ハロウィンナイトカフェ

店奥のテーブル席7「芋づるデカ feat.ハロウィンナイトカフェ」黒名ユウ

エピソードの総文字数=1,338文字

色々飾りつけてあって、にぎやかな感じのカフェっすね。お客さんもウェイトレスさんも若い子ばっかりで……
「いらっしゃいませぇ~♪」だって。可愛いッスよね、お芋さん。
馬鹿野郎テメエ、頭に「お」をつけるなっつってんだろが。
←俺の名前はカボチャ・・・・・・じゃなくて、芋山鶴お。人呼んで芋づるデカだ。
弱点は名前の頭に「お」をつけられるとかなりマヌケな感じになることだ。
そこはイモさんって呼べよな。いつも言ってるだろ。
すいません忘れてました。
コイツは相棒の如月ピアノ↑
見ての通り頼りない新米だ。
特技はイケメン。

あと、物忘れ。

とにかくコイツはすぐ忘れる。モノを憶えねえ。

なんで皆オバケみたいな格好してんすかね?
ハロウィンだからだろ。
ハロウィンて何すか?
朝から何遍説明させんだよ!
(面倒くせぇ)
……仮装パーティだよ。
えっ!? 俺たち仮装してないっスよ? いいんすか?
いいんだよ。
俺たちは仕事なんだから。
マジッすか!?
何の仕事っスか!?
張り込み中の刑事だよ! 俺たちは!
いい加減にしろ!
マジっすか! 刑事っスか? やっべえ、マジパねぇ。
いや、自分の職業ぐらい憶えてろよ……。
で、誰を捕まえるっすか?
あっ! このオバケどもを……
ゴーストバスターズじゃねえんだよ!
ここにはメシ食いに来ただけだ。
さっきまでずっと外で張りつきっぱなしだったからな。
なるほど!
それで、食事……と。
見ての通り、ピアノは異常だ。
物忘れが激しいってレベルじゃねえ。

……だが、相棒だから仕方がない。
奴にはいつもメモをつけるように言っている。
俺は面倒見がいいからな。
ピアノは、今も嬉しそうな顔をしてメモをつけている。

ん? 俺、なんかメモするようなこと言ったか?
おい、そのメモ見せてみろ。
いっスよ!
「食事中」
「ゴーストバスターズではない」
やれやれだぜ……だが、「ゴーストバスターズ」の方のメモは役立つかもしれないな。特に今夜は。
それじゃあ、カツ丼頼んでいっスか?
なんでだよ?
だって、刑事さんっスよね?
馬鹿。それじゃ取り調べだ。
俺たちゃ二人とも刑事だろうがよ。
うはっ! マジっスか!?
自分をなんだと思ってたんだよ。


だいたい、ここはカフェだぞ。
カフェにカツ丼なんかあるわけねえだろうが。

ふむふむ、なるほど。
「カフェにカツ丼はない」
(落として誰かに拾われたら大変なことになりそうだな、この警察手帳……)
(まあ、いいか)
それより喉乾いたな。
混んでるからか、なかなか水持って来ねえ……おい、ちょっと店員さん呼んでくれ。
わかりました!
オバちゃん、お水~!
はい只今ー!
……。
オバちゃん、お水~!
はい只今ー!
……。
オバちゃん、お水~!
はいはい只今ー!
……。
オバちゃん、お水~!
少しお待ちくださ~い!
オバちゃ……

いい加減にしねえかコノヤロウ!
痛っ!
な、殴らなくても……。
一度でいいんだよ!
迷惑だろうが!
それに、定食屋じゃねえんだ。オバちゃんなんているわけあるか!
ウェイトレスは若い子ばっかだって、さっきお前自分でも言ってたろ。
すいません、忘れてました。
ごめんねぇ~、オバちゃんグズで。ハイ、お水。
いるのかよ!
「芋づるデカ feat.ハロウィンナイトカフェ」 Fin
 
黒名ユウ


……タイトルつけ忘れちゃってました。ごめんなさい><
ハッピー・ハロウィ~ン!

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