ソラミミ×DIAMOND

瑠備姉妹

エピソードの総文字数=605文字

 草里そうり かえではやはり、またパレード潰しを持ちかけてきた。
 わたしの家に直接来て、象がいるのを当たり前のように確認して、
こんにちは
と象に挨拶していた。象も象で、無邪気に応えている。
ぱぽー
新しく連れてきたよ
と言う草里の後ろに、二人の女生徒が控えているのに気づく。
 ましな部下を連れてくる、なんて言ってたな。
瑠備るびカヲリと瑠備シヲリ
 姉妹、か。瓜二つで双子のようにも見えるが、妹のカヲリはわたしたちと同級で、姉のシヲリの方は一学年上なのだということだった。
その、どうぞ初めまして……シヲリさん、カヲリさん
 こないだの四副しぞえさんのこともあるし、この姉妹も巻き込またのじゃないかという思いが挨拶に出てしまい、躊躇いがちな態度になってしまう。
 対して二人は、おしとやかな微笑で返した。にこやかだが思慮深い印象がある。気品のある姉妹だ。戦いなんて、できるのだろうか。
あの、どうぞあがってください
いや……
と草里が言いかける。
それはわるいですわ。いきなりなのに
 言ったのは、シヲリさんの方、かな。
そうだな。片付けとかもしてないかもだし
 草里はぶっきらぼうだな。とりわけこの二人が上品なので余計そう思える。
だいたい小象がいるから、四人は入らないかな?
 ふふふ、と姉妹は微笑。わたしもふふふ、とやってみるけど、全然合ってなくてげんなりした。
お近くのカフェにでも、いかがです?
 カヲリさんの方、かな。見分けが付かない。

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