ、聞いてみてもいいですか?
web作家の方達はみんな仲良く集まってるイメージがあるのですが(実態を知らないので私のイメージです。間違ってたらどなたか訂正をお願いします)それとはまた違う? プロになったら投稿している方達とはあまり交わらないほうがいいということですか?

2017/04/12 15:21

>web作家の方達はみんな仲良く集まってるイメージがあるのですが/それとはまた違う? プロになったら投稿している方達とはあまり交わらないほうがいいということですか?


ウェブの作家の方たちは、仲良く集まっているイメージがありますね。お互い書籍化されると購入しあうというのは本当でしょうか(そして買ったことを報告しあうのでしょうか)。それで良好に関係が築けて、作家活動がスムーズになっているなら、全然ありだと思います。

ウェブにも書くし、新人賞も応募するという方もいらっしゃるので、一概には言えませんが…私が個人的にオススメしないのは、新人賞の投稿者のコミュニティですね。嫉妬渦巻く足の引っ張り合いなんてことにはならなくても、切磋琢磨するだけの美しいコミュニティなんてなくて、属していて苦しくなる場面は多いと思いますし、それ以上に、

コミュニティ内での各賞や編集部に関する噂話等は、不思議と当該編集部内にまで流れてきます。(なんでだろ~)
投稿作品の名前をみて、「あの噂を流したひとか~」ってなるときはありました。
ペンネームがちがっていても、わかるものです。

プロになると、アマチュアのコミュニティに惑わされることはなくなるでしょうし、自然と足が遠のくものかと思いますので、デビュー後はとくに気にしないで大丈夫です。後輩や弟子の面倒を見るプロ作家さんは尊いです!

2017/04/12 15:34

くり返しですが「効果的に伝えたい・わかって欲しい」についてひとつ添えさせてください。
今回のこれは座談会なんですが、でも「発信するのなら、どのような場で、どういう人に向けて、なにを発したいのかを意識しよう」と思ったうえで、私の書き込みが決定されます。が、普段の私を知ってる人にとってはこの座談会の私はもしかしたら違和感を覚える私であるかもしれません。
正直、私は、日頃、こういうキャラではないよ?

私は、自分が楽しんで、かつせっかくだから、いろんな人が私と一緒に楽しんで、もしかしたらついでになにかその人にとっていいものを拾ってくれる場を作ってみたかったので座談会をやってます。
いろいろ考えたけど、受けなかったとか、だめだったとかは、やってみたらわかることですが、だめだったときはそのときにまた考えて、やり直せばいいだけ。

このへん、私と同じ思考回路を持つことはクリエイターの皆さんはとても苦しいと思うんですが、あえて提案しておきますね。

自分のものが受けないのは、自分のせい。← これは自分でどうにでもなること。
自分じゃない人のものが受けてるのは、自分には関係ない。 ← 他人の努力もしくは才能の結果で自分とは関わらないことである。

嫉妬の炎が心地よくてむらむらと創作意欲の湧く人と、そういうゾーンに入っている期間は別ですが、そうじゃないならどうにかしてそこから離れてね。まあ、その「離れる」が難しいんだよね。
そこ、脳の話でどうにか補足できるのかに期待している。 ← 他力本願。

2017/04/12 15:43

架神先生、ありがとうございます。はじめまして、たけうちです。

>なんでたけうち先生に名指しして頂けたのか分からないんですが
それはもう!。そりゃもう! ←たぶん、架神先生以外のパネリスト全員がこれでわかると思います。すみません、ふざけてるわけではないんです。お忙しいところ、おいでくださって、本当にありがとうございます。

>至道先生、ありがとうございました。

2017/04/12 15:57

架神先生

脳の話、話し始めると止まらないのですが(汗)、今回の座談会のテーマとは方向が違いますので、本当はもっとあれこれ書きたいけど…辛抱しています。
でも機会がありましたらぜひ、架神先生のお話をお聞きしたいし、わたしもそういう話題に参加したいです。
よろしくお願いします。
私信になってしまいまして、皆様、申し訳ありません。

佐々木先生
宿題になっているテーマをもう少し、直してきます。今しばしお時間をください。

…うん? 脳の話で補足…?

2017/04/12 16:04

>りうとさん
↓ これ、脳でごまかして納得するロジックってないんですか?

「自分の書いてたものの良さを見つけてくれない」受け手という不特定多数と向き合うことに疲弊しているのではないでしょうか。


説明されても私にはまた「なんだか、わかんなかった」になりそうですけど……。でも私がわかんないということは、私以外の方たちのなかの一定数が「わかった」と楽になれる呪文のような気もしたので、ふった。

2017/04/12 16:14

>私は、自分が楽しんで、かつせっかくだから、いろんな人が私と一緒に楽しんで、もしかしたらついでになにかその人にとっていいものを拾ってくれる場を作ってみたかったので座談会をやってます。

座談会をやってみて意外だったのは、自分が一番勉強になっていて、自分が一番楽しんでいたことだったですね。
数日間にわたってじっくりと考えながらコミュニケーションの機会を得る場所って他になくて、普段の日常会話やメールのやり取りでは決して為しえない様々な物事が見えてくる感じでした。自分の考えが適切に整理されていくのはもちろん、相手のことも今まで以上に理解できるようになりました。

最初はユーザーさんとの情報共有や、ユーザーさんに色々な物事を真摯にお伝えしていける場にしようと考えて座談会を始めてみたのに、今ではこの座談会がぼくにとって必要な日常になってます。
これからも自分の大学として、自分が一番活用していきたいと思っています。

2017/04/12 16:15

>嫉妬の炎が心地よくてむらむらと創作意欲の湧く人と、そういうゾーンに入っている期間は別ですが、そうじゃないならどうにかしてそこから離れてね。まあ、その「離れる」が難しいんだよね。

自分の場合は、日常的にそこから離れることができている状態ですね。周りが何をどう言おうと、自分の心には影響がない状態が保たれています。そういう状態なのは、単純に忙しいからです。
忙しくしていると、色々なことに嫉妬したり、噂ばなしに興じたりしている余裕はなくなります。たしかに時間に追われて大変なんですけど、精神は安定しています。精神が安定しているから、忙しくても気負いなく執筆もできるし、やりたい創作にも真っ新な気持ちで向き合えます。

だからぼくは忙しい状態が大好きで、ハングリー精神の炎が消えてしまった今でも、ワーカホリックな部分だけはそのまま残ってしまってますね。忙しさは精神安定装置です。

2017/04/12 16:22

>本当はもっとあれこれ書きたいけど…辛抱しています。


脳を突き詰める座談会というのも、いずれやってもいいと思いますよ~! 普通に面白そうですし。

2017/04/12 16:24

>佐々木さん
↓ これ、脳でごまかして納得するロジックってないんですか?
「自分の書いてたものの良さを見つけてくれない」受け手という不特定多数と向き合うことに疲弊しているのではないでしょうか。

えっと、まだ書いても良さそう?  すこし進めてみますね。
「脳はごほうび欲しがり屋」です。
しかも「すぐ欲しい」。
さらに「かけたコスト以上に報酬欲しい」

その報酬が、不本意なほど少なかったとき、あるいはゼロだったとき、
「無駄足踏んだぜ」
「二度と同じことをしないでおこう」
「人間本体(大脳あたり)に、そう強く思い込ませよう」
「でも自分(ハードディスク脳)がだめだったと思いたくない」から

「自分以外の誰かが(何かが)至らないのが悪い」
そう結論づけて、安定しようとする…たしかこの作用に名前あったと思うんですが、忘れました。

「書いたけど報酬少ないだろうが!」と不満を持った脳が
「読んでくれない読者数」を想定しては、不快成分を出し続ける(実際には日本だったらどんなに売れっ子作家の書いたものでも一億一千万人以上は読まないのだが、そのあたり脳は考慮しない)。

書き手本人は意思で「書こう」とする。
それで、脳と意思が綱引きしたり戦ったりして、心理を司る脳がくたびれる。
そういう図式だと思います。

脳がごまかせるかどうかはわからないけれど、
たとえば、読者さんがたったひとりだったら、
「一億二千万分の一…の奇跡が自分の身に起きているんだなあ」とか
世界レベルで
「六十億分の一と巡り会ってる! アメイジング!」
と、希少性でもって脳への報酬にすると、もしかしたら
「やった、ごほうびだ」と脳が思うかもしれない。

2017/04/12 16:20

なるほど……と思うと同時に「脳ってじつはバカなんじゃない?」みたいな変な気持ちになった。
欲しがりやさんなのか。
そんな贅沢な脳はいらないのでもっと贅沢をさせてくれる裕福なおうちの脳におなりなさいと、自分の脳を取り外してそのへんのお金持ちのおたくの前に「かわいがってください」と手紙を書いて去ってしまう自分の姿を想像しました。

2017/04/12 16:52

>至道さん

こんなに楽しい場を貸していただきありがとうございます。
忙しさは精神安定装置です。

パワーワードだ……。

2017/04/12 16:56

私も脳つながりで、発言してみてもいいですか?
ちがうよ!ってなったらご指摘ください。

2017/04/12 16:00

いい嫉妬とよくない嫉妬がありますね。

このまえなんとなく見ていたテレビで、第一線のCMプランナーが座談会をしていて「嫉妬は原動力」「●●さんにあまりに面白いCMを作られると、自分には無理だと絶望するけど、CM作りはやめられない」みたいなことを言っていました。

CMみたいに短くない「小説」には「いい部分しか見えてこない」ものはないから、ある作品の質に脳が感動していても、防衛機制で粗さがしをしてしまうことがあるのだと思います。で、「他人の才能に対する嫉妬」と「他人の作品ばかりが評価されたことによる嫉妬」が混同した時、頑張れなくなるのだと。

私は単著がないのに漫画家を名乗るのにはコンプレックスがあるのですが、
大きな書店に行ったとき、元気がないと「こんなに漫画を描いている人がいるんだから、私の出る幕なんて一生ないな」と思うし、元気があるときは「こんなに沢山単行本があるんだから、私のがあってもいいはずだよ」と思ったりします。

その気分の差は、「焦りと罪悪感の有無」かなと思いました。
「いついつまでにネームを描くつもりだったのに、忙しいとか他の用事を理由にできていない」等、自分で設定したはずの目標が達成されていないとき、そういう焦りや罪悪感がでます。

てことは、ちょっとした目標を日常的に達成しておくと、心が健康な状態で頑張りが続けられるのかもしれない。
(ちょっと、自己啓発っぽくなってきましたかね?)

となると、書き終わっていない人でも、少しずつ、楽に達成できる文字量で執筆を積み重ねていけば、ゴールにたどり着くし、病まないのではないでしょうか…

熱に浮かされたように数日間で書いたという作品も素敵ですし、
こつこつと、タスクの積み重ねで健康に書きつづけた作品もいいですよね。

2017/04/12 17:05

>そのへんのお金持ちのおたくの前に「かわいがってください」と手紙を書いて去ってしまう自分


この一文で三分くらい笑えて幸せ

2017/04/12 17:10

>書き終わっていない人でも、少しずつ、楽に達成できる文字量で執筆を積み重ねていけば、ゴールにたどり着く


本当に。書いているときに幸せだとさらにいいですね。執筆中の幸福感は脱稿後にも作者を助けることがあるから。

2017/04/12 17:17

>執筆中の幸福感

書いてる時にめちゃくちゃ楽しい時と、書いてる時に死にたくなるくらい辛い時があるのはなんなんでしょうね。
常に前者ならラクなのになー、と思うんですが。

2017/04/12 19:18

>佐々木先生

> ↓ これ、脳でごまかして納得するロジックってないんですか?
> 「自分の書いてたものの良さを見つけてくれない」受け手という不特定多数と向き合うことに疲弊しているのではないでしょうか。

実際問題、ある一定以上の作品になると、「評価してくれる人の割合」が違うだけだと思うんですよね。
おれの漫画作品も打ち切りになりましたけど、「好きでした」って言ってくれる人はたくさんいるわけです。
ということは、その「好きでした」層の割合が商業的にペイできるレベルではなかったというだけで、それは作品の善し悪しとはそれほどまで関係がない気がするんですよね。いや、商業的な意味ではペイできなかったのだから良くはないんですけど、かといって作品自体が絶対的に否定されるものではない。

となると、自分の書いたものが適正に評価されないというのも、受け入れてくれる層の割合が少ないだけなので、そう考えると、「層の割合を増やす」という方向に思考をシフトさせられないかなあ、と思ったりします。全否定されてショックを受ける必要はなく、「受け入れてくれる層が少ないんだな」みたいな。

まあ、実際、多少でもリアクションないと、そういう認識をするのは難しい気がしますが。全ての人に受け入れられる作品が作れないのと同じように、全ての人から否定される作品ってのもなかなか無いと思います。

2017/04/12 19:29

>架神先生

ご意見ありがとうございます。
……実は、悪口、ではないのですが、ジャンプを定期行動力しているときに、「今週の○○すっごい面白かった!」っていうのが上手く言語化出来たときは、何度か架神先生のサイトの掲示板にお邪魔しようかな、と思ったことはあるんですよね……。
ただ、やっぱりなんか、しり込みしてしまって未だに出来ていませんが。

>ただ一点、弊害として「いつも人の悪口を言ってる怖い人」って思われるようになります。

ここの弊害が、自分の中では結構やっぱりきついです……なんか、こういうのの参入障壁の感じ方も男女差があるような。でもないのかな。

2017/04/12 19:44

siril_nagi

>架神さん

イケダハヤトさんの座談会で四月半ば〆切りの自己申告されてましたが大丈夫ですか。こちらの座談会読んでかつ書き込みありがとうございます。

>自分の書いたものが適正に評価されないというのも、受け入れてくれる層の割合が少ないだけなので、そう考えると、「層の割合を増やす」という方向に思考をシフト

建設的で前向きなのは、そこですよね。やはり。ただ、なかなかそれを渦中の皆さんは飲み込めないし、そしてペイできないとなると次があるかが不安なのでぐるぐるする。

架神さんは自分のキャラのままボドゲ紹介動画チャンネルとか作らないんですか? 長いやつはみんな見てくれないと思うので「おもしろいところだけ編集」して、だいたい五分、ご自身のキャラアイコンをゲームのコマに仕立てて、他の参加者もキャラ立てしたうえで、ツイッターとかブログとかトークメーカーとか、オンタイムでやってるところを閲覧者と連動させられるものとうまくかみ合わせて、視聴者参加型の大喜利ボドゲを定期的に編集してまわしていったら、おもしろそうなので私は見ますよ!
もしくはもうやってたら教えてください。


2017/04/12 19:59

私、ゲーム好きで、好きすぎなので「なんかそれをどうにか形にしたいけど」と前に考えてて「サイコロの代わりに閲覧者のリアルタイムアンケート」で行動が変わるという形で、ゲームを、自分が飽きない感じで動画配信し続けたら楽しそうだなーって思ってたんですよ。
でも自分が楽しいだけで、見てくれる人を楽しめる大喜利力は私にはないなーってなって、やらないままいまに至る。
たぶん探したらどこかにそういう人がいそうだなと、ふと思いだしたので書きました。どこかにそういうチャンネルがあったら誰か教えてくださいませ。

2017/04/12 20:15

りうとさんが夜に向けて、私の無茶ぶりの次のターンを書いてくれる気がするので(確認はしていないので勝手に思っているだけ)長くなるだろうと次の会場を開きました。
皆様、次の会場に移動お願いいたします。

2017/04/12 20:26

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