ソラミミ×DIAMOND

これから、わたしたちどうなるの

エピソードの総文字数=616文字

 朝のホームルーム。担任の赤居あかいが入ってくる。いつもと変わらないような少しだけ不機嫌のような。この先生は大抵感情をあらわにしないけど。
 そうだ。また死者の報告でもするのかな。そう言えばもう何人……

皆さんに、お伝えすることがあります

 最初に死んだ四副しぞえ瑠備るび姉妹、草鳥くさとりら三人、それからこないだの……

パレード潰しをした人がいる

 えっ。

先週また一人、隣のクラスの生徒が亡くなっていますが、上の学年も合わせて七人。皆、どうやらパレード潰しに関わって死んだ。いいですか、皆さん

 わたしは草里そうりを横目でチラリと見る。赤居はまだ続けている。どうする? 草里。草里はわたしに目もくれず、いつもと変わりない。かったるそうな表情。
 あれからも草里は、永眠画廊や裏町の業者とかにも通っていたそうだけど、もしかしてどこかから漏れたのか……仮にそうでなくても、この一ヶ月程で七人、死んでいる。わたしたちにはどこかあたりまえのような感覚になっていたけど、考えれば、普通ではない。

草里さん。このあとすぐ、職員室に来てください。一時限目は自習になります。以上です

 赤居はそう終えた。草里……草里は、変わりない。次の瞬間。

待った!

 草里が立ち上がった。
 教室を出て行こうとしていた赤居が、立ち止まる。

草里さん……あなたを学園でも常に上位の、優秀且つ思慮深い生徒だと思っていましたが、今のあなたは違うようですね? それが、あなたの本性なのですね

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