マジカルミュージック

作戦

エピソードの総文字数=1,244文字

それって無理じゃないの?    今のご時世何があるか分からないのに?
2017/05/21 23:34
    長い沈黙の後に続いて出てきた言葉は、とんでもなくぎこちなく拙い言葉になった。歌音は、恥ずかしくて俯いてしまう。それでも一成は気にせず、話を続ける。
2017/11/01 21:34
何回も繰り返されているのは大事な誰かが死ぬことによって起こってるんだ。そうとしか言えないだろう
2017/05/21 23:35
でも、誰がループさせているのか分からないのにスパイみたいなこと出来ないよ
2017/05/21 23:37
良いか、歌音。お前は、指揮者としてミラージュ音楽学園に合格したんだ。クラスを纏める指揮者でもあるんだ。多少の事があれぞ、お前の力はこのループを終わらせるために必要なんだ。
それだけは、覚えていてくれよ。
2017/05/21 23:38
自信がないけど頑張るよ。どんな人とクラスが一緒なの?
2017/05/21 23:40
    誰が同じクラスになっているのか分からないと話が始まらない。歌音は、聞き出そうとしたが、一成に拒否された。
2017/11/01 21:36
それは、まだ言えない。40人クラスだ。男女半分ずつだ。かなり癖の強いメンバーが揃っているぞ(笑)
2017/05/21 23:41
私の能力は、前みたいにならなければ良いんだけど……
2017/05/21 23:43
    歌音は、昔自分の能力が招いた痛い過去を思い出した。自分の能力のせいで友達が出来なかったことやいじめを受けたことも……。この能力は、厄介だ。歌音は、自分の能力に自信を持てない。
2017/11/01 21:37
大丈夫だ。皆、能力は高いからなんとも言われないだろう。少しは、自信を持て
2017/05/21 23:44
うん……。私は、どうしたら良いの?
2017/05/21 23:44
    歌音は、不安げに一成に言った。

    一成は、表情を変えずに歌音に今回の戦いに大事なヒントを告げる。

2017/11/01 21:40
とりあえず、クラスメイトと関わりを持った方が良い。それが、ループを終わらせる1つの方法だろう。後、片っ端から死亡フラグをへし折る。友情や恋愛は、誰とでも出来るが、ある程度昔からの付き合いで元々仲の良い奴らもいるだろう
2017/05/21 23:45
かなりざっくりした説明だけど分かった。頑張ってみるよ、お兄ちゃん。後、何かあったら助けてね
2017/05/21 23:49
分かった。だが、学園内や寮では「 お兄ちゃん 」は禁止だからな。「 柏原先生 」と呼べよ。やり取りは、主にメールでやっていこう
2017/05/21 23:50
分かった、お兄……じゃなくて柏原先生


2017/05/21 23:52
まあ、良しとしよう。明日は、入学式だからなぁ。引っ越しの用意は、終わっているし早く寝ておけよ。明日から忙しくなるからな
2017/05/21 23:53
    明日には、このアパートを離れ、学園のある町に引っ越しすることになっている。

荷物は、もう何も残されていない。残されているのは、毛布二枚だけだ。

    歌音は、毛布に足を突っ込み、一成に眠そうな表情を見せる。

2017/11/01 21:43
分かった、お兄ちゃん。おやすみなさい。明日からまたよろしくね
2017/05/21 23:54
お休み、歌音。
2017/05/21 23:56
 歌音が、部屋から去った後、一成は一人でこう呟いた。
2017/05/21 23:57
 俺は、今度こそ大事な生徒、亜里沙、歌音を失わない。絶対に守ってやる。どんな敵からも……
2017/05/21 23:58
    一成の声は、むなしくその場に響いた。

    明日からは、新しい日常が始まる。この日常は、後に非日常が当たり前になってしまうとは知らずに……。世界は、残酷にも破滅に進み始めた。

2017/11/01 21:47

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