マジカルミュージック

10月定例コンサート①

エピソードの総文字数=2,290文字

    遂に一〇月三一日……アメリカのとある仮装パーティーで有名で「お菓子をくれないと悪戯するぞ!!」と言いながら、お菓子をもらう日がやって来た。歌音たちは、音楽定例会を迎えた。服装は、いつもの本番用の制服に着替え、歌音たちはリハーサルに望んでいた。
2017/09/27 14:58
う~ん……まだ完璧ではないけど。いつもよりは良い感じだわ。チューバが特に頑張ってるわね
2017/09/28 12:33
それは、当然です。私も聡太さんと一緒に一杯練習しましたから
2017/09/28 12:34
本番もこれで心配しなくても吹けるぜ♪    本番もよろしくな、マエストロ♪
2017/09/28 12:35
うん……分かってるわ。皆で最高の音楽を観客に届けましょう!!
2017/09/28 12:36
はい!!(全員)
2017/09/28 12:36
    控え室は、男女別に用意された。それは、男女の着替えなどがあるからだ。今回のコンサートは、ミラージュ音楽学園高等部吹奏楽科を売り込むために行われるものだ。手を抜くわけにはいかない。

    歌音は、制服のジャケットを脱ぎ、椅子に座った。他の人たちは、仲の良い者同士で雑談をしたり、譜面の最終チェックをしていた。

    歌音も椅子に座り、スコアのチェックをする。

2017/09/28 12:37
頑張ってるわね、歌音
2017/09/28 12:43
渚こそ。今日は、クラリネットパートの中でも一番音が綺麗に聞こえていたわよ
2017/09/28 12:44
わーい!!    歌音に誉められちやった♪    今日は、悠や里紗にも勝る気がするわ♪
2017/09/28 16:19
でも、どうして悠くんや里紗は本気を出さないんだろう……
2017/09/28 16:20
    渚は一息飲んでから、
2017/09/28 16:21
まぁ、個人にも色々と問題はあるでしょうね。里紗もいつまでもくよくよとしているけど……早く成長してもらわないとね。悠も本気だしてもらわないと全国なんて夢になっちゃうわね
2017/09/28 16:22
    と苦笑いを浮かべて言ったのであった。
2017/09/28 16:23
それを実現させるのが、私の存在なのだから……。渚、私たちは全国に行くのよ!!   あの頑固なクラスメイトたちを何とかするのは私の役目なの
2017/09/28 16:27
さすが、歌音ね♪    じゃあ、今日の本番楽しみにしているわね♪
2017/09/28 16:29
うん……渚の演奏も楽しみにしているわね♪
2017/09/28 16:58
    歌音は、笑顔で渚を見つめた。渚は、納得したのか歌音のもとを離れ、里紗の近くに行き、背後から抱き締めている光景が目に入った。里紗は、邪魔くさそうに振り払おうとしているが、渚の抱き締める力が強いのかもがくのを諦める、じっとしてしまった。まさに百合の風景が目の前に広がっている。歌音は、美園にキスされた過去を思い出したが頭を振り、忘れ去る努力をしたが、忘れることは出来ずに、脳裏に貼りついたままになってしまったのはいうまでもない。
2017/09/28 16:58
あぁぁぁ~!!    思い出したくなくても思い出しちゃうよぉ~!!
2017/09/28 17:05
    歌音が大きな声をあげた事でクラス女子の視線が歌音に集まる。
2017/09/28 17:05
どうしたの、歌音?!    いきなり大きな声出したら皆驚くじゃないの!!
2017/09/28 17:06
ごめん、明里ちゃん……。ちょっと嫌な事を思い出しただけだから……。皆、練習や雑談続けて大丈夫だよ
2017/09/28 17:07
何思い出したの?    もしかして美園にキスされた事?
2017/09/28 17:08
    どうして明里にバレているのか歌音には何故か分からない。歌音は、そのまま案山子のように固まってしまった。
2017/09/28 17:09
もしかして図星?
2017/09/28 17:10
 全てを見透かしたかのようなルビー色の視線が歌音を見つめてくる。歌音は、項垂れ全ての発端を明里に話すことになったのである。
2017/09/28 17:11
あれは、どう考えても事故なのよ。美園が可笑しくなったのに気がついたときには遅かったの。気がついたらキスされていたのよ。しかも、けっこう深いやつ……。圭くんが涙目で見つめていたんだけど……。何故なのかしら?
2017/09/28 17:12
もしかして、圭は歌音が好きなのね♪
2017/09/28 17:14
それは無いわね
2017/09/28 17:15
    歌音は、全力で否定する。圭と恋愛していると勘違いしている人が多いみたいだ。友達以上恋人未満だ。歌音は、ずっとそう思ってきたのだ。

    しかし、周りが見るからにそうとは思えないぐらい仲がよく見えているのかもしれない。明里は、マシンガントーカーだ。更に、歌音と圭の関係性を追求してくる。

2017/09/28 17:15
嘘つかなくて良いのよ?    私は、全て見透かしているのだから♪    今、ここで全て話してしまいなよ
2017/09/28 17:18
嫌だよ!!    何故、ここで皆に暴露しなくちゃならないの?!    私には、好きな人なんていないんだから!!    これだけは、約束できるわよ!!
2017/09/28 17:22
圭お兄様に思いっきり甘えていたくせにそれを言える立場ですの?
2017/09/28 17:23
うっ……あれは、熱に魘されていたからで……頭のネジがぶっ飛んだからなのよ!!    だから、好意などは無いわよ?
2017/09/28 17:34
怪しいですわ。それに圭お兄様可哀想……
2017/09/28 17:36
    歌音は、本当はずっと我慢してきていた。初恋は、あの時の鉄道事故で助けてくれた少年だ。

    しかし、最近それが揺らぎ始めた。あの時出会った少年が、圭と重なる点が多いのだ。歌音は、誰に恋をしているのか分からなくなってきているのだ。結愛に言われて分かった事がある。

2017/09/28 17:36
多分、圭くんは私が好きなのよね?
2017/09/28 17:39
当たり前ですわ!!    ワタクシは知ってますのよ!!    圭お兄様は、ずっとあの時から鉄道事故で助けた女の子に恋をしていますわね。それは、叶いそうでなかなか叶わない恋を……
2017/09/28 17:40
それって、圭くんはずっと私の事が好きだというの?
2017/09/28 17:41
そうですわね。忘れたことはない、とか言ってましたわよ
2017/09/28 17:42
    歌音は、ずっと間違えていたのだ。圭の思いとは裏の事を考えていたに違いない。

    それはまさに……

2017/09/28 17:43
両片思い……良い響きだね♪    あたしは、そういうの大好物なのよ
2017/09/28 17:44
    明里の言葉に歌音は、とあることに気がついたことがある。皆に聞かれていることに……。歌音は、恥ずかしくなり顔を真っ赤にさせ、皆の視線から逃げるように下を向いたのであった。
2017/09/28 17:45

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